Synology、4ベイNASキット「DiskStation DS416slim」。NAS用OS「DSM 6.0」正式版も公開

アスクは、同社が取り扱う台湾Synologyから、4ベイNASキット「DiskStation DS416slim」を発売した。価格はオープンだが、40,000円台前半（税抜）での実売が予想される。

本機は2.5インチドライブを4台取り付けられるNAS。クラウドソリューションと連携したデータ管理・バックアップ用途で使用可能だ。ほかにもDLNAに準拠したデジタルメディアサーバーやストリーミングサーバーとして使用でき、Apple TVやChromecastなどにも対応している。

また、多数のネットワークプロトコルをサポートし、Windows、Mac、Linuxなど異なるプラットフォームで効率的なファイル共有が行えるようにしている。インターフェースには、本体前面と背面にUSB3.0ポートを1基ずつ備え、背面にフェールオーバーおよびLink Aggregation対応のギガビットイーサネットを2基装備する。

Link Aggregation有効時のWindows環境RAID 5構成で、平均読み取り速度170.23MB/s、平均書き込み速度77.62MB/sを確保する。

ブラウザベースのオペレーティングシステム「Disk Station Manager（DSM）」を搭載し、直感的な操作ができるユーザーインターフェイスで、ストレージの管理から、データバックアップ、ファイル共有など多くの用途に対応する。そのほか、Synologyパッケージセンターからアプリケーションをインストール可能となっている。

機能面では、ルーターのポート転送設定無しで外部から写真、音楽、データを利用することができるクイックコネクト機能をサポートしている。

本体サイズは105W×120H×142Dmm、質量は0.66kg（ドライブ除く）。

また同社は、NASサーバー向けオペレーティングシステム（OS）をバージョンアップ。「DiskStation Manager (DSM) 6.0」の正式版を公開した。これにより、動画のリアルタイムコード変換およびオフラインコード変換に対応。動画ファイルをスマホ/タブレットなどの再生端末に最適化。オフラインコード変換し、飛行機などでも観賞できるようになった。

ビジネス向け機能面では、700以上のファイルおよびメタデータに対応した全文検索機能や5分おきにバックアップ作成を行うSnapshot Replication、1台のNASにより複数のNAS OSを実行するVirtual DSM、Docker DSMに対応する。さらにセキュリティの強化も行われている。

【問い合わせ先】
アスク
TEL/03-5215-5654