1996年の「RJ-3000」がベース

ビクター設立90周年、120万円のオルゴール「RJ-3000MK2」を90台限定で発売

公開日 2018/06/14 11:29 編集部:押野 由宇
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JVCケンウッドは、『ビクター設立90周年記念商品』として、ホーン付卓上型のオルゴール「RJ-3000MK2」を限定90台で直接販売し、本日6月14日より専用窓口にて予約受け付けを開始する。価格は1,200,000円(税抜)。限定受注生産商品のため、受注後から発送までは約2〜3カ月を予定しており、商品の発送は8月下旬以降順次行われる。

「RJ-3000MK2」

本機は、旧日本ビクターが1996年に発売した高級オルゴール「RJ-3000」を元に、当時採用していたカンチレバーによるホーン方式を踏襲しつつ、同社独自技術として培ったウッドコーンスピーカーのキャビネット音響技術を新たに投入。

オルゴールのアコースティックな響きは、キャビネットの素材と構造に大きく左右されるため、響きや音色の異なるスプルース、カリン、メイプル、ナラ、チェリー等の厳選した無垢材を、最大限の響きや余韻が得られるようキャビネット内の適材適所に組み込んだ。

木材に経年効果を付加させる人工熟成処理(特定条件下での加熱処理)を施した響棒とウッドブロックを採用。音を美しく響かせるため素材と形状を吟味した響棒と、ゆったりとした豊かな低音を再現するためのウッドブロックを、それぞれ最適な位置に配置することで、オルゴールの美しい響きに最適なチューニングを施したという。

国内製の45弁ディスク式オルゴールムーブメント(日本電産サンキョー株式会社製「ORPHEUS」)を採用。さらに、同ムーブメントを、ステンレス素材のメカベースと人工熟成ナラ材響板とで積層にした独自のハイブリッド構造とすることで、弾かれた櫛歯の振動を最大限にキャビネットへ伝達し、美しい音をより拡大させたとしている。

オルゴールディスクの交換により80曲を超える楽曲(日本電産サンキョー株式会社製、全84タイトルを発売中、2018年6月14日現在)の演奏が可能。加えて、本機オリジナルの5枚のディスク(曲目:1「ジュ トゥ ヴ」 、2「パッヘルベルのカノン」、3「花のワルツ」、4「いとしのエリー」、 5「らいおんハート」)を同梱する。

外形寸法は637W× 798H×412/425Dmm(上蓋閉/開寸法)、質量は約18kg(ディスク含む)。

なお6月16日・17日に開催される日本オーディオ協会主催「OTOTEN 2018」(事前来場者登録はこちら)の同社ブース(D401)にて本機が初出品され、その音色を体感できる。

【オルゴール専用問い合わせ先】
TEL:0120-228-118(固定電話・携帯電話からはフリーダイヤル)
045-450-8950(一部の IP 電話から)

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