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小型DAC「SPECTRA X」参考出展

<ヘッドフォン祭>ビクターの旗艦イヤホン「FW10000」で高級イヤーピース「スパイラルドット++」の効果を試す

公開日 2019/04/27 22:59 編集部:小澤貴信
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本日27日より開幕した「春のヘッドフォン祭2019」。本記事では、会場となった中野サンプラザの6Fロビー出展ブースを中心にブースをレポートする。

JVCケンウッド

JVCケンウッドは、VICTORブランドで展開するWOODシリーズのフラグシップ「HA-FW10000」と、高級イヤービースとして話題を集める「スパイラルドット++」をブースのメインに据えた。

「HA-FW10000」

HA-FW10000は、実売18万円前後というハイエンドイヤホン。「すべては音のために」をコンセプトに、同社の音響技術を徹底投入したモデルとなる。新開発のウッドドームカーボン振動板による11mmドライバーユニットを搭載、ドライバーケースにはチタン素材を採用する。ハウジングとウッドスタビライザーには日本産の楓が使われている。MMCXによるリケーブルにも対応し、ケーブルは絹を用いた“L/R完全分離ハイグレードグルーヴケーブル”を採用する。

スパイラルドット++(EP-FX10)は、1パッケージが4個入りで実売2,500前後という高級イヤーピース。かさの部分には優れた装着性を可能にする「SMP iFit」を、軸の部分にはシリコンを採用する異種素材組合せを初めて採用。イヤーピース内壁にはシリーズの特徴である「スパイラルドット」を施し、反射音を拡散して音の濁りを押さえてクリアなサウンドを実現する。サイズは5種類をラインナップする。なお、本誌編集部員が全サイズを自腹購入したレビューはこちら

スパイラルドット++

会場ではHA-FW10000に加えて、本機をはじめとする同社イヤホンで通常イヤーピースとスピンフィット++の音のちがいを比較できるデモも用意。そのサウンドを実際に確かめることができた。

「HA-FW10000」をスパイラルドット++ or 通常イヤーピースで比較


フォーカルポイント

フォーカルポイントは、コンパクトサイズかつスマートフォンに直結できるDAC/ヘッドホンアンプ「SPECTRA X」を参考出展した。本機はmaktar社が手がける製品。棒状の本体からショートケーブルが直接伸びており、USB-C端子/Lightning端子/USB-A端子の3モデルを用意する。DACはESS製「ES9018Q2C」を搭載。384kHz/32bit PCMおよび11.2MHz DSD再生に対応する。

スマートフォンと接続したところ

「SPECTRA X」

従来モデル「SPECTRA」から、歪み低減技術 Xtra Soundや強化型マルチステージノイズフィルターの搭載、省電力化などの点で進化を果たしたモデルとのことだ。


Cayin/UNCOMMON

Cayinは、同社のDAP「N6」の後継モデルとなる「N6ii」を出展した。N6iiは従来モデルの音質思想を継承しつつ、“オーディオマザーボード交換式”を採用したことが特徴となる。DACはAK4497EQを採用。アンプ部にはOPA1622を4基搭載する。フルバランスのオーディオ回路構成で、ヘッドホン出力は4.4mmバランスおよび3.5mm(共にライン出力兼用)を備える。OSはAndroid8.1ベースで、Snapdragon 425を搭載。オーディオマザーボード交換式のため、DACおよびアンプ部の交換も可能となるという。



ROBODEN

旭化成が手がける伸縮可能なケーブル「ROBODEN」は、ヘッドホン用ケーブルとしての用途をアピールするためにブースを出展した。その名から想像できるとおり、そもそも工業用ロボットアームなどに用いるために開発されたケーブルで、独自のらせん構造導体や稼働する外部被覆によって、伸縮性を備え、さらには屈曲に対しても強い耐性を備えている。ブースではネックバンド型BluetoothイヤホンやUSBケーブルに用いるかたちが提案されていた。

ROBODENの導体部。これは通常の状態

伸ばしたところ


様々なROBODENケーブルや、それを用いたイヤホンを展示



ヘッドフォン祭の会期は明日4月28日まで。なお、イベント2日めの28日には、特売コーナーの全製品が5%オフになる「ファイルウェブ割」を実施。ファイルウェブの「春のヘッドフォン祭2019」関連記事を(この記事含む)表示したスマホを、フジヤエービックの販売スタッフに見せるだけで割引が適用される。

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