広さやスクリーンサイズは? 料金は?
“最強クラス”映画館・ドルビーシネマが関東上陸! MOVIXさいたま「シアター11」内部レポート
今週末4月26日(金)、関東圏初となる「ドルビーシネマ」が「MOVIXさいたま」の “シアター11” にオープンする。こけら落としとなる作品は午前0時全国同時公開となる話題作『アベンジャーズ/エンドゲーム』だ。初回上映のチケットははわずか数分で売り切れとなった。
「ドルビーシネマ」は昨年11月、福岡県のT・ジョイ博多に国内初オープンした。その際、ファイルウェブでは、 “最強映画館” と紹介したが(関連ニュース)、今回のMOVIXさいたまはそれにつづいて日本国内2館目、関東圏で初めてとなる。
ドルビーシネマは、HDR映像技術を駆使した「Dolby Vision(ドルビービジョン)」と、AVファンにはお馴染みのオブジェクトベース・オーディオの「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」を採用し、スクリーン館内のインテリアカラー、空間デザイン、座席アレンジメントといった「シアターデザイン」がこれらの技術とした一体化した、まさに “最強映画館” システムだ。
まず、ドルビービジョンで採用されているHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)技術は、従来よりも表現できる明暗差が大きく、肉眼で風景を見るのに近い自然な映像を再現できる。
まぶしい太陽の光や、漆黒の闇、夜空の星といった明暗さを表現するコントラストは、4Kや8Kなどといった解像度と同じくらい重要な要素でありながら、これまでは映像機器の技術的な要因で、省略または圧縮されてきた。MOVIXさいたまでは、2台のレーザープロジェクターを擁し、従来の映画館プロジェクターの約500倍に相当する100万:1のコントラスト比を実現している。
また鮮やかな色域は、従来のDCI P3からRec.2020に拡張。HDRとあいまって、これまで描き切れなかった深いディティールまで余すことなく、制作者の意図通りの表現が可能となっている。
一方で、オブジェクトベース・オーディオは、主に効果音などの「移動する音」に対して座標情報をもたせておき、再生するスピーカーの数や大きさに合わせてレンダリング(生成)を行うのが特徴。従来のサラウンドシステムではフロント、センター、リア、サラウンドといった場所の役割があったが、その概念自体がない。音場の再現も、従来の水平方向に加え、天井スピーカーによって垂直方向の立体感もきめ細かく再現できる。
すでにドルビーシネマは、北米からヨーロッパ、中国に至るまで400スクリーン以上に導入されており、ハリウッドの主要7スタジオによる、ドルビーシネマ対応タイトルもすでに210作品(公開予定含む)がある。
MOVIXさいたまの「ドルビーシネマ」は292席。スクリーンサイズは非公表だが、348席(車椅子2席含む)のT・ジョイ博多と比べると、若干コンパクトながらほぼ同等サイズの印象だ。完全に黒色で統一された壁、天井、革張りの座席シートは、劇場全体を漆黒の闇に沈める。
またT・ジョイ博多がまったくスピーカーの姿が見えないシアターデザインになっていたのに対して、MOVIXさいたまでは、天井に黒い球状スピーカーが2列に8個の都合16個並んでいるのが見える。
これはドルビー純正のオーバーヘッドスピーカー専用に開発された「SLS 3軸スピーカーMA390C」だ。球形エンクロージャーに300W/12インチの同軸フルレンジスピーカーを収納し、パッシブクロスオーバーで個別にドライブできるMA390Cは、3軸回転で簡単に方向を定めることができる設置の簡便性と、ドルビーアトモス専用に開発されたコストパフォーマンスのよさが特徴となっている。
3D上映は、色偏光方式の「ドルビー3D」を使用している(専用メガネを使用し、上映後に返却)。松竹ピカデリー/MOVIX系は通常、リアルD方式を採用しているので、ドルビーシネマ対応スクリーンのみ別方式となる。ドルビーシネマの鑑賞料金は、通常料金にプラス500円。3D作品ではさらに3D上映料金としてプラス400円(計900円プラス)が必要となる。
なお、松竹ピカデリー/MOVIX系の映画館は、無料会員「SMT Members」になると、2回目の鑑賞からWEB予約で鑑賞料金が1,200円に割引される。この割引料金にドルビーシネマ料金(+500円)を合わせても、一般的な映画鑑賞料金1,800円より100円安くなるので、映画館での鑑賞機会が多い慣れた映画ファンは使いこなしたい。
百聞は一見にしかず。ドルビーシネマを体験して、その目と耳で映画に没入してほしい。
【MOVIXさいたま スクリーン11「ドルビーシネマ」】
●所在地:埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4丁目267番2号 コクーンシティ コクーン1内 2F
●座席数:292席(290席+車椅子2席)
●鑑賞料金(税込):
ドルビーシネマ2D作品 鑑賞料金+一律500円
ドルビーシネマ3D作品 鑑賞料金+一律900円
「ドルビーシネマ」は昨年11月、福岡県のT・ジョイ博多に国内初オープンした。その際、ファイルウェブでは、 “最強映画館” と紹介したが(関連ニュース)、今回のMOVIXさいたまはそれにつづいて日本国内2館目、関東圏で初めてとなる。
ドルビーシネマは、HDR映像技術を駆使した「Dolby Vision(ドルビービジョン)」と、AVファンにはお馴染みのオブジェクトベース・オーディオの「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」を採用し、スクリーン館内のインテリアカラー、空間デザイン、座席アレンジメントといった「シアターデザイン」がこれらの技術とした一体化した、まさに “最強映画館” システムだ。
まず、ドルビービジョンで採用されているHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)技術は、従来よりも表現できる明暗差が大きく、肉眼で風景を見るのに近い自然な映像を再現できる。
まぶしい太陽の光や、漆黒の闇、夜空の星といった明暗さを表現するコントラストは、4Kや8Kなどといった解像度と同じくらい重要な要素でありながら、これまでは映像機器の技術的な要因で、省略または圧縮されてきた。MOVIXさいたまでは、2台のレーザープロジェクターを擁し、従来の映画館プロジェクターの約500倍に相当する100万:1のコントラスト比を実現している。
また鮮やかな色域は、従来のDCI P3からRec.2020に拡張。HDRとあいまって、これまで描き切れなかった深いディティールまで余すことなく、制作者の意図通りの表現が可能となっている。
一方で、オブジェクトベース・オーディオは、主に効果音などの「移動する音」に対して座標情報をもたせておき、再生するスピーカーの数や大きさに合わせてレンダリング(生成)を行うのが特徴。従来のサラウンドシステムではフロント、センター、リア、サラウンドといった場所の役割があったが、その概念自体がない。音場の再現も、従来の水平方向に加え、天井スピーカーによって垂直方向の立体感もきめ細かく再現できる。
すでにドルビーシネマは、北米からヨーロッパ、中国に至るまで400スクリーン以上に導入されており、ハリウッドの主要7スタジオによる、ドルビーシネマ対応タイトルもすでに210作品(公開予定含む)がある。
MOVIXさいたまの「ドルビーシネマ」は292席。スクリーンサイズは非公表だが、348席(車椅子2席含む)のT・ジョイ博多と比べると、若干コンパクトながらほぼ同等サイズの印象だ。完全に黒色で統一された壁、天井、革張りの座席シートは、劇場全体を漆黒の闇に沈める。
またT・ジョイ博多がまったくスピーカーの姿が見えないシアターデザインになっていたのに対して、MOVIXさいたまでは、天井に黒い球状スピーカーが2列に8個の都合16個並んでいるのが見える。
これはドルビー純正のオーバーヘッドスピーカー専用に開発された「SLS 3軸スピーカーMA390C」だ。球形エンクロージャーに300W/12インチの同軸フルレンジスピーカーを収納し、パッシブクロスオーバーで個別にドライブできるMA390Cは、3軸回転で簡単に方向を定めることができる設置の簡便性と、ドルビーアトモス専用に開発されたコストパフォーマンスのよさが特徴となっている。
3D上映は、色偏光方式の「ドルビー3D」を使用している(専用メガネを使用し、上映後に返却)。松竹ピカデリー/MOVIX系は通常、リアルD方式を採用しているので、ドルビーシネマ対応スクリーンのみ別方式となる。ドルビーシネマの鑑賞料金は、通常料金にプラス500円。3D作品ではさらに3D上映料金としてプラス400円(計900円プラス)が必要となる。
なお、松竹ピカデリー/MOVIX系の映画館は、無料会員「SMT Members」になると、2回目の鑑賞からWEB予約で鑑賞料金が1,200円に割引される。この割引料金にドルビーシネマ料金(+500円)を合わせても、一般的な映画鑑賞料金1,800円より100円安くなるので、映画館での鑑賞機会が多い慣れた映画ファンは使いこなしたい。
百聞は一見にしかず。ドルビーシネマを体験して、その目と耳で映画に没入してほしい。
【MOVIXさいたま スクリーン11「ドルビーシネマ」】
●所在地:埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4丁目267番2号 コクーンシティ コクーン1内 2F
●座席数:292席(290席+車椅子2席)
●鑑賞料金(税込):
ドルビーシネマ2D作品 鑑賞料金+一律500円
ドルビーシネマ3D作品 鑑賞料金+一律900円