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ミドルクラス機「DLA-X570R」も

JVC、4K/HDR対応のD-ILAプロジェクター「DLA-X770R」 ー 輝度とコントラストを向上

公開日 2016/12/08 15:28 編集部:川田菜月
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(株)JVCケンウッドは、同社のJVCブランドより、4K/HDR対応のD-ILAプロジェクター「DLA-X770R」「DLA-X570R」を12月下旬に発売する。価格はオープンだが、DLA-X770Rが900,000円前後、DLA-X570Rが700,000円前後での発売が予想される。

JVC新4K/HDR対応プロジェクター

いわゆる“画素ずらし”方式による独自の4K表示技術「4K e-shift 4」テクノロジーによるフルスペック4K映像への対応に加えて、高圧水銀ランプと高効率光学エンジンの組み合わせにより1,900lmの輝度を実現。昨年発売されたHDR対応モデル「DLA-X750R」「DLA-X550R」(関連ニュース)から、さらなる高輝度化、高コントラスト化を実現した。

DLA-X770R

DLA-X570R

DLA-X770Rは、輝度1,900lm、ネイティブコントラスト13万対1を実現した上位モデル。DLA-X570Rは、リビングシアターなどでも気軽に4K/HDRコンテンツが楽しめるミドルレンジ機という位置付けになる。カラーはDLA-X770Rがブラックのみ、DLA-X550Rはブラックとホワイトの2色を用意する。

4K e-shift 4テクノロジーについては、従来と同様に1,920×1,080の0.7型D-ILAデバイスを3基搭載。高出力ランプに最適化した光学エンジンと光速LSIの採用により、4K/60p、4:4:4信号などのフルスペックの4K映像入力が可能となっている。投写サイズは60~200型で、3D再生時はの表示解像度は1,920×1,080となる。

265Wの高圧水銀ランプと高効率光学エンジンの組み合わせにより、上位モデルDLA-X770Rの輝度は従来モデルの1,800lmから1,900lmへ向上。画素ギャップが狭く光の利用効率が高い「D-ILA」デバイスとの組み合わせにより、緻密で滑らか、かつパワフルな映像を実現したとする。DLA-X570Rの輝度は1,800lmとなる。

DLA-X770Rのネイティブコントラスト比は、従来モデルの12万対1に対して、本機は13万対1を実現。さらに独自アルゴリズムで黒レベルを自動制御する「インテリジェント・レンズ・アパーチャー」との組み合わせにより、ダイナミックコントラスト130万対1を実現したという。DLA-X570Rは、ネイティブコントラストが4万対1、ダイナミックコントラストが40万対1となる。

HDR10信号が入力されるとHDR表示に自動的に切り替わる「HDRオートピクチャーモード」を新たに搭載。今後放送用として普及が見込まれている「Hybrid Log-Gamma」方式のHDRにも対応する。

同社のD-ILAプロジェクターフラッグシップモデル「DLA-Z1」(関連ニュース)で採用した、新解析アルゴリズムが本機でも採用された。より高帯域に重点を置いて画像検出を行うことで精細感とボケ味を両立させ、4Kならではのリアリティを再現するという。

また、4K/60p 4:4:4対応の動画補間技術「Clear Motion Drive」と、映像に応じてデバイスの駆動制御を最適化する「Motion Enhance」の2つの動画処理技術を搭載。する。表示遅延を低減し操作への応答性能を高めた「低遅延モード」を搭載。ゲームなども快適に楽しめるとしている。

その他、6軸調整の「カラーマネージメント機能」、設置条件などで変わる画質を最適化する「オートキャリブレーション機能」、1/16 画素単位での微妙な調整が可能な「ピクセルアジャスト機能」を2メモリー用意する。また、スクリーン特性によって生じる色のアンバランスを補正する「スクリーン補正モード」に新たなスクリーンを追加した。

HDMI端子は最新規格HDCP 2.2に準拠。4K/60p 4:4:4や、4K/60p 4:2:2/36bit、4K/24p 4:4:4/36bitなど、18Gbpsの伝送帯域に対応したフルスペックの4K映像入力が可能となる

DLA-X770Rについては、オリジナルに忠実な“フィルム画質”を実現するという「Real Color Imaging Te chnology」も搭載する。

外形寸法は両モデルとも455W×179H×472Dmm、質量はDLA-X770Rが15,6kg、DLA-X570Rが15.4kgとなる。

【問い合わせ先】
JVCケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL/0120-2727-87
TEL/0570-010-114

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