アニメとアーティストのコラボを全面に打ち出す
本日プレオープン! オンキヨー新ショールーム「ONKYO BASE」レポート
既報の通り、オンキヨー株式会社は、東京・秋葉原の「旧万世橋駅」跡地に展開する商業施設「mAAch ecute KANDA MANSEIBASHI」内に、オンキヨーやパイオニアの製品が体験できるショールーム「ONKYO BASE」を本日24日からプレオープンした。
グランドオープンは2018年7月を予定。今回、それに先立って、同施設内の催事スペースにてONKYO BASEのプレオープン/先行営業が開始された形だ。
今回、ONKYO BASEのプロデュースを手がけたオンキヨー株式会社 マーケティング本部 部長の川出善崇氏に、ONKYO BASEのコンセプトや詳細、グランドオープンを含めた今後の展開についてお話を伺うことができた。
ONKYO BASEは7月のグランドオープン以降、オンキヨー/パイオニアの最新製品の展示はもちろん、製品体験イベントやオリジナルグッズの販売、アーティストや声優のトークショー、セミナーやミニライブ、上映会など様々なイベントの実施も予定している。
プレオープンでは、通常は店頭に並ぶ機会が少ないアニメ/アーティストとのコラボレーション製品の展示、カスタムIEMの販売とクリーニングサービス、注目製品の展示などが始まっている。なお、今回の展開スペースはあくまで“プレ用”の仮のもので、グランドオープン時には同施設内に現段階の約3倍のスペースを用いてONKYO BASEを展開するとのことだ。
「mAAch ecute KANDA MANSEIBASHI」は、JR秋葉原駅から徒歩4分、JR神田駅からも徒歩6分という立地。当社のすぐ近くでもあり、記者はよく訪れるのだが、歴史ある駅跡を活かした落ち着いた空間が魅力だ。秋葉原電気街からすぐ近くなのに、良い意味で喧噪からも隔てられていている。飲食店も充実していて、この近辺での注目スポットだ。
■アニメとのコラボモデルを手にとって体験できる
新たなオンキヨー/パイオニアのショールームは、なぜ東京・秋葉原という立地を選んだのだろうか。川出氏は「秋葉原は世界的なポップカルチャーの発信地です。私たちはアニメーションやアーティストとのコラボレーションに非常に力を入れていますが、秋葉原という場所はこうしたオンキヨー/パイオニアの方向性と強くマッチすると考えました」と話す。外国からの観光客が多いという点で、世界への発信も意識しているという。
このONKYO BASEは、「ここだけでの体験」を多くの方に提供していくことを目指す、と川出氏。具体的には大きく2つ、アニメーションとアーティストそれぞれのコラボレーションを通じて、ONKYO BASEでしか味わえない様々な体験を提供していくという。
ONKYO BASEの目玉のひとつとなるのが、コラボモデルを手にとって体験できるということだ。オンキヨー/パイオニアは、これまでも多数のコラボモデルを展開。従来のオーディオファンの枠を超え、アニメファンや音楽ファンの間でもコラボモデルは人気を博してきた。ただ、こうしたモデルのほとんどが同社の直販サイト Onkyo Directのみで扱われており、製品を手に取れる場は少なかった。そこでONKYO BASEでは、最新のコラボモデルをいち早く展示。実物を手にとってデザインやサウンドを体験できるようにする。
オープン時点では、ハイレゾスマホ「GRANBEAT」の『ガールズ&パンツァー』モデル、イヤホン「SE-CH9T」の『マクロスデルタ ワルキューレ』モデルをはじめ、イヤホン「SE-CH3T」の『ピアノの森』モデルや『リズと青い鳥』モデルなど、人気アニメとのコラボモデルを多数展示。人気ゲームアプリ『A3!(エースリー)』とコラボしたBluetoothイヤホン「SE-C7BT」も用意されていた。いずれも手にとって試聴することが可能だ。
こうしたコラボモデルの展示は随時入れ替わっていく予定で、最新モデルがONKYO BASEに行けばいち早く体験できるようになる。川出氏は「ぜひ見て感じて触って、気に入っていただけたら」と話していた。
また前述のようにグランドオープン後は、アニメーションとコラボしたイベント、トークショウ、上映会など、ONKYO BASEの雰囲気に合わせながら積極的に展開していくという。
■カスタムIEMをワンストップで販売。クリーニングサービスも
アニメと共にONKYO BASEの軸になるのが、アーティストとのコラボレーションだ。その象徴として用意されたのが、多くのアーティストがステージで愛用するONKYOのカスタムIEMの展開だ。
ここではカスタムIEMの展示に加え、カスタムIEMの注文から耳型の採取、完成した製品の受け取りまでをワンストップで提供する。耳型採取についてはライセンスを持ったスタッフが常駐しており、予約をすればこの場所で採取が行える。しかも、耳型採取は無料となっている。
さらにONKYO BASEには、業務用の補聴器クリーナーが常設されており、オンキヨーのカスタムIEMのイヤホンのクリーニングが可能だ。現在はプレオープン記念として、これまでに購入したユーザーも、ここに持ち込めば無料でクリーニングを行ってくれるという。
この補聴器クリーナー(MedRx製「UltraVac+」)は、風を吹き出してのゴミの押し出し、湿気の真空乾燥、ゴミの吸い出しの3つを約4分で行ってくれる。カスタムIEMなどはゴミが音導管に詰まったり、振動板に湿気がたまることでパフォーマンスが低下してしまうため、こうしたクリーニングは大きな効果を発揮する。これから湿気の多い時期になるので、オンキヨーのカスタムIEMをお持ちのかたは、ぜひ試されてみてはいかがだろうか。
■ここでしか買えない特別なモデルを用意していく
ONKYO BASEがこれまでの同社ショールームと大きく異なるもうひとつのポイントは、製品をこの場で購入できることだ。カスタムIEMに加え、DAPなどは在庫も用意。それ以外の製品についても製品を後日発送というかたちで購入が可能だ。
さらには今後、「ONKYO BASEでしか買えない特別な製品」を用意することを検討しているという。具体的には、ONKYO BASE限定のコラボモデル、オンキヨー/パイオニア製品の特別モデルなどを考えているとのこと。詳細は現時点で明かせないとのことだが、川出氏は「ぜひ期待してほしい」と自信を見せていた。
もちろん、オンキヨー/パイオニアのオーディオ製品も体験できる。プレオープン時点では、ハイレゾスマホ「GRANBEAT」、“rubato”「DP-S1A」やprivate「XDP-20」などのDAP、ヘッドホンやイヤホンも展示されている。また、iPhoneなどとLightning接続できるRAYSシリーズの各モデルも用意されている。こうした製品も随時入れ替えを行っていくとのこと。
■「ここだけの体験」を多くの方に提供していく
オンキヨーのマーケティング本部のトップである川出氏がこのONKYO BASEをプロデュースしていることからもわかる通り、オンキヨー全社を挙げ、この新しいショールームをマーケティングにおける重要なピースと捉えている。実際、従来のショールームは国内の営業部で運営が行われてきたが、ONKYO BASEはヘッドクオーターの一部であるマーケティング本部が主導で、ワールドワイドの戦略における国内展開の一環、という位置付けなのだという。川出氏は「ここだけの体験」という言葉を強調していたが、オンキヨーはタッチポイントにおける体験の提供をこれまで以上に重視しているようだ。
コラボモデルをリアルに体験できることをはじめ、コンシューマーにとってはこのようなタッチポイントが充実していくことは大きなメリットと言える。それだけに、これからのONKYO BASEの展開にはぜひ期待したい。
◇
これだけ盛りだくさんの内容だが、ONKYO BASEは現時点で “プレオープン” だ。グランドオープン後には面積の大幅な拡大に加え、さらに充実した体験が提供される場として様々な取り組みを予定しているとのこと。川出氏は「ここでしかできな体験をさらに用意して、ONKYO BASEを文字通り、情報発信の秘密基地にしていきたい」と意気込みを語ってくれた。ONKYO BASEは秋葉原の駅から歩いて5分ほど。ぜひ一度、足を運んでオンキヨー/パイオニアの製品を体験してほしい。
グランドオープンは2018年7月を予定。今回、それに先立って、同施設内の催事スペースにてONKYO BASEのプレオープン/先行営業が開始された形だ。
今回、ONKYO BASEのプロデュースを手がけたオンキヨー株式会社 マーケティング本部 部長の川出善崇氏に、ONKYO BASEのコンセプトや詳細、グランドオープンを含めた今後の展開についてお話を伺うことができた。
ONKYO BASEは7月のグランドオープン以降、オンキヨー/パイオニアの最新製品の展示はもちろん、製品体験イベントやオリジナルグッズの販売、アーティストや声優のトークショー、セミナーやミニライブ、上映会など様々なイベントの実施も予定している。
プレオープンでは、通常は店頭に並ぶ機会が少ないアニメ/アーティストとのコラボレーション製品の展示、カスタムIEMの販売とクリーニングサービス、注目製品の展示などが始まっている。なお、今回の展開スペースはあくまで“プレ用”の仮のもので、グランドオープン時には同施設内に現段階の約3倍のスペースを用いてONKYO BASEを展開するとのことだ。
「mAAch ecute KANDA MANSEIBASHI」は、JR秋葉原駅から徒歩4分、JR神田駅からも徒歩6分という立地。当社のすぐ近くでもあり、記者はよく訪れるのだが、歴史ある駅跡を活かした落ち着いた空間が魅力だ。秋葉原電気街からすぐ近くなのに、良い意味で喧噪からも隔てられていている。飲食店も充実していて、この近辺での注目スポットだ。
■アニメとのコラボモデルを手にとって体験できる
新たなオンキヨー/パイオニアのショールームは、なぜ東京・秋葉原という立地を選んだのだろうか。川出氏は「秋葉原は世界的なポップカルチャーの発信地です。私たちはアニメーションやアーティストとのコラボレーションに非常に力を入れていますが、秋葉原という場所はこうしたオンキヨー/パイオニアの方向性と強くマッチすると考えました」と話す。外国からの観光客が多いという点で、世界への発信も意識しているという。
このONKYO BASEは、「ここだけでの体験」を多くの方に提供していくことを目指す、と川出氏。具体的には大きく2つ、アニメーションとアーティストそれぞれのコラボレーションを通じて、ONKYO BASEでしか味わえない様々な体験を提供していくという。
ONKYO BASEの目玉のひとつとなるのが、コラボモデルを手にとって体験できるということだ。オンキヨー/パイオニアは、これまでも多数のコラボモデルを展開。従来のオーディオファンの枠を超え、アニメファンや音楽ファンの間でもコラボモデルは人気を博してきた。ただ、こうしたモデルのほとんどが同社の直販サイト Onkyo Directのみで扱われており、製品を手に取れる場は少なかった。そこでONKYO BASEでは、最新のコラボモデルをいち早く展示。実物を手にとってデザインやサウンドを体験できるようにする。
オープン時点では、ハイレゾスマホ「GRANBEAT」の『ガールズ&パンツァー』モデル、イヤホン「SE-CH9T」の『マクロスデルタ ワルキューレ』モデルをはじめ、イヤホン「SE-CH3T」の『ピアノの森』モデルや『リズと青い鳥』モデルなど、人気アニメとのコラボモデルを多数展示。人気ゲームアプリ『A3!(エースリー)』とコラボしたBluetoothイヤホン「SE-C7BT」も用意されていた。いずれも手にとって試聴することが可能だ。
こうしたコラボモデルの展示は随時入れ替わっていく予定で、最新モデルがONKYO BASEに行けばいち早く体験できるようになる。川出氏は「ぜひ見て感じて触って、気に入っていただけたら」と話していた。
また前述のようにグランドオープン後は、アニメーションとコラボしたイベント、トークショウ、上映会など、ONKYO BASEの雰囲気に合わせながら積極的に展開していくという。
■カスタムIEMをワンストップで販売。クリーニングサービスも
アニメと共にONKYO BASEの軸になるのが、アーティストとのコラボレーションだ。その象徴として用意されたのが、多くのアーティストがステージで愛用するONKYOのカスタムIEMの展開だ。
ここではカスタムIEMの展示に加え、カスタムIEMの注文から耳型の採取、完成した製品の受け取りまでをワンストップで提供する。耳型採取についてはライセンスを持ったスタッフが常駐しており、予約をすればこの場所で採取が行える。しかも、耳型採取は無料となっている。
さらにONKYO BASEには、業務用の補聴器クリーナーが常設されており、オンキヨーのカスタムIEMのイヤホンのクリーニングが可能だ。現在はプレオープン記念として、これまでに購入したユーザーも、ここに持ち込めば無料でクリーニングを行ってくれるという。
この補聴器クリーナー(MedRx製「UltraVac+」)は、風を吹き出してのゴミの押し出し、湿気の真空乾燥、ゴミの吸い出しの3つを約4分で行ってくれる。カスタムIEMなどはゴミが音導管に詰まったり、振動板に湿気がたまることでパフォーマンスが低下してしまうため、こうしたクリーニングは大きな効果を発揮する。これから湿気の多い時期になるので、オンキヨーのカスタムIEMをお持ちのかたは、ぜひ試されてみてはいかがだろうか。
■ここでしか買えない特別なモデルを用意していく
ONKYO BASEがこれまでの同社ショールームと大きく異なるもうひとつのポイントは、製品をこの場で購入できることだ。カスタムIEMに加え、DAPなどは在庫も用意。それ以外の製品についても製品を後日発送というかたちで購入が可能だ。
さらには今後、「ONKYO BASEでしか買えない特別な製品」を用意することを検討しているという。具体的には、ONKYO BASE限定のコラボモデル、オンキヨー/パイオニア製品の特別モデルなどを考えているとのこと。詳細は現時点で明かせないとのことだが、川出氏は「ぜひ期待してほしい」と自信を見せていた。
もちろん、オンキヨー/パイオニアのオーディオ製品も体験できる。プレオープン時点では、ハイレゾスマホ「GRANBEAT」、“rubato”「DP-S1A」やprivate「XDP-20」などのDAP、ヘッドホンやイヤホンも展示されている。また、iPhoneなどとLightning接続できるRAYSシリーズの各モデルも用意されている。こうした製品も随時入れ替えを行っていくとのこと。
■「ここだけの体験」を多くの方に提供していく
オンキヨーのマーケティング本部のトップである川出氏がこのONKYO BASEをプロデュースしていることからもわかる通り、オンキヨー全社を挙げ、この新しいショールームをマーケティングにおける重要なピースと捉えている。実際、従来のショールームは国内の営業部で運営が行われてきたが、ONKYO BASEはヘッドクオーターの一部であるマーケティング本部が主導で、ワールドワイドの戦略における国内展開の一環、という位置付けなのだという。川出氏は「ここだけの体験」という言葉を強調していたが、オンキヨーはタッチポイントにおける体験の提供をこれまで以上に重視しているようだ。
コラボモデルをリアルに体験できることをはじめ、コンシューマーにとってはこのようなタッチポイントが充実していくことは大きなメリットと言える。それだけに、これからのONKYO BASEの展開にはぜひ期待したい。
これだけ盛りだくさんの内容だが、ONKYO BASEは現時点で “プレオープン” だ。グランドオープン後には面積の大幅な拡大に加え、さらに充実した体験が提供される場として様々な取り組みを予定しているとのこと。川出氏は「ここでしかできな体験をさらに用意して、ONKYO BASEを文字通り、情報発信の秘密基地にしていきたい」と意気込みを語ってくれた。ONKYO BASEは秋葉原の駅から歩いて5分ほど。ぜひ一度、足を運んでオンキヨー/パイオニアの製品を体験してほしい。