展示イベントが明日開幕
Bang & Olufsen幹部と世界的デザイナーが会見。哲学と最新機「Beosound Edge」の魅力を語る
Bang & Olufsenは、代官山T-SITEにて明日10月26日から開幕する同社製品の展示イベント「Timeless Pieces by Bang & Olufsen(タイムレス・ピース・バイ・バング&オルフセン展)」を前に記者会見を開催。Senior Go-To-Market ManagerであるAnders Buchmann氏らが来日し、同社の哲学や最新モデル「Beosound Edge」の特徴を語った。
「Beosound Edge」は、11月中旬からの発売を控える円形のワイヤレススピーカー(関連ニュース)。世界で初という新しい音響技術「Active Bass Port」を搭載。開閉型のベースポートによって様々な音量で最適な音質が得られるとしている。
本体は正円形で周囲にアルミフレームを配置。フレームにはレーザーで極小の穴が開けられ、物理的なタッチインターフェースを組み込んでいるという。また人が近づくとセンサーが感知して、タッチインターフェースがほのかに光るとのこと。
内蔵のジャイロスコープにより、本体を転がして動かすことで音量調整が可能。設置方法は床置き/壁掛けの両方に対応する。
デザインを世界的デザイナーのマイケル・アナスタシアデス氏が担当していることも特徴のひとつ。記者会見にはマイケル氏も登場し、「Bang & Olufsenの製品は時代を超越して何十年経っても我々に語りかけてくる意味のあるものばかり。そうしたものをBeosound Edgeでも実体化させた」などデザイン時の背景を説明した。
マイケル氏は、「プロダクトにおいてはテクノロジーの存在を感じさせないものであって欲しいと考えている」とコメント。「一見するとそれがなんなのか、すぐにはわからないものを目指した。一方でモノとしての存在感や実体感は伝わらなくてはいけない」とし、それらを両立させるために「コインを立てたようなデザインにし、両面から音が出ることで360度どこからでも音楽を楽しめるようにした」と述べた。
Anders Buchmann氏は、「Beosound Edgeを生産するためのアルミ加工は非常に難易度が高く、世界でも我々の自社工場でしかつくれない」とコメント。まずアルミを歪みのない板状にしてから真円へし、研磨をかけたあとにエッジを際立たせる加工を施すこと、さらに最後の段階で薄く削ることでタッチ操作に反応する厚みに調整するといった、非常に高度なものづくりを行っていることをアピールした。
また、「人間とテクノロジーの良い関係性を実現させる」「プロダクトによって、人間が一生忘れられない瞬間を創り出す」ことがBang & Olufsenの目指すものであると紹介。「世界で一番欲しいと思われる存在になりたい」と語る。
そして、放送局をプリセットしたラジオを創業者のピーター・バングとスヴェン・オルフセンが世界で初めて製品化したこと、Bang & Olufsenの電話機に採用していたホイール式ボタンからインスピレーションを得てAppleのスティーブ・ジョブズがiPodにホイールボタンを搭載したことなど、常にイノベーションを巻き起こしてきたとアピール。「Beosound Edgeにもそうした思想が脈々と息づいている」と述べた。
イベント「Timeless Pieces by Bang & Olufsen(タイムレス・ピース・バイ・バング&オルフセン展)」は明日10月26日から31日まで東京・代官山のT-SITEにて開催。「Beosound Edge」の体験試聴のほか、MoMA収蔵品など同社製品の展示を見ることができる。
「Beosound Edge」は、11月中旬からの発売を控える円形のワイヤレススピーカー(関連ニュース)。世界で初という新しい音響技術「Active Bass Port」を搭載。開閉型のベースポートによって様々な音量で最適な音質が得られるとしている。
本体は正円形で周囲にアルミフレームを配置。フレームにはレーザーで極小の穴が開けられ、物理的なタッチインターフェースを組み込んでいるという。また人が近づくとセンサーが感知して、タッチインターフェースがほのかに光るとのこと。
内蔵のジャイロスコープにより、本体を転がして動かすことで音量調整が可能。設置方法は床置き/壁掛けの両方に対応する。
デザインを世界的デザイナーのマイケル・アナスタシアデス氏が担当していることも特徴のひとつ。記者会見にはマイケル氏も登場し、「Bang & Olufsenの製品は時代を超越して何十年経っても我々に語りかけてくる意味のあるものばかり。そうしたものをBeosound Edgeでも実体化させた」などデザイン時の背景を説明した。
マイケル氏は、「プロダクトにおいてはテクノロジーの存在を感じさせないものであって欲しいと考えている」とコメント。「一見するとそれがなんなのか、すぐにはわからないものを目指した。一方でモノとしての存在感や実体感は伝わらなくてはいけない」とし、それらを両立させるために「コインを立てたようなデザインにし、両面から音が出ることで360度どこからでも音楽を楽しめるようにした」と述べた。
Anders Buchmann氏は、「Beosound Edgeを生産するためのアルミ加工は非常に難易度が高く、世界でも我々の自社工場でしかつくれない」とコメント。まずアルミを歪みのない板状にしてから真円へし、研磨をかけたあとにエッジを際立たせる加工を施すこと、さらに最後の段階で薄く削ることでタッチ操作に反応する厚みに調整するといった、非常に高度なものづくりを行っていることをアピールした。
また、「人間とテクノロジーの良い関係性を実現させる」「プロダクトによって、人間が一生忘れられない瞬間を創り出す」ことがBang & Olufsenの目指すものであると紹介。「世界で一番欲しいと思われる存在になりたい」と語る。
そして、放送局をプリセットしたラジオを創業者のピーター・バングとスヴェン・オルフセンが世界で初めて製品化したこと、Bang & Olufsenの電話機に採用していたホイール式ボタンからインスピレーションを得てAppleのスティーブ・ジョブズがiPodにホイールボタンを搭載したことなど、常にイノベーションを巻き起こしてきたとアピール。「Beosound Edgeにもそうした思想が脈々と息づいている」と述べた。
イベント「Timeless Pieces by Bang & Olufsen(タイムレス・ピース・バイ・バング&オルフセン展)」は明日10月26日から31日まで東京・代官山のT-SITEにて開催。「Beosound Edge」の体験試聴のほか、MoMA収蔵品など同社製品の展示を見ることができる。