全スクリーンに「VIVE AUDIO」導入
上野エリアに初のシネコン「TOHOシネマズ 上野」。オープンを前に館内を披露
TOHOシネマズ(株)は、松坂屋上野店隣接の「上野フロンティアタワー」内に、「TOHOシネマズ 上野」を11月4日(土)に開業する。オープンを前に内覧会が開催され、全スクリーンに「VIVE AUDIO」(ヴィヴオーディオ)を導入するなどした館内の様子が披露された。
上野フロンティアタワーは1〜6Fに「PARCO-ya」(上野エリア初のPARCO)を、7〜10FにTOHOシネマズをオープン。JR御徒町駅または東京メトロ銀座線・上野広小路駅からそれぞれ1分の立地となる。ポスター通り、アメ横はすぐそこだ。
かつて東宝の上野エリアの映画館としては、1954年オープンの上野東宝劇場が営業していたが、2003年に閉館。今回、都内12番目のTOHOシネマズとして、上野に再び映画館を開業する運びとなった。上野、御徒町のみならず、秋葉原からも徒歩で来られる立地。観光客も視野に入れ、地域特性を活かした映画館づくりを目指すという。
記者は秋葉原のオフィスから歩いて向かった。大通りを一本入れば路地に車はほとんどなく、御徒町らしいモノづくりの個人店が目を引く。秋葉原で電化街を見て、御徒町を散歩しながら本館で映画を見てひと休憩。帰りはアメ横に寄り、刺身をつまみに一杯といった過ごし方が想像される。上野公園もすぐそこだ。
館内は全8スクリーン、1,424席。本館の音響・映像的特色は全8スクリーンに「VIVE AUDIO」(ヴィヴオーディオ)を導入した点。
「VIVEAUDIO」は独自のラインアレイ方式によって音圧を均等にし、映画館の前方、中盤、後方どこでも均一な音質を聴けるところが特徴だ。前方だと音が大きすぎる、後方だと音量が足りないといった事態が解消される。
座席の傾斜は通常より急で、前席の人の頭が気になるような人にとってはありがたい仕様。シアター全体がすり鉢状になっており、壁のぎりぎりまで広げたスクリーンの大きさと相まって、画面への没入感が自然と高まる。
もう一点、本館は各フロアに2つずつトイレを配している。上映の直前直後にトイレに行ったら行列ができており、焦った経験は誰しもあると思う。小さいがありがたい配慮だと感じた。
マネージャーの奥山氏いわく、Vive Audioのサウンドは高音のクリアさに強みがあるとのこと。
たとえば『アナと雪の女王』のヴォーカル高音部ではその鮮明さが際立ち、アニメ作品では各声優の声質をより正確に再現する。これは秋葉原という土地柄を考慮し、アニメ作品を多く上映する本館にとって効果的な特性だろう。
近日公開される『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、主人公マイティ・ソーの用いるハンマーの高音に注目してほしいとのこと。同じ高音域でも質が上がると耳にキンキンしなくなり、繊細な質感を味わえるそうだ。
グランドオープンは上野フロンティアタワーと同じ11月4日。これに先駆けてTOHOシネマズは11月1日を“ファーストデイ”として、2日までの限定で「君の名は。」を特別上映するほか、「ブレードランナー 2049(字幕版)」や「Fate/stay night Heavens Feel 第一章」なども上映する。
またオープン11月4日には、先着1,000名に限定ポストカードが配布される。絵柄は3種類あり、「上野公園編」「アメ横編」「TOHOシネマズ上野編」が日替わりとなる。これは当日映画鑑賞者の限定だ。
このほかオープニングイベントとして、11月8日には、9月に行なわれたライブイベント「けものフレンズLIVE」のダイジェスト映像を大画面で楽しめる上映会&トークショーが開催。キャストの尾崎由香、本宮佳奈、根本流風、田村響華が来場する。時間は19時〜と21時30分〜の2回を予定。
11月5日には、「花の詩女 ゴティックメード」を20時から上映。終了後に、永野護監督らを招いたトークショーも行なう。
上野、御徒町、秋葉原を一つのエリアとしてとらえ、映画を中心に地域のセンターとなっていく本館には要注目だ。上映時間、スケジュールの詳細は公式サイトでチェックできる。
上野フロンティアタワーは1〜6Fに「PARCO-ya」(上野エリア初のPARCO)を、7〜10FにTOHOシネマズをオープン。JR御徒町駅または東京メトロ銀座線・上野広小路駅からそれぞれ1分の立地となる。ポスター通り、アメ横はすぐそこだ。
かつて東宝の上野エリアの映画館としては、1954年オープンの上野東宝劇場が営業していたが、2003年に閉館。今回、都内12番目のTOHOシネマズとして、上野に再び映画館を開業する運びとなった。上野、御徒町のみならず、秋葉原からも徒歩で来られる立地。観光客も視野に入れ、地域特性を活かした映画館づくりを目指すという。
記者は秋葉原のオフィスから歩いて向かった。大通りを一本入れば路地に車はほとんどなく、御徒町らしいモノづくりの個人店が目を引く。秋葉原で電化街を見て、御徒町を散歩しながら本館で映画を見てひと休憩。帰りはアメ横に寄り、刺身をつまみに一杯といった過ごし方が想像される。上野公園もすぐそこだ。
館内は全8スクリーン、1,424席。本館の音響・映像的特色は全8スクリーンに「VIVE AUDIO」(ヴィヴオーディオ)を導入した点。
「VIVEAUDIO」は独自のラインアレイ方式によって音圧を均等にし、映画館の前方、中盤、後方どこでも均一な音質を聴けるところが特徴だ。前方だと音が大きすぎる、後方だと音量が足りないといった事態が解消される。
座席の傾斜は通常より急で、前席の人の頭が気になるような人にとってはありがたい仕様。シアター全体がすり鉢状になっており、壁のぎりぎりまで広げたスクリーンの大きさと相まって、画面への没入感が自然と高まる。
もう一点、本館は各フロアに2つずつトイレを配している。上映の直前直後にトイレに行ったら行列ができており、焦った経験は誰しもあると思う。小さいがありがたい配慮だと感じた。
マネージャーの奥山氏いわく、Vive Audioのサウンドは高音のクリアさに強みがあるとのこと。
たとえば『アナと雪の女王』のヴォーカル高音部ではその鮮明さが際立ち、アニメ作品では各声優の声質をより正確に再現する。これは秋葉原という土地柄を考慮し、アニメ作品を多く上映する本館にとって効果的な特性だろう。
近日公開される『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、主人公マイティ・ソーの用いるハンマーの高音に注目してほしいとのこと。同じ高音域でも質が上がると耳にキンキンしなくなり、繊細な質感を味わえるそうだ。
グランドオープンは上野フロンティアタワーと同じ11月4日。これに先駆けてTOHOシネマズは11月1日を“ファーストデイ”として、2日までの限定で「君の名は。」を特別上映するほか、「ブレードランナー 2049(字幕版)」や「Fate/stay night Heavens Feel 第一章」なども上映する。
またオープン11月4日には、先着1,000名に限定ポストカードが配布される。絵柄は3種類あり、「上野公園編」「アメ横編」「TOHOシネマズ上野編」が日替わりとなる。これは当日映画鑑賞者の限定だ。
このほかオープニングイベントとして、11月8日には、9月に行なわれたライブイベント「けものフレンズLIVE」のダイジェスト映像を大画面で楽しめる上映会&トークショーが開催。キャストの尾崎由香、本宮佳奈、根本流風、田村響華が来場する。時間は19時〜と21時30分〜の2回を予定。
11月5日には、「花の詩女 ゴティックメード」を20時から上映。終了後に、永野護監督らを招いたトークショーも行なう。
上野、御徒町、秋葉原を一つのエリアとしてとらえ、映画を中心に地域のセンターとなっていく本館には要注目だ。上映時間、スケジュールの詳細は公式サイトでチェックできる。