65型と55型の2サイズ、3月上旬発売
東芝、同社初の4K有機ELテレビ“REGZA”「X910」。「熟成超解像」やAIなどで高画質化
「ローカルコントラスト復元」では、局所的な黒つぶれ、白とびの箇所を抽出。それを陰影成分と骨格成分に分離し、映像全体のコントラスト制御と連携することで、つぶれた陰影成分を復元する。映像の局所的な黒つぶれと白とび(色飽和)を抑制し、映像全体のコントラスト制御と組み合わせることにより、自然で豊かな階調表現を実現するとしている。
肌の質感を美しくリアルに再現するという「美肌リアライザー」も搭載。同機能では、肌色の輝度ヒストグラムを解析し、顔の最明部が映像の最大輝度かをチェックして階調特性を制御。明るいシーンでの顔のハイライト部分の色飽和を抑えることにより、立体感のある質感豊かなリアルな肌の再現を図っている。
同社は「映像のほとんどは人の顔が写ってるシーン。そこをいかに美しく表現できるかが、映像を楽しんでもらう上でのキモだと思っている」と本機能の狙いを説明。「ただし、本機能は“美しい肌”にするわけではなく、“リアルに再現する”というのがポイントだ」とも解説した。
なお、本機能は既発売の「Z20X」にも昨年のファームウェアアップデートによって同等の機能を搭載済み。Z20Xユーザーは本機の発売に先駆けて美肌リアライザー相当の画質を体験できていたことになる。
従来のHDR復元機能を、AI技術を活用した「AI機械学習HDR復元」として強化。同社が従来編集とHDR編集の映像素材の比較から得たパラメータから、機械学習によって復元テーブルを作成。従来編集の映像も高精度にHDRクオリティに復元し、高コントラストな映像を再現するという。
AIを活用した新機能としては「AI深層学習シーン解析高画質」も搭載。同機能では、5層のニューラルネットワークによる深層学習により、入力映像をシーン解析。映像の種類を認識することにより、自動画質調整の精度を向上させている。例えばニュース映像中のゴルフシーンやバラエティ途中のアニメシーンでも、それぞれ適切に画質を調整するのだという。
インパルス駆動でホールドボケを抑制する有機EL専用の「ハイクリア」/「ハイモーション」ドライブモードも搭載。動きのある映像も自然でクリアに再現できるよう図っている。また、「ハイモーション」モードでは24P入力時に現信号をブレンドし、さらに滑らかな映像にするよう配慮している。
関連リンク
- ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
- ブランドTOSHIBA
- 型番65X910
- 発売日2017年3月上旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格900,000円前後)
【SPEC】●サイズ:65型 ●チューナー:地上デジタル×9、BS/110度CSデジタル×3 ●画素数:3,840×2,160 ●使用スピーカー:フルレンジ3.0×9.6cm(2個)、トゥイーター3.0cm(2個) ●音声実用最大出力:総合46W(15W+15W+8W+8W) ●接続端子:HDMI×4(オーディオリターンチャンネル、コンテントタイプ連動対応)、ビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン×1、USB×4、LAN×1、SDメモリカードスロット×1 ●消費電力:533W(リモコン待機時0.5W) ●外形寸法:1,451W×827H×190Dmm(スタンド含む) ●質量:42.5kg(スタンド含む)
- ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
- ブランドTOSHIBA
- 型番55X910
- 発売日2017年3月上旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格700,000円前後)
【SPEC】●サイズ:55型 ●チューナー:地上デジタル×9、BS/110度CSデジタル×3 ●画素数:3,840×2,160 ●使用スピーカー:フルレンジ3.0×9.6cm(2個)、トゥイーター3.0cm(2個) ●音声実用最大出力:総合46W(15W+15W+8W+8W) ●接続端子:HDMI×4(オーディオリターンチャンネル、コンテントタイプ連動対応)、ビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン×1、USB×4、LAN×1、SDメモリカードスロット×1 ●消費電力:406W(リモコン待機時0.5W) ●外形寸法:1,229W×704H×170Dmm(スタンド含む) ●質量:42.5kg(スタンド含む)