SAEC「DM200H」やKIMBERのリケーブルも
<ヘッドホン祭>ULTRASONE「Tribute 7」やラックスマン「DA-150」など注目機が登場
4月29日(金・祝)、30日(土)と中野サンプラザで開催されている「春のヘッドホン祭2016」。本稿ではULTRASONE、ラックスマン、D&Mホールディングス、SAECブースについてお伝えしよう。
■ULTRASONE/CHORD
タイムロードは、ULTRASONEの全世界777台限定ヘッドホン「Tribute 7」(関連ニュース)を出展。2004年に発売した「Edition7」の復刻版で、ドライバーは40mmのチタニウムプレイテッド・マイラードライバーを搭載。特許技術「S-Logic Plus」や、「低域電磁波低減 ULE テクノロジー」なども従来から引き続き搭載している。
残念ながら当初5月14日としていた発売日はいったん延期となったが、ヘッドホン祭の会場でいち早くそのサウンドを体験することができた。ブースでは、CHORDの旗艦D/Aコンバーター「DAVE」と組み合わせた試聴も行っていた。
29日には、ULTRASONEのイメージキャラクター“ミスウルトラゾーン”を務めるタレントの延時成実さんも登場。ULTRASONEのヘッドホンの魅力を、来場者に自らアピールしていた。
■ラックスマン
ラックスマンは、28日にリリースされたばかりの小型USB-DAC「DA-150」を早速披露していた。こちらは、プリアンプが省略されたことを除けば、主な仕様は上位機「DA-250(関連ニュース)から踏襲。筐体が外形寸法182W×73H×277Dmm、質量3.3kgとコンパクトで、DA-100と同等のサイズになり、デスクトップや手元での使用がより手軽に行えるのが特徴だ。
DACチップにはTI社製「PCM1795」を搭載。USB入力は、最大192kHz/32bitのPCMデータと、DSDデータ (2.8MHz/5.6MHz) に対応。S/PDIF入力は、最大192kHz/24bitのPCM信号に対応する。USBのほかにも同軸1系統、光2系統のデジタル入力を備え、 CDプレーヤーやAV機器などともデジタル接続できるよう配慮している。
■ディーアンドエムホールディングス
ディーアンドエムホールディングスは、同社が取り扱うKIMBER KABLEから登場する新リケーブルブランド「AXIOS」を参考出展していた。ソニー「MDR-Z7」にリケーブルを供給して注目を集めたが、このたび自社でハイエンドヘッドホン向けのリケーブルブランドを立ち上げた格好だ。
ラインナップは、AUDEZE用(「LCD-X」シリーズ等)、Enigmaacoustics用、HiFiMAN用(HE1000)、McIntosh用(MPH1000)、MeSpeakers用(ETHER/ETHER C)、PIONEER用(SE-MASTER1)、ゼンハイザー用(HD800/HD650)、ソニー用(MDR-Z7)。
いずれもシングルエンド接続(3.5mmステレオプラグ/6.3mm標準プラグ)、バランス接続(3.5mm×2タイプ/3ピンXLR×2タイプ/4ピンXLRプラグ×1タイプ)を用意。長さは1.2/2.0/3.0/4.0/5.0mをラインナップする。5月頃の発売を予定。プラグや後述の木製シェルをユーザーが選択しての、受注販売になる予定とのこと。
ケーブルはFEP(フッ化エチレンプロピレン)を絶縁体に用いた、OFHC(高伝導度無酸素銅)を片chにそれぞれ8本ずつ使ったもの。これらをメッシュやPVC等のジャケットで覆うことなく、編み上げた状態のまま使用している。太さはかなりのものだが、柔軟で取り回しやすいとのことだ。また、両端の木製シェルは5タイプから選ぶことができる。
AudioQuestのヘッドホン「NightHawk」専用XLRケーブルも参考出展された。近日発売予定で、4ピンXLRタイプ(1.8m/税抜1.2万円)と、3ピンXLR×2端子タイプ(1.8m/税抜1.6万円)を用意する。「NightHawk」発売当初からバランスケーブルを投入するとアナウンスされていたものが、ようやく実現したかたちだ。
ケーブル導体にはPSC+を単線で使用。これを片chあたり5本使用している。シース内の配置はスピーカーケーブルに倣った方法にしているとのこと。audioquestの中核的スピーカーケーブル「キャッスルクロック」のミニチュア版とも言えるという。
同社ブースでは、デノンのDDFAヘッドホンアンプ搭載「DNP-2500NE」や、マランツのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「HD-DAC1」、デノンやB&Wのヘッドホンも出展されていた。
■SAEC
サエクコマースは、同社が取り扱うDynamic Motionブランドから新イヤホン「DM200H」を出展していた。発売は6月中旬予定とのことだ。
こちらはBAドライバーとダイナミックドライバーを同軸上に構成した「BEDドライバー」を搭載しているのが大きな特徴。“世界初”とアピールされている。BEDは「Bulls Eye Driver」の略。この名前は、ダイナミックドライバーの中央に特別な穴を設けていることに由来しているという。周波数特性等の詳細はアナウンスされていなかったが、ブースで配られていた資料にはハイレゾロゴがついていることから、40kHz以上までの再生が可能なようだ。
そのほか、SUPRAのケーブル群をずらりと用意。新製品となる“ポータブル向け”光デジタルケーブル「SUPRA ZAC」は、こちらは角型TOSリンクto光ミニ端子の「ZAC MinTos」と、光ミニto光ミニの「ZAC Mini」をラインナップ。どちらも0.15m(税抜10,500円)と0.3m(税抜10,800円)を用意している。
■ULTRASONE/CHORD
タイムロードは、ULTRASONEの全世界777台限定ヘッドホン「Tribute 7」(関連ニュース)を出展。2004年に発売した「Edition7」の復刻版で、ドライバーは40mmのチタニウムプレイテッド・マイラードライバーを搭載。特許技術「S-Logic Plus」や、「低域電磁波低減 ULE テクノロジー」なども従来から引き続き搭載している。
残念ながら当初5月14日としていた発売日はいったん延期となったが、ヘッドホン祭の会場でいち早くそのサウンドを体験することができた。ブースでは、CHORDの旗艦D/Aコンバーター「DAVE」と組み合わせた試聴も行っていた。
29日には、ULTRASONEのイメージキャラクター“ミスウルトラゾーン”を務めるタレントの延時成実さんも登場。ULTRASONEのヘッドホンの魅力を、来場者に自らアピールしていた。
■ラックスマン
ラックスマンは、28日にリリースされたばかりの小型USB-DAC「DA-150」を早速披露していた。こちらは、プリアンプが省略されたことを除けば、主な仕様は上位機「DA-250(関連ニュース)から踏襲。筐体が外形寸法182W×73H×277Dmm、質量3.3kgとコンパクトで、DA-100と同等のサイズになり、デスクトップや手元での使用がより手軽に行えるのが特徴だ。
DACチップにはTI社製「PCM1795」を搭載。USB入力は、最大192kHz/32bitのPCMデータと、DSDデータ (2.8MHz/5.6MHz) に対応。S/PDIF入力は、最大192kHz/24bitのPCM信号に対応する。USBのほかにも同軸1系統、光2系統のデジタル入力を備え、 CDプレーヤーやAV機器などともデジタル接続できるよう配慮している。
■ディーアンドエムホールディングス
ディーアンドエムホールディングスは、同社が取り扱うKIMBER KABLEから登場する新リケーブルブランド「AXIOS」を参考出展していた。ソニー「MDR-Z7」にリケーブルを供給して注目を集めたが、このたび自社でハイエンドヘッドホン向けのリケーブルブランドを立ち上げた格好だ。
ラインナップは、AUDEZE用(「LCD-X」シリーズ等)、Enigmaacoustics用、HiFiMAN用(HE1000)、McIntosh用(MPH1000)、MeSpeakers用(ETHER/ETHER C)、PIONEER用(SE-MASTER1)、ゼンハイザー用(HD800/HD650)、ソニー用(MDR-Z7)。
いずれもシングルエンド接続(3.5mmステレオプラグ/6.3mm標準プラグ)、バランス接続(3.5mm×2タイプ/3ピンXLR×2タイプ/4ピンXLRプラグ×1タイプ)を用意。長さは1.2/2.0/3.0/4.0/5.0mをラインナップする。5月頃の発売を予定。プラグや後述の木製シェルをユーザーが選択しての、受注販売になる予定とのこと。
ケーブルはFEP(フッ化エチレンプロピレン)を絶縁体に用いた、OFHC(高伝導度無酸素銅)を片chにそれぞれ8本ずつ使ったもの。これらをメッシュやPVC等のジャケットで覆うことなく、編み上げた状態のまま使用している。太さはかなりのものだが、柔軟で取り回しやすいとのことだ。また、両端の木製シェルは5タイプから選ぶことができる。
AudioQuestのヘッドホン「NightHawk」専用XLRケーブルも参考出展された。近日発売予定で、4ピンXLRタイプ(1.8m/税抜1.2万円)と、3ピンXLR×2端子タイプ(1.8m/税抜1.6万円)を用意する。「NightHawk」発売当初からバランスケーブルを投入するとアナウンスされていたものが、ようやく実現したかたちだ。
ケーブル導体にはPSC+を単線で使用。これを片chあたり5本使用している。シース内の配置はスピーカーケーブルに倣った方法にしているとのこと。audioquestの中核的スピーカーケーブル「キャッスルクロック」のミニチュア版とも言えるという。
同社ブースでは、デノンのDDFAヘッドホンアンプ搭載「DNP-2500NE」や、マランツのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「HD-DAC1」、デノンやB&Wのヘッドホンも出展されていた。
■SAEC
サエクコマースは、同社が取り扱うDynamic Motionブランドから新イヤホン「DM200H」を出展していた。発売は6月中旬予定とのことだ。
こちらはBAドライバーとダイナミックドライバーを同軸上に構成した「BEDドライバー」を搭載しているのが大きな特徴。“世界初”とアピールされている。BEDは「Bulls Eye Driver」の略。この名前は、ダイナミックドライバーの中央に特別な穴を設けていることに由来しているという。周波数特性等の詳細はアナウンスされていなかったが、ブースで配られていた資料にはハイレゾロゴがついていることから、40kHz以上までの再生が可能なようだ。
そのほか、SUPRAのケーブル群をずらりと用意。新製品となる“ポータブル向け”光デジタルケーブル「SUPRA ZAC」は、こちらは角型TOSリンクto光ミニ端子の「ZAC MinTos」と、光ミニto光ミニの「ZAC Mini」をラインナップ。どちらも0.15m(税抜10,500円)と0.3m(税抜10,800円)を用意している。