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Snapdragon 660比で大幅性能向上

クアルコム、モバイルプラットフォーム「Snapdragon 710」発表。2Qに搭載製品が登場へ

公開日 2018/05/24 13:13 編集部:押野 由宇
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クアルコムは、モバイルプラットフォーム「Snapdragon 710」を発表した。2018年第2四半期に一般向け機器に搭載される見込み。


マルチコアAIエンジンおよびニューラルネットワーク処理機能を搭載。最先端のWi-Fi機能、Bluetooth 5、Broadcast Audio、TrueWireless Stereo Plusといった無線技術により、イヤホン/ヘッドホンの両方の耳での通話音声、待ち時間の短縮、バッテリー寿命の延長などを実現するとしている。

Snapdragon 710の搭載により、Snapdragon 660と比較してAIアプリケーションのパフォーマンスは最大2倍向上。状況に応じた写真や動画をキャプチャーして共有したり、自然なやりとりのために音声や音声のパターンを最適化することが簡単になるという。

新しいSpectra 250 ISP(画像処理プロセッサー)は、優れた低光度撮影、ノイズリダクション、高速オートフォーカス、画像安定化、スムーズズーム、リアルタイムボケ効果をサポート。解像度は最大32MP(シングルISP)、20MP(デュアルISP)に対応する。

4K HDR再生機能も搭載。HDRコンテンツやアプリに対応し、輝度、色域、色の深さが向上、4K HDRコンテンツを高品質に表示できるとしている。

接続性においては、Snapdragon X15 LTEモデム、カテゴリ800のLTEモデムを搭載し、最大800 Mbpsのダウンロード速度をサポート。信号の弱い環境でも最大70%のダウンロード速度を実現するための4x4 MIMO技術を採用する。

また、優れた電力効率、長時間のバッテリ寿命、全体的なユーザ体験の向上を実現するように設計。 Adreno 616 Visual Processing Subsystemアーキテクチャの拡張により、Snapdragon 710ベースのデバイスでは、ゲームと4K HDR動画再生の両方で消費電力が最大40%削減。ストリーミング時の消費電力は20%削減される。

また、Snapdragon 660と比較してパフォーマンスが全体的に20%向上し、Webブラウジングが25%、アプリ起動時間が15%短縮されるよう最適化された。そのほか、Quick Charge 4+テクノロジーにより、15分以内に50%のバッテリー充電が行える。

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