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プレイリスト作成機能も改善

e-onkyoがMQA配信開始。オンキヨー「DP-X1」とパイオニア「XDP-100R」がMQAに対応

公開日 2016/04/12 10:00 編集部:小澤貴信
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オンキヨーとパイオニアは、ハイレゾポータブルプレーヤー「DP-X1」および「XDP-100R」のMQA対応アップデートを本日12日より実施する。また同じく本日より、e-onkyo musicにてMQA音源の配信が開始される。

ONKYO「DP-X1」

PIONEER「XDP-100R」

DP-X1およびXDP-100Rは、ポータブルプレーヤーとして“世界初のMQA対応”になるとのこと。Google Playから専用音楽再生アプリ「Music」(無料)を最新版にアップデートすることで、MQAおよびMQA Studioの音源が再生可能となる。なお、現時点ではまだ最新版のアプリ提供は開始されておらず、本日夕方頃を目途にダウンロード可能になるとのこと。

MQAは英メリディアンが開発した音楽ファイル形式。独自のエンコーディング手法により、スタジオマスタークラスの高音質を実現しつつ、ストリーミングやダウンロードが容易に行えるほどファイルサイズを小さくすることができる。ファイル形式は通常の「MQA」と、アーティストやエンジニアが承認を行った、より上位の「MQA Studio」の2種類が用意される。

DP-X1とXDP-100Rでは、MQAが正しくデコードされて再生されている場合、画面上に緑色のインジケーターと共に「MQA」と表示される。またMQA Studio音源が再生された場合は、「MQA」表示とともに、青色のインジケーターが表示される。

「DP-X1」のMQA再生中画面

「XDP-100R」のMQA再生中画面

なお、今回のアップデートでは、両モデルにおいて「Music」アプリのプレイリスト作成機能の改善も実施している。

「DP-X1」のプレイリスト追加画面

「XDP-100R」のプレイリスト追加画面

両機に音楽ファイルを転送するためのソフトウェア「X-DAP Link」についても、MQA対応アップデート版を近日中に公開予定。現在公開中のX-DAP Linkでも両機へのMQA・MQA Studio音源の転送を正しく行えるが、各音源がFLACなどの拡張子で表示されるとのことだ。

転送ソフト「X-DAP Link」もMQAにアップデート対応予定(現行バージョンでもMQAの転送には対応)


e-onkyo musicでは2LのMQA音源を約90タイトル配信

e-onkyo musicでは本日12日より、ノルウェイの「2L」レーベルによるMQA音源の配信を本日より開始。約90タイトルを配信する。

代表的な配信タイトルは以下の通り。

・『2L』/V.A.
 (e-onkyoの配信ページ
・『SOUVENIR』/TrondheimSolistene
 (e-onkyoの配信ページ
・『MAGNIFICAT』/Nidarosdomens jentekor,TrondheimSolistene
 (e-onkyoの配信ページ
・『Quiet Winter Night』/HOFF ENSEMBLE
 (e-onkyoの配信ページ
・『SPES』/Cantus, Tove Ramlo-Ystad, Frode Fjellheim, Snorre Bjerck
 (e-onkyoの配信ページ

主なMQA配信タイトル

2Lは、オーディオファンにはお馴染みの、高音質な録音に定評あるレーベル。2007年のグラミー賞“最優秀サラウンド音響アルバム”受賞の『Immortal NYSTEDT』や、2009年のグラミー賞“最優秀スモールアンサンブルパフォーマンス”、“最優秀エンジニアアルバム”、“ベストサラウンド音響アルバム”を受賞した『DIVERTIMENTI』など、世界でも高い評価を得ている。

なお、ファイル・ウェブでは、DP-X1を使ったMQAの速報試聴レポートもお届けする予定だ。ご期待いただきたい。

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