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エプソン、体験・体感の大型拠点「エプソンスクエア丸の内」オープン

公開日 2019/05/30 18:01 Senka21編集部 徳田ゆかり
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オープニングセレモニーでのテープカット
「エプソンスクエア丸の内」の開館に先立ち、オープニングセレモニーが開催された。冒頭の挨拶に登壇したのは、セイコーエプソン(株)代表取締役社長 碓井稔氏。


セイコーエプソン(株)代表取締役社長 碓井稔氏
今年度は中期経営計画「EPSON 25」の第2期。インクジェット、ビジュアル、ウェアラブル、ロボティクスと、4つの事業を展開しながら「もっと豊かで、創造性にあふれ、環境にやさしい新しい世界を創り出すべく、より多くの皆さまに当社の活動を知っていただき、皆さまと一緒になって新しい世界の新しい価値を創り出したいと取り組みを進めています」。

「当社は信州を基盤とするある意味田舎の企業ですが、志を高くもち、新しい世界を創り出そうと全社員が意気込みに燃えています。新しい価値を創り出す発信地として、丸の内をおいて我々の志を遂げる場所はない。ほぼすべてのエプソンの商品を一堂に会し、我々の環境への取り組みや新しい世界を創り出す挑戦的な取り組みを皆様と一緒に推進したい」との強い思いを示す。

さらに、同社が注力するペーパーラボや、オフィス向けインクジェット複写機、スマート機能をもつロボティクスなどの展開に触れ、「これらはまさにこれからが正念場。皆様の多大なるご協力とご支援ご鞭撻が大きな力になります。一緒に新しい価値を創り出すべくご参画いただきたい」と呼びかけた。

続いて登壇したエプソン販売(株)代表取締役社長 鈴村文徳氏が「1994年に開設されたショールームであるエプソンスクエアは、今年25年目の節目を迎えました。今回丸の内に、エプソンの持つさまざまな技術をお客様に見て、体感していただける場として集結させ、あらためてリニューアルオープンしました」と語り、「エプソンスクエア丸の内」について紹介。


エプソン販売(株)代表取締役社長 鈴村文徳氏
「幅広い範囲でエプソンの技術を楽しんでいただける場。より多くのお客様に、しっかりと体験していただき、エプソンだけでなくパートナーの皆さまとともに価値を創り出す場としたい。ここからオープンイノベーションをやっていく、よりよい社会の発展のためにエプソンが存在し続ける、そのスタートとしたい」と強い意気込みを語った。

セレモニーにはエプソンスクエア丸の内の開設に尽力した方々が来賓として出席、代表して三菱地所(株)代表執行役 執行役専務 千葉太氏が挨拶し「三菱地所は長年にわたり、大手町、丸の内、有楽町エリアの開設にあたっており、ここ数年はオープンイノベーション・フィールド化に注力。大企業のみならずスタートアップ企業、大学、研究機関などが集って新たなムーブメントを生む、そのためのさまざまな取り組みに着手しています。有楽町駅前のこの場所は、非常に重要な区画。ショールームが賑わいの拠点となり、多くの方が集い、新たな風が吹き込み発展することを期待します」と語った。


三菱地所(株)代表執行役 執行役専務 千葉太氏
エプソンのホームプロジェクター、鈴村文徳氏が語る今後の展開

記者が館内を見学したところ、ホームプロジェクターについての大きな展示が見受けられなかった。この点について鈴村文徳氏から、以下のようなコメントがあった。

「ホームプロジェクターは、非常に重要視しています。先日発売しましたコンパクトなホームプロジェクターのEF-100W、EF-100Bは、碓井社長も非常に強い思い入れを持っている。これでひとつの方向性を打ち出しましたが、もっともっとお客様の裾野を広げるアクションを起こす必要があります」。

「エプソンスクエアでも、今後ホームプロジェクターを展開していきます。ホームシアターの領域は当然ラインナップを強化していきますが、ここでは“ホームシアター”という見せ方ばかりでなく、もっと身近に日常的に家庭内で映像を楽しむ提案や仕掛けを、効果的に提示する方策を検討しているところです。たとえば玄関に投影してきれいな風景を見せるなど、いろいろなアプローチを試みたい。家庭で映像を楽しむ、というコンセプトにはさらに注力していきます。エプソンならではのご提案をお見せしたいですね。しっかりやりますのでご期待ください」。

多くの人々が集う一等地で展開する体感の場づくり。エプソンが得意とする映像の分野で今後どのような提案がなされるか、注目したい。

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