スマートクロージングなどその他の出展内容も
メガネスーパーのウェアラブルデバイス「b.g.」いよいよ4月出荷<ウェアラブルEXPO>
本日1月16日から18日まで、東京ビッグサイトで開催されているウェアラブル関連部品・材料などの展示会「ウェアラブルEXPO」。オーディオビジュアル関連を中心に、注目の出展内容を紹介していく。
■メガネスーパーが作ったウェアラブルディスプレイ、いよいよ出荷開始
メガネスーパーが展示していた、メガネ型のウェアラブルディスプレイ「b.g.」(ビージー)。メガネ量販店「メガネスーパー」を展開する(株)ビジョナリーホールディングスの子会社、(株)エンハンラボが、数年前から商品企画を進めてきたメガネ型ウェアラブル端末だ。昨年のウェアラブルEXPOにも出展していたが、完成度を高め、いよいよこの4月から出荷を開始する。当初はBtoBでの販売のみ行う。
昨年のレポートでもお伝えしたように、中央に2つのディスプレイを備え、両目で見ることができる。フレームに福井県鯖江の技術を活用し、素材にはベータチタンを採用。頭部を包み込むような形状とし、頭部全体で重さを支える構造となっている。
画面の解像度は1,280×720のXGA。実際にメガネの上からb.g.を装着すると、ほとんど何も調整しなくても、視界の上に鮮明な映像が表示される。
今回のデモでは、iPhoneから変換アダプターを介してHDMIでb.g.へ映像を入力。iPhoneで再生した、折り紙の折り方を紹介するデモ動画が視界の上に表示され、それを見ながら手元の折り紙を実際に折る、という体験が行えた。
画面と手元を目が行ったり来たりするわけだが、目の焦点を都度合わせなくても、自然に映像と手元の様子が視界に入ってくる。エンハンラボでは、この1年、b.g.を様々な業界に貸し出し、そこで出て来た意見をフィードバックしてきたということだが、その甲斐あってか、非常にクオリティが高い体験が得られた。今後は医療関連、建設関連、製造関連など、様々な現場で使われる予定という。将来的にはBtoCでの展開も期待したい。
■スマートクロージングを実現する様々なソリューション
バンドー化学は、伸縮性ひずみセンサー「C-STRETCH」をアピール。センサー自体が収縮し、従来は計測できなかった大きな変形や曲面の伸びも計測できるというものだ。
ブースでは、男性の肘や両脇、腰にC-STRETCHを貼り、その動きデータをWi-Fiでロボットに送信。人の動きのとおりにロボットを動かす、というデモを行っていた。男性が肘を伸ばすしたり、腰をひねったりするとロボットもそれに追随する様子が可愛らしく、来場者から喝采を浴びていた。
そのほか、デュポンは昨年から引きつづきスマートクロージングの新たなブランド「Intexar」を紹介。センサーを備えた繊維によって、脈拍、呼吸、筋肉の動きなどをリアルタイムでモニターし、データ収集することができる。
また東洋紡も、スマートクロージングを実現するフィルム状の導電素材「COCOMI」を昨年に引きつづき出展。今年は実際にCOCOMIを使った衣服をスタッフが身につけるなど、昨年に比べて進化していた。家庭用洗濯機を使って洗濯を100回しても性能に問題がない耐久性もアピールしていた。
COLORLINK JAPANは、映像鑑賞を想定したヘッドセット用のレンズユニットを2種類展示していた。一つは0.7インチ/16対9、フルHD解像度の「TPF-70-DC」で、もう一つは0.5インチ/4対3、UXGA(1,600×1,200)解像度の「TPF-50Dx」だ。
VRヘッドセットは通常、画面が視界のほぼすべてを覆い尽くすが、そうすると周辺部に収差が生じたりなど、画質が劣化する。今回COLORLINK JAPANが展示したのは、体感上の画面サイズはそれほど大きくないものの、フォーカス感、色の正確性などの画質を高めた。フルHDの「TPF-70-DC」は1m先で55インチの画面があるのと同等の画面サイズが体感できるよう設計したとのことで、率直に言って大画面感はあまりないが、その分、同社が目指したクリアで解像感が高い映像が実現できていた。
■メガネスーパーが作ったウェアラブルディスプレイ、いよいよ出荷開始
メガネスーパーが展示していた、メガネ型のウェアラブルディスプレイ「b.g.」(ビージー)。メガネ量販店「メガネスーパー」を展開する(株)ビジョナリーホールディングスの子会社、(株)エンハンラボが、数年前から商品企画を進めてきたメガネ型ウェアラブル端末だ。昨年のウェアラブルEXPOにも出展していたが、完成度を高め、いよいよこの4月から出荷を開始する。当初はBtoBでの販売のみ行う。
昨年のレポートでもお伝えしたように、中央に2つのディスプレイを備え、両目で見ることができる。フレームに福井県鯖江の技術を活用し、素材にはベータチタンを採用。頭部を包み込むような形状とし、頭部全体で重さを支える構造となっている。
画面の解像度は1,280×720のXGA。実際にメガネの上からb.g.を装着すると、ほとんど何も調整しなくても、視界の上に鮮明な映像が表示される。
今回のデモでは、iPhoneから変換アダプターを介してHDMIでb.g.へ映像を入力。iPhoneで再生した、折り紙の折り方を紹介するデモ動画が視界の上に表示され、それを見ながら手元の折り紙を実際に折る、という体験が行えた。
画面と手元を目が行ったり来たりするわけだが、目の焦点を都度合わせなくても、自然に映像と手元の様子が視界に入ってくる。エンハンラボでは、この1年、b.g.を様々な業界に貸し出し、そこで出て来た意見をフィードバックしてきたということだが、その甲斐あってか、非常にクオリティが高い体験が得られた。今後は医療関連、建設関連、製造関連など、様々な現場で使われる予定という。将来的にはBtoCでの展開も期待したい。
■スマートクロージングを実現する様々なソリューション
バンドー化学は、伸縮性ひずみセンサー「C-STRETCH」をアピール。センサー自体が収縮し、従来は計測できなかった大きな変形や曲面の伸びも計測できるというものだ。
ブースでは、男性の肘や両脇、腰にC-STRETCHを貼り、その動きデータをWi-Fiでロボットに送信。人の動きのとおりにロボットを動かす、というデモを行っていた。男性が肘を伸ばすしたり、腰をひねったりするとロボットもそれに追随する様子が可愛らしく、来場者から喝采を浴びていた。
そのほか、デュポンは昨年から引きつづきスマートクロージングの新たなブランド「Intexar」を紹介。センサーを備えた繊維によって、脈拍、呼吸、筋肉の動きなどをリアルタイムでモニターし、データ収集することができる。
また東洋紡も、スマートクロージングを実現するフィルム状の導電素材「COCOMI」を昨年に引きつづき出展。今年は実際にCOCOMIを使った衣服をスタッフが身につけるなど、昨年に比べて進化していた。家庭用洗濯機を使って洗濯を100回しても性能に問題がない耐久性もアピールしていた。
COLORLINK JAPANは、映像鑑賞を想定したヘッドセット用のレンズユニットを2種類展示していた。一つは0.7インチ/16対9、フルHD解像度の「TPF-70-DC」で、もう一つは0.5インチ/4対3、UXGA(1,600×1,200)解像度の「TPF-50Dx」だ。
VRヘッドセットは通常、画面が視界のほぼすべてを覆い尽くすが、そうすると周辺部に収差が生じたりなど、画質が劣化する。今回COLORLINK JAPANが展示したのは、体感上の画面サイズはそれほど大きくないものの、フォーカス感、色の正確性などの画質を高めた。フルHDの「TPF-70-DC」は1m先で55インチの画面があるのと同等の画面サイズが体感できるよう設計したとのことで、率直に言って大画面感はあまりないが、その分、同社が目指したクリアで解像感が高い映像が実現できていた。