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シングルチップ採用で小型・軽量化を実現

オプトマ、4K/HDR対応のDLPプロジェクター「UHD65」を10月下旬発売

公開日 2017/09/14 11:59 編集部:伊藤 麻衣
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(株)オーエスプラスeは、同社が取り扱うOptomaブランドより、8.3Mピクセル・HDR対応の4K DLPプロジェクター「UHD65」を10月下旬に発売する。価格はオープンだが、500,000円未満での実売が予想される。本体カラーはピアノブラックのみ。

「UHD65」

「UHD65」は、画素数830万画素で、HDR10に対応。また、シングルチップの採用により筐体の小型・軽量化を実現している。さらに、映像を最適な状態に自動調整するオプトマ独自の映像エンジン「ピュア・エンジン」を搭載する。

テキサス・インスツルメント社が開発した4K UHD用のDLPシングルチップを採用。本チップを構成するDMD(デジタル・ミラー・デバイス)は、縦横ともにフルHDの2倍となる約415万枚のミラーを実装。さらに、1秒間に9,000回以上の高速スイッチングを可能とするXPR技術と、フレーム毎に2つの画素を投写する技術により、830万画素(2,716×1,528×2)の投写を実現。4K UHD映像の投写を可能としている。

また、シングルチップはアライメント調整がほぼ不要なため、常時シャープな映像の実現と、機構の安定・コストダウンを可能にしたという。さらに、チップの大きさは従来のフルHDチップセット(0.65型)とほぼ同じ0.66型となっており、4Kプロジェクターとしては小型・軽量化を実現。外形寸法は498W×153H×331Dmm、質量は7.8kgで、これはオプトマのフルHD DLPプロジェクター「HD92」とほぼ同等となっている。

色域は、BT.709を100%、ITU-R(国際電気通信連合無線通信部門)が推奨するBT.2020を50%、Digital Cinema Initiativesが定めたデジタルシネマ規格DCI-P3は77%をカバーする。また、HDR規格の一つでCTAが提唱するHDR10に対応。なお、ドルビービジョンには非対応となっている。

レンズは、本機のために開発された新たな専用レンズを搭載。輝度は2,200ルーメンで、コントラスト比は1,000,000対1。ランプ寿命は最長で約15,000時間となる。RGBRGBの6色カラーホイールにより、繊細な表現を実現したとする。また、1.6倍の光学ズーム機能を搭載し、上下±15%のレンズシフトに対応。なお、120インチの投写に必要な距離は3.69~5.9mとなる。

ズームやレンズシフトの調整ノブは天面の内側に設けている

「UHD65」は、オプトマ独自の映像エンジン「ピュア・エンジン」を搭載する。「HD90/92」にも採用された「ピュア・カラー」「ピュア・モーション」を4Kバージョンとしてアップグレードして搭載。加えて、本機から新たに「ピュア・コントラスト」を搭載し、明るさと暗さが同居するシーンにおいてコントラストを読取り、自動的に調整して画面に奥行きを生み出すことが可能になったとしている。

また、独自のイメージプロセッシングで画像のディテールを表現する「ウルトラディテイル」や、シーンに合わせてランプ出力を調整する「ダイナミックブラック」も搭載する。

機能面では、HDRのオン/オフなどの設定が可能。HDRコンテンツを常にHDRで表示する「HDR自動」、HDRコンテンツをSDR表示する「HDRオフ」、SDRコンテンツをHDRのように見せるという「SDR→HDR」から選択できる。

ステレオスピーカーを内蔵し、本機のみで映像と音声を再生可能。スピーカー部はシリコン筐体で覆われており、映像に影響を与えるような振動や、不要電波の防止にも配慮している。スピーカー出力は8W(4W+4W)となる。

背面部には端子とスピーカーを配置。換気口はフロントの一部とサイドに設けている

入力端子は、HDMI端子を2系統(1系統はHDMI2.0/HDCP2.2/MHL2.1対応、もう1系統はHDMI1.4a)、VGAコンポーネント/アナログ音声入力(3.5mm)を1系統ずつ。出力端子は、USB/光デジタル音声出力/アナログ音声出力を1系統ずつ装備する。換気口を本体向かって左前面と右サイドに配置。騒音値は、エコモード時で25dBとなる。

【問い合わせ先】
オーエスプラスe コンタクトセンター
TEL/0120-212-750

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