ORBからLightning変換ケーブル
<ポタフェス>ゼンハイザー、密閉型フラグシップ「HD 820」最終版/ハイレゾ級音声放送「i-dio HQ」
本日14日・15日の2日間、「ポタフェス 2018(ポータブルオーディオ・フェスティバル 2018)」が東京・秋葉原のベルサール秋葉原が開催されている。本記事ではゼンハイザーをはじめ、ベルサール秋葉原地下1階の中央に出展した各ブースを中心にレポートする。
■ゼンハイザー
SENNHEISER(ゼンハイザー)は、密閉型ヘッドホンの最上位モデル「HD 820」の最終製品版を出展した。発売時期は8月上旬頃を予定しており、価格は30万円を切るくらいを想定しているという。ポタフェスでHD 820の最終製品版が出展されたのは今回が初となる。
HD 820は、特徴的なガラス製イヤーカップを採用した密閉型ヘッドホン。ドライバーユニットには、“Ring Radiator”トランスデューサーを採用。ガラス製のイヤーカップの凹面が、ドライバー後部およびその吸音構造に対して放射される音を適切に反射させることで、開放型ヘッドホンと同様の効果的な音波の減衰が可能になるとしている。
同社説明員によれば、このひとつまえの試作から今回の最終製品版になって大幅に音質が向上したとのこと。「以前のバージョンではまだ密閉型特有の音のこもりがあっり、HD 800 Sのようがやはり良いというような声もあった。それが最終版では同社の開放型に遜色のない音の明瞭さを実現している」とのことだった。
ゼンハイザーのブースではヘッドホンやイヤホンの最新モデルが勢揃い。ヘッドホンでは開放型ヘッドホン最上位「HD 800 S」や、ノイズキャンセリング機能搭載のBluetoothヘッドホン「PXC550 WIRELESS」「HD 4.50 BTNC」、「IE 800 S」「IE 80 S」などのハイエンドイヤホンが試聴できた。スポーツ向けBluetoothイヤホン「CX SPORT」も用意されていた。
■i-dio & Kiwi Player
i-dio(アイディオ)は、地上アナログ放送停波で空いた周波数帯を使って行われている新放送サービス。昨日、地上波放送として初というハイレゾ級音声放送フォーマット「i-dio HQ」による放送を、7月23日から関東・甲信越ブロックで開始することを発表していた(関連ニュース)。
同社ブースでは、このi-dio HQのデモを実施。i-dio HQは、ハイレゾ音声データに対して高音域を低音域から生成するSBR技術を採用することで、96kHzサンプリング HE-AACフォーマットで、ハイレゾ級の音質による放送を可能としたという。放送開始前ということで、ブースでは放送と同フォーマットの音源を用意。ハイレゾ級サウンドの音の良さがヘッドホンでも体感できることをアピールしていた。
同社ブースでは、サードパーティーが手がけるi-dio HQの聴取に対応予定の据え置き型プレーヤー「kiwiplayer」のデモも行われた。kiwiが手がけるこの製品は、i-dio Wi-Fi Tunerで受信したi-dio HQ放送をワイヤレスで受けて、USBデジタル出力するというプレーヤーだ。もちろん従来のi-dioにも対応。USBメモリーなどに保存したハイレゾ音源の再生も可能となっている。
出力はデジタルのみで、アナログ出力はあえて搭載していないとのこと。価格は未定だが、2018年11月末の発売を予定しているという。
■BoCo
独自発明の特許技術による高性能振動デバイス『earsopen 骨伝導デバイス』を内蔵した骨伝導イヤホンを手がけるBoCoは、最新のBluetoothモデル「BT-5」(関連ニュース)を出展した。また、これまで耳たぶに挟むかたちだったイヤホン部を、耳の裏側に取り付ける新形状にしたイヤホンも参考出展。10月頃のリリースを目指しているという。
BoCo製品のクラウドファンディングも行った GREEN FUNDING by T-SITEが手がける製品として、机などに貼り付けてその板面を振動させて音を出すBluetoothデバイス「TOUGH BEAT」のマイク付きモデルも参考出展されていた。これはTOUGH BEATをハンズフリー通話にも使いたいという声に答えたものとのことだ。
■ORB
ORBは同社のポータブル関連ケーブルを一斉に出展。中でも注目を集めたのが、7月20日より発売されるLightningコネクタ - 3.5mmステレオジャックの変換ケーブル「Clear force Lightning-3.5φ」だ。
Apple純正品の「Lightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ」のLightning端子を除くすべてのパーツを、ORBのハイグレードパーツに変更。Lightning端子のボディシェルには専用設計をした真鍮製のオリジナルシェルを、ケーブルにはPC-Triple Cを採用したORB独自のケーブル PT4が採用されている。
■コルグ
コルグが新たに展開するキット専門ブランド「Nu:Tekt」からは、第1弾製品となるNUTUBE搭載ポータブルヘッドホンアンプ「HA-KIT」が出展された。発売は9月頃を予定しており、2万円を切るくらいの価格を目指しているという。
同社は蛍光表示管技 術を応用して開発した新真空管「Nutube」を自作向けにも提供してきたが、自作愛好家による様々な自作Nutube作品にインスパイアされ、自作の楽しさをもっと世に広めたいとNu:Tektを立ち上げた(関連ニュース)。ブースでは、完成品のHA-KITを使ってその音を確認することもできた。
■LIBRATONE
エコ・トラスト・ジャパンは、同社が取り扱うデンマークのブランド LIBRATONEのBluetoothヘッドホン「Qadapt WIRELESS ON-EAR」やLightning接続対応イヤホン「Qadapt LIGHTNING IN-EAR」を出展した。いずれも、4段階で調整できるノイズキャンセリング機能、周囲の音を聞くことができる独自技術「City Mix」を搭載する。そのほか、同社のBluetoothスピーカー、Wi-Fiスピーカーも出展していた。
■ゼンハイザー
SENNHEISER(ゼンハイザー)は、密閉型ヘッドホンの最上位モデル「HD 820」の最終製品版を出展した。発売時期は8月上旬頃を予定しており、価格は30万円を切るくらいを想定しているという。ポタフェスでHD 820の最終製品版が出展されたのは今回が初となる。
HD 820は、特徴的なガラス製イヤーカップを採用した密閉型ヘッドホン。ドライバーユニットには、“Ring Radiator”トランスデューサーを採用。ガラス製のイヤーカップの凹面が、ドライバー後部およびその吸音構造に対して放射される音を適切に反射させることで、開放型ヘッドホンと同様の効果的な音波の減衰が可能になるとしている。
同社説明員によれば、このひとつまえの試作から今回の最終製品版になって大幅に音質が向上したとのこと。「以前のバージョンではまだ密閉型特有の音のこもりがあっり、HD 800 Sのようがやはり良いというような声もあった。それが最終版では同社の開放型に遜色のない音の明瞭さを実現している」とのことだった。
ゼンハイザーのブースではヘッドホンやイヤホンの最新モデルが勢揃い。ヘッドホンでは開放型ヘッドホン最上位「HD 800 S」や、ノイズキャンセリング機能搭載のBluetoothヘッドホン「PXC550 WIRELESS」「HD 4.50 BTNC」、「IE 800 S」「IE 80 S」などのハイエンドイヤホンが試聴できた。スポーツ向けBluetoothイヤホン「CX SPORT」も用意されていた。
■i-dio & Kiwi Player
i-dio(アイディオ)は、地上アナログ放送停波で空いた周波数帯を使って行われている新放送サービス。昨日、地上波放送として初というハイレゾ級音声放送フォーマット「i-dio HQ」による放送を、7月23日から関東・甲信越ブロックで開始することを発表していた(関連ニュース)。
同社ブースでは、このi-dio HQのデモを実施。i-dio HQは、ハイレゾ音声データに対して高音域を低音域から生成するSBR技術を採用することで、96kHzサンプリング HE-AACフォーマットで、ハイレゾ級の音質による放送を可能としたという。放送開始前ということで、ブースでは放送と同フォーマットの音源を用意。ハイレゾ級サウンドの音の良さがヘッドホンでも体感できることをアピールしていた。
同社ブースでは、サードパーティーが手がけるi-dio HQの聴取に対応予定の据え置き型プレーヤー「kiwiplayer」のデモも行われた。kiwiが手がけるこの製品は、i-dio Wi-Fi Tunerで受信したi-dio HQ放送をワイヤレスで受けて、USBデジタル出力するというプレーヤーだ。もちろん従来のi-dioにも対応。USBメモリーなどに保存したハイレゾ音源の再生も可能となっている。
出力はデジタルのみで、アナログ出力はあえて搭載していないとのこと。価格は未定だが、2018年11月末の発売を予定しているという。
■BoCo
独自発明の特許技術による高性能振動デバイス『earsopen 骨伝導デバイス』を内蔵した骨伝導イヤホンを手がけるBoCoは、最新のBluetoothモデル「BT-5」(関連ニュース)を出展した。また、これまで耳たぶに挟むかたちだったイヤホン部を、耳の裏側に取り付ける新形状にしたイヤホンも参考出展。10月頃のリリースを目指しているという。
BoCo製品のクラウドファンディングも行った GREEN FUNDING by T-SITEが手がける製品として、机などに貼り付けてその板面を振動させて音を出すBluetoothデバイス「TOUGH BEAT」のマイク付きモデルも参考出展されていた。これはTOUGH BEATをハンズフリー通話にも使いたいという声に答えたものとのことだ。
■ORB
ORBは同社のポータブル関連ケーブルを一斉に出展。中でも注目を集めたのが、7月20日より発売されるLightningコネクタ - 3.5mmステレオジャックの変換ケーブル「Clear force Lightning-3.5φ」だ。
Apple純正品の「Lightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ」のLightning端子を除くすべてのパーツを、ORBのハイグレードパーツに変更。Lightning端子のボディシェルには専用設計をした真鍮製のオリジナルシェルを、ケーブルにはPC-Triple Cを採用したORB独自のケーブル PT4が採用されている。
■コルグ
コルグが新たに展開するキット専門ブランド「Nu:Tekt」からは、第1弾製品となるNUTUBE搭載ポータブルヘッドホンアンプ「HA-KIT」が出展された。発売は9月頃を予定しており、2万円を切るくらいの価格を目指しているという。
同社は蛍光表示管技 術を応用して開発した新真空管「Nutube」を自作向けにも提供してきたが、自作愛好家による様々な自作Nutube作品にインスパイアされ、自作の楽しさをもっと世に広めたいとNu:Tektを立ち上げた(関連ニュース)。ブースでは、完成品のHA-KITを使ってその音を確認することもできた。
■LIBRATONE
エコ・トラスト・ジャパンは、同社が取り扱うデンマークのブランド LIBRATONEのBluetoothヘッドホン「Qadapt WIRELESS ON-EAR」やLightning接続対応イヤホン「Qadapt LIGHTNING IN-EAR」を出展した。いずれも、4段階で調整できるノイズキャンセリング機能、周囲の音を聞くことができる独自技術「City Mix」を搭載する。そのほか、同社のBluetoothスピーカー、Wi-Fiスピーカーも出展していた。