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価格や発売日は後日発表

Astell&Kern「AK320」発表。AK380がベースの新スタンダード機

公開日 2015/11/24 10:00 編集部:風間雄介
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(株)アユートは、Astell&Kernブランドの新製品として、DAP「AK320」を発表した。

Astell&Kern「AK320」

サイズはAK380と同じだが細部には違いがある

AK380で実現したサウンドをより多くのユーザーに届けるべく開発したモデルで、AK380の基本設計を踏襲した新スタンダード機という位置づけ。外形寸法や質量はAK380とまったく同じで、デザインもほぼ同様。

製品の詳細や日本での発売日、価格は未定としている。AK380の直販サイト価格は499,980円だが、これより安価になることは確実だ。

AK380との大きな違いは、ネイティブ再生できるフォーマットが、最大192kHz/24bitのPCMとなり、DSDのネイティブ再生は行えないこと。DSD再生は176.4kHz/24bitへのPCM変換となり、なおかつ再生できるのは最大5.6MHzまでとなる。

またAK320では、384kHz/32bitのPCMは192kHz/24bitにダウンコンバートして再生される。なお、AK380はDSD256(11.2MHz/1bit)や384kHz/32bit PCMのネイティブ再生が可能だ。

また内蔵メモリーも128GBで、AK380の256GBの半分。ほかにmicroSDスロットを1基備え、最大128GBまでのカードを使用可能。あわせて256GBまで容量を増設できる。

筐体のデザインも、AK380と似ているが、ボリュームダイヤルなど細部を比べると違いがある。メタルタッチセンサー・ホームボタンも備えているのはAK380と同じ。

こちらはAK380の前面部

AK380の背面部

筐体の素材も、AK380やAK240がジュラルミン(AK240にはステンレスモデルも存在)だったのに対して、AK320は高剛性のアルミとなる。これはAK120IIやAK100IIと同じ仕様だ。

筐体はアルミ製

デザイン上の大きな違いはボリュームの部の取り付け位置と回転方向だ

ボディカラーもAK380が「メテオリックチタン」でやや黒みがかっているのに対して、AK320はガンメタルとなっている。

画面の下の金属部にメタルタッチセンサー・ホームボタンも備えている

AK 4490のデュアル搭載や測定数値はAK380と同様

DACはAK380と同じく、旭化成エレクトロニクスの「AK4490」をデュアルDAC構成で採用。これについてもAK380と同じ構成となる。

端子類も3.5mmのアンバランス/光デジタル兼用出力、2.5mmのバランス出力端子を搭載。また拡張ユニット用のバランス出力端子も備えている。AK380用のオプションであるAK380 AMPや、近日発売予定のAK CD-RIPPERも接続できるという。

クロックには、VCXOリファレンスクロックを搭載。ジッターを200femto秒まで抑えている。

ディスプレイは4インチ液晶で、解像度は480×800ドット。機能面ではパラメトリックEQを搭載。20バンド、0.1dB刻みで調整できる。

そのほか、DLNA対応のネットワーク機能「AK Connect」も搭載。NASやPC、スマホ、タブレットなどの音源をストリーミング再生できるほか、楽曲ファイルを転送することも可能。さらにスマホやタブレットにアプリをインストールし、そこからAK320をリモートコントロールすることもできる。

様々な測定数値はAK380とまったく同一。周波数特性、S/N、ステレオクロストーク、THD+N、IMD、クロックジッターなどは同様の数値となっている。

Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/nに対応。Bluetoothはバージョン4.0で、コーデックはSBCとaptXに対応している。

外形寸法は約79,8W×約112.4H×約17.9Dmm、質量は約230g。microUSBケーブルやレザーケース、背面要保護シート、カードスロットカバーなどを同梱する。

【問い合わせ先】
アイリバーサポートセンター
TEL/ナビダイヤル 0570-002-220

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