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“CDの父”中島平太郎氏が死去

公開日 2017/12/13 12:45 編集部:小野佳希
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CDの生みの親として知られる中島平太郎氏が12月9日に亡くなった。享年96歳。通夜、葬儀および告別式は遺族の意向により家族葬で執り行われる。

中島平太郎氏

中島平太郎氏は、NHK技術研究所の音響研究部長やソニーの常務取締役、アイワ社長やオーディオ協会会長、スタート・ラボ社長などを歴任。世界初のデジタル録音機を手掛けるなどデジタルオーディオの草分け的存在であり、ソニー在籍時にはソニーの責任者としてCD-DA規格の開発・標準化を主導した(※CD-DAはソニーとフィリップスの共同開発)。日本オーディオ協会の会長も務めた。

その後もNHLab(中島平太郎研究所)を起ち上げてタマゴ型スピーカーを開発するなど精力的に活動しており、直近では「春のヘッドホン祭 2017」にて開催されたfinalブランドの平面磁界型ヘッドホンの新技術説明会にゲスト登壇するなどしていた。

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