フルシリコンカスタムIEMも多数出展
<ヘッドホン祭>HIFIMAN、5.4万円の平面駆動ヘッドホン参考出展/NAGAOKAから3,000円台の真鍮製イヤホン
11月3日から4日まで、東京・中野サンプラザで開催されている「秋のヘッドホン祭2017」。本記事では、HIFIMAN/NAGAOKA/くみたてLAB/ライテック/センサフォニクス/サトレックス各社のブースの模様をお伝えする。
■HIFIMAN
同社フラグシップイヤホンの「RE2000」や、ケーブル着脱可能なモデルとして発表された「RE800J」、平面駆動ヘッドホンなどを出展。最新の機種である「RE800J」は従来モデル「RE800」をリケーブル対応にした製品で、昨日より発売を開始。表面に幾何学模様のコーティングを施した「トポロジーダイヤフラム」により高度な周波数応答コントロールを実現しているという。10月31日までに従来モデルを購入していたユーザーへはRE800Jへの無償交換キャンペーンを用意したことで話題となったばかり(関連ニュース)。
フラグシップのRE2000もトポロジーダイヤフラムを採用した機種で、先日純正のリケーブルが発表されている。
参考出展品として、新型の平面駆動ヘッドホン「SUNDARA」が登場。従来の同社平面駆動ヘッドホンより厚みを抑えており、価格は54,000円前後を予定しているという。
■NAGAOKA
11月末から発売を予定しているというハイレゾ対応イヤホンと、Bluetoothイヤホンを出展。ハイレゾ対応イヤホンは女性でも付けやすいデザイン重視の製品となっており、予定価格は3,480円ながらハウジングは真鍮製、淡い白色に仕上げている。会場の試作機ではスマホ用リモコン有りとなっているが、製品版では無くなるという。Bluetoothイヤホンはハウジング同士を内蔵マグネットで接合できるタイプのもので、SBC/AACコーデックに対応する。5,980円とこちらも手頃な価格。
今後、デザイン重視の3,000円台のBluetoothイヤホンや、独自端子によるリケーブルに対応し、Bluetooth/有線接続によるハイレゾ再生に対応するイヤホン、3ドライバーの多ドライバイヤホンなど複数の製品を計画しているとのこと。
■くみたてLab
同社製カスタムIEMを出展。同社代表がすべての制作工程を担当するスペシャルデザインサービスや、手頃な価格で同社が得意とする技術をつぎ込んだ「Next 5」シリーズが人気を集めている。
今回会場には、同社オリジナルのイヤホンケーブル4種が展示。付属ケーブルでもある錫メッキ線「Prime」、銀メッキ銅線「Licht」、単結晶銅線「Erde」、銀メッキと銅のハイブリッド線「Union」があり、プラグやイヤホン端子も各種対応する。大型イベントですべて揃うのは初めてという。
■ライテック
従来ユニバーサルIEMのみ展開していたacsブランドから、フルシリコンカスタムIEMを初出展(関連ニュース)。バランスド・アーマチュアを1基/3基/5基搭載する3モデルを展開する。今回のヘッドホン祭と同時に受注を開始したとのことで、会場でのオーダー受付も行っていた。
また、acsユニバーサルIEMの試作品として、2ドライバー/4ドライバーモデルが出展された。「あくまで既存製品の筐体にドライバーを仮組みした評価用」とのことで、来場者から感想を募り、意見をメーカーにフィードバックするとのこと。
その他、ハウジングにVUメーターを埋め込んだMETERS MUSIC製のユニークなヘッドホンも、前回イベントから引き続き出展されていた。
■センサフォニクス
同社フルシリコンカスタムIEMや、日本人の耳型を研究して開発したユニバーサル型IEM「j-phonic」を出展。製品のほか、2017年4月にアメリカで行われたという、同社カスタムIEMの遮音性能に関するレポートを公開していた。
レポートは大学付属の機関に委託して実施したもので、125Hzから8000Hzまでの周波数帯毎に遮音性能を計測。複数の被験者すべてが、どの周波数帯でも30dB以上の遮音性能を得たという結果になった。同社によれば「メーカーが外部の信頼できる研究所に委託し、これだけの結果が得られた例は世界でも初めて」とのことで、同社フルシリコンカスタムの遮音性能の高さを改めてアピールしていた。
■サトレックス
同社製造のイヤホン・ヘッドホンを出展。以前からイベント出展されていた、耳掛け型イヤホンの最終デザインが公開。小型でMMCXケーブルの着脱が可能となっているが、7,000円を切る程度の手頃な価格で発売を予定しているという。
またヘッドホンに関しても、通常モデルとデジタル接続対応モデルの新バージョンを公開。ハウジングカラーやチューニングなど、同社が従来から販売されているものから変更されている。イヤホン・ヘッドホンともに、今年末〜来年頭の発売を見込んでいるという。
■HIFIMAN
同社フラグシップイヤホンの「RE2000」や、ケーブル着脱可能なモデルとして発表された「RE800J」、平面駆動ヘッドホンなどを出展。最新の機種である「RE800J」は従来モデル「RE800」をリケーブル対応にした製品で、昨日より発売を開始。表面に幾何学模様のコーティングを施した「トポロジーダイヤフラム」により高度な周波数応答コントロールを実現しているという。10月31日までに従来モデルを購入していたユーザーへはRE800Jへの無償交換キャンペーンを用意したことで話題となったばかり(関連ニュース)。
フラグシップのRE2000もトポロジーダイヤフラムを採用した機種で、先日純正のリケーブルが発表されている。
参考出展品として、新型の平面駆動ヘッドホン「SUNDARA」が登場。従来の同社平面駆動ヘッドホンより厚みを抑えており、価格は54,000円前後を予定しているという。
■NAGAOKA
11月末から発売を予定しているというハイレゾ対応イヤホンと、Bluetoothイヤホンを出展。ハイレゾ対応イヤホンは女性でも付けやすいデザイン重視の製品となっており、予定価格は3,480円ながらハウジングは真鍮製、淡い白色に仕上げている。会場の試作機ではスマホ用リモコン有りとなっているが、製品版では無くなるという。Bluetoothイヤホンはハウジング同士を内蔵マグネットで接合できるタイプのもので、SBC/AACコーデックに対応する。5,980円とこちらも手頃な価格。
今後、デザイン重視の3,000円台のBluetoothイヤホンや、独自端子によるリケーブルに対応し、Bluetooth/有線接続によるハイレゾ再生に対応するイヤホン、3ドライバーの多ドライバイヤホンなど複数の製品を計画しているとのこと。
■くみたてLab
同社製カスタムIEMを出展。同社代表がすべての制作工程を担当するスペシャルデザインサービスや、手頃な価格で同社が得意とする技術をつぎ込んだ「Next 5」シリーズが人気を集めている。
今回会場には、同社オリジナルのイヤホンケーブル4種が展示。付属ケーブルでもある錫メッキ線「Prime」、銀メッキ銅線「Licht」、単結晶銅線「Erde」、銀メッキと銅のハイブリッド線「Union」があり、プラグやイヤホン端子も各種対応する。大型イベントですべて揃うのは初めてという。
■ライテック
従来ユニバーサルIEMのみ展開していたacsブランドから、フルシリコンカスタムIEMを初出展(関連ニュース)。バランスド・アーマチュアを1基/3基/5基搭載する3モデルを展開する。今回のヘッドホン祭と同時に受注を開始したとのことで、会場でのオーダー受付も行っていた。
また、acsユニバーサルIEMの試作品として、2ドライバー/4ドライバーモデルが出展された。「あくまで既存製品の筐体にドライバーを仮組みした評価用」とのことで、来場者から感想を募り、意見をメーカーにフィードバックするとのこと。
その他、ハウジングにVUメーターを埋め込んだMETERS MUSIC製のユニークなヘッドホンも、前回イベントから引き続き出展されていた。
■センサフォニクス
同社フルシリコンカスタムIEMや、日本人の耳型を研究して開発したユニバーサル型IEM「j-phonic」を出展。製品のほか、2017年4月にアメリカで行われたという、同社カスタムIEMの遮音性能に関するレポートを公開していた。
レポートは大学付属の機関に委託して実施したもので、125Hzから8000Hzまでの周波数帯毎に遮音性能を計測。複数の被験者すべてが、どの周波数帯でも30dB以上の遮音性能を得たという結果になった。同社によれば「メーカーが外部の信頼できる研究所に委託し、これだけの結果が得られた例は世界でも初めて」とのことで、同社フルシリコンカスタムの遮音性能の高さを改めてアピールしていた。
■サトレックス
同社製造のイヤホン・ヘッドホンを出展。以前からイベント出展されていた、耳掛け型イヤホンの最終デザインが公開。小型でMMCXケーブルの着脱が可能となっているが、7,000円を切る程度の手頃な価格で発売を予定しているという。
またヘッドホンに関しても、通常モデルとデジタル接続対応モデルの新バージョンを公開。ハウジングカラーやチューニングなど、同社が従来から販売されているものから変更されている。イヤホン・ヘッドホンともに、今年末〜来年頭の発売を見込んでいるという。