インナーイヤー型「ATH-CM2000Ti」も
オーディオテクニカ、チタン製ボディのハイレゾ対応イヤホン「ATH-CK2000Ti」。8万円前後
オーディオテクニカは、フルチタニウムハウジングを採用したハイレゾ対応カナル型イヤホン「ATH-CK2000Ti」、インナーイヤー型イヤホン「ATH-CM2000Ti」の2機種を、10月19日に発売する。価格はオープンだが、ATH-CK2000Tiは80,000円前後、ATH-CM2000Tiは50,000円前後での実売が想定される。
同時発表されたヘッドホン「ATH-AP2000Ti」(関連ニュース)と合わせて、いずれも同社ポータブルオーディオ製品のフラグシップとして開発されたモデルとなる。
発表会の壇上では、同社 商品開発部 ポータブルリスニング開発課の坪根広大氏がその詳細について説明。同氏が「一般的に製品は投入する価格帯を決めてから設計を開始するが、これら3機種ではそうした価格設定を設けず、音質と装着感を徹底的に追求して結果的にこの価格になった」と話す通り、フラグシップとして同社技術が結集された。
ATH-CK2000TiとATH-CM2000Tiで共通する特徴として、精密切削チタニウム製のハウジングを採用。不要共振を排除し、高域をより伸びやかでクリアにするなどを狙いとしている。また、ドライバーには高い磁束密度を得られるパーメンジュールを用いた磁気回路と、硬度が高く軽量でレスポンスの良いDLC(Diamond Like Carbon)コーティング振動板を採用している。
カナル型のATH-CK2000Tiは、Φ9.8mm+Φ8.8mm「DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS」を搭載。向かい合わせに配置された2基のダイナミックドライバーがプッシュプル動作することで、歪の低減や高い駆動力が得られるという。
ドライバー径は、DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS搭載有線イヤホンの従来モデル「ATH-CKR100」「ATH-CKR90」よりも小さく、それに伴ってハウジングもコンパクト化。音質についても、技術の進歩により従来モデルと同等以上を実現しているという。
前述のように音質や装着性を追求した結果、8万円前後という価格になったが、その理由について、同社 商品開発部 ポータブルリスニング開発課 マネージャーの安藤幸三氏は「加工の難しいチタンを採用したこと」「精密な機構を要するDUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERSの大幅な小型化を実現させたこと」の2つを特に挙げていた。
なお、DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERSを性能を小型化させた理由については「若い世代は耳孔が小さい傾向があり、実際、従来の大口径ドライバー搭載の大型イヤホンが耳に入らないという声が多数寄せられている」(安藤氏)とのこと。一方で単に小口径ドライバーにしただけでは当然ながら十分なサウンドは得られないため、同社は小型かつ高性能なドライバーの開発を各モデルで進めているのだという。
ATH-CM2000Tiは、「根強いインナーイヤー型イヤホン愛好家のために開発した」という、同社のインナーイヤー型としては8年ぶりの高級モデル。
新開発のφ15.4mm HDドライバー1基を搭載しており、耳との隙間から逃げる音も考慮してチューニングが行われている。また、カナル型イヤホンでは一般的となった耳掛け装着も可能になっているという。
両モデルともケーブルは脱着式で、コネクターには同社独自のA2DC端子を採用。コネクター根本部分もチタニウム製で、本体と一貫した質感をもたせたとする。L/Rでグラウンド分離したスターカッド撚り線としてクロストークの低減を図っており、Φ3.5mm ステレオミニケーブルに加え、左右の分離感を高めるというΦ4.4mm 5極 バランスケーブルも付属する。
ATH-CK2000Tiの再生周波数帯域は5Hz〜45kHzで、インピーダンスは10Ω。出力音圧レベルは102dB/mW、最大入力は100mW、質量は約12g。付属品として、コンプライフォームイヤーピース(S/M/L)、イヤーピース(XS/S/M/L)、クリーニングクロス、ケースが付属する。
ATH-CM2000Tiの再生周波数帯域は10Hz〜45kHzで、インピーダンスは16Ω。出力音圧レベルは102dB/mW、最大入力は100mW、質量は約11g。付属品として、イヤーパッド、クリーニングクロス、ケースが付属する。
同時発表されたヘッドホン「ATH-AP2000Ti」(関連ニュース)と合わせて、いずれも同社ポータブルオーディオ製品のフラグシップとして開発されたモデルとなる。
発表会の壇上では、同社 商品開発部 ポータブルリスニング開発課の坪根広大氏がその詳細について説明。同氏が「一般的に製品は投入する価格帯を決めてから設計を開始するが、これら3機種ではそうした価格設定を設けず、音質と装着感を徹底的に追求して結果的にこの価格になった」と話す通り、フラグシップとして同社技術が結集された。
ATH-CK2000TiとATH-CM2000Tiで共通する特徴として、精密切削チタニウム製のハウジングを採用。不要共振を排除し、高域をより伸びやかでクリアにするなどを狙いとしている。また、ドライバーには高い磁束密度を得られるパーメンジュールを用いた磁気回路と、硬度が高く軽量でレスポンスの良いDLC(Diamond Like Carbon)コーティング振動板を採用している。
カナル型のATH-CK2000Tiは、Φ9.8mm+Φ8.8mm「DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS」を搭載。向かい合わせに配置された2基のダイナミックドライバーがプッシュプル動作することで、歪の低減や高い駆動力が得られるという。
ドライバー径は、DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS搭載有線イヤホンの従来モデル「ATH-CKR100」「ATH-CKR90」よりも小さく、それに伴ってハウジングもコンパクト化。音質についても、技術の進歩により従来モデルと同等以上を実現しているという。
前述のように音質や装着性を追求した結果、8万円前後という価格になったが、その理由について、同社 商品開発部 ポータブルリスニング開発課 マネージャーの安藤幸三氏は「加工の難しいチタンを採用したこと」「精密な機構を要するDUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERSの大幅な小型化を実現させたこと」の2つを特に挙げていた。
なお、DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERSを性能を小型化させた理由については「若い世代は耳孔が小さい傾向があり、実際、従来の大口径ドライバー搭載の大型イヤホンが耳に入らないという声が多数寄せられている」(安藤氏)とのこと。一方で単に小口径ドライバーにしただけでは当然ながら十分なサウンドは得られないため、同社は小型かつ高性能なドライバーの開発を各モデルで進めているのだという。
ATH-CM2000Tiは、「根強いインナーイヤー型イヤホン愛好家のために開発した」という、同社のインナーイヤー型としては8年ぶりの高級モデル。
新開発のφ15.4mm HDドライバー1基を搭載しており、耳との隙間から逃げる音も考慮してチューニングが行われている。また、カナル型イヤホンでは一般的となった耳掛け装着も可能になっているという。
両モデルともケーブルは脱着式で、コネクターには同社独自のA2DC端子を採用。コネクター根本部分もチタニウム製で、本体と一貫した質感をもたせたとする。L/Rでグラウンド分離したスターカッド撚り線としてクロストークの低減を図っており、Φ3.5mm ステレオミニケーブルに加え、左右の分離感を高めるというΦ4.4mm 5極 バランスケーブルも付属する。
ATH-CK2000Tiの再生周波数帯域は5Hz〜45kHzで、インピーダンスは10Ω。出力音圧レベルは102dB/mW、最大入力は100mW、質量は約12g。付属品として、コンプライフォームイヤーピース(S/M/L)、イヤーピース(XS/S/M/L)、クリーニングクロス、ケースが付属する。
ATH-CM2000Tiの再生周波数帯域は10Hz〜45kHzで、インピーダンスは16Ω。出力音圧レベルは102dB/mW、最大入力は100mW、質量は約11g。付属品として、イヤーパッド、クリーニングクロス、ケースが付属する。