DUNUからは新イヤホンが2機種
<ポタフェス>オンキヨー&パイオニアがクリプシュ取り扱いへ/骨伝導でも完全ワイヤレスイヤホンが登場
7月13日(土)14日(日)の二日間にわたって開催されている“ポタフェス2019夏”「ポータブルオーディオフェスティバル 2019夏 東京・秋葉原」。本記事ではオンキヨー&パイオニア、DUNU、MJSOFT(moshi)、GREENFUNDING、AfterShokzのブースをレポートする。
■オンキヨー&パイオニア
オンキヨー&パイオニアでは、マグネシウム振動板採用のBAドライバーを搭載したカスタムIEMの試作機や(関連ニュース)、パイオニアのワイヤレスイヤホン各種、そしてクリプシュのワイヤレスイヤホンなどを出展している。
世界初というマグネシウムBAドライバーを独自に開発したオンキヨーは、今春からオーディオイベントなどで試作機を出展。本会場で披露されたのはさらにアップデートされた最新バージョンで、3モデルを用意して比較試聴できるようになっていた。
マグネシウムBAドライバーをフルレンジに1基搭載した「1」、高域に1基(低域は従来のBAドライバーを1基)搭載した「2」、そして高域に1基(こちらも低域に従来BAドライバーを2基)搭載した「3」を用意。ドライバー自体がまだ最終チューニングの段階ではないとのことだが、音質面では高域などの刺さりが軽減されており、本日の試聴ではフルレンジに採用した「1」が特に好評だったという。
また、今後取り扱い予定としているクリプシュブランドのワイヤレスイヤホンも複数展示している。注目モデルは完全ワイヤレスイヤホン「T5 True Wireless」。今年のCESで発表された製品で(関連ニュース)、φ5mmドライバーを搭載。IPX4の防水性能を備え、連続再生時間は8時間、充電ケースは24時間分の充電が可能。周波数特性は10Hz-19kHz。
ライターのような金属製のケースにはUSB-C端子を装備。急速充電対応で15分で2時間以上再生可能とのこと。特許取得済みという楕円形のイヤーチップも付属する。他にもネックバンドタイプの「T5 Neckband」、汗水に強い仕様の「T5 SPORT」、有線イヤホン「T5M」も並び、ワイヤレス製品は全てBluetooth 5.0対応、コーデックはSBC/AAC/aptXをサポートしている。
■DUNU
DUNUからは新イヤホンが2機種登場。1機種目は、BAを4基(超高域に2基、中〜高域に2基)、13mmダイナミックドライバー(ベリリウム振動板採用)を1基を用いた3ウェイ5ドライバー構成のハイブリッドイヤホン「DK 3001 PRO」。新設計のステンレススチール製ハウジングを採用し、内部構造も新たに設計、解像度の高いサウンドを実現するとのこと。
MMCX端子を採用しリケーブルに対応。付属ケーブルは高純度OCC導体ケーブルを同梱する。またプラグ部は付け替え可能なクイックスイッチングコネクタを採用。3.5mmに加え、2.5mmバランス、4.4mmバランス、3.5mmPROバランスと4つのプラグも付属する。eイヤホンでは7月末〜8月初旬に、他量販店では8月中旬から発売開始予定で、価格は5万円台後半を予定している。
2機種目は、7,980円(税抜)とエントリー価格帯を実現したイヤホン「DM480」。同社初となる樹脂素材をハウジングに採用し、カスタムIEMのようなシェルにオリジナルのフェイスプレードデザインを施している。独自開発の専用ダイナミックドライバーを搭載、ノズル部は金属製で、エントリークラスながらDUNUらしいフラットかつ正確で高品位なサウンドを再生するとのこと。またこちらも同社初となる2pinタイプのリケーブルに対応する。製品のターゲット層となるスマートフォンユーザーを想定し、プラグ部はストレートプラグになる予定とのこと。
■MJSOFT(moshi)
米ブランド「moshi」からイヤホン/ヘッドホンを多数出展。元々はバッグにつけるアクセサリーを展開していたブランドで、約7年前くらいからオーディオ開発をスタート。デザイン性の高い製品を多数ラインナップしている。
7月下旬に発売予定のワイヤレスヘッドホン「avanti air」は、2018年に世界3大レッド・ドット・デザイン賞を受賞したモデル。価格は37,000円前後を想定する。ステンレス製の曲線型ヘッドバンドが特長的で、イヤーカップ部は人間工学に基づき様々な角度に調整可能。フィット感を高めることでノイズも低減するという。
内部には40mmネオジウムドライバーを搭載、マイクも内蔵しておりハンズフリー通話や、接続デバイスのSiri/Googleアシスタントなど音声機能の利用も行える。ハウジング部は内側に折りたためて、専用ケースに収納するとコンパクトになり持ち運びもしやすいとのこと。
BluetoothコーデックはSBC、AACに加えてapdXにも対応。USB-C端子を備え、2.5時間の充電で最長27時間の利用が可能。急速充電対応で15分で4時間の再生も行える。また専用アプリ「DJ4two」を介して、同社のワイヤレスヘッドセットにワイヤレスに音楽を共有することもできる。
その他、こちらもUSB-Cを搭載したヘッドホン「avanti c」や、医療グレードのスチール素材を筐体に採用した三角形が特徴的なイヤホン「vortex 2」など同社ラインナップをずらりと並べている。
■GREENFUNDING
本ブースではearsopenの骨伝導イヤホン、台湾ブランドMaktarのペン型USB-DAC「Spectra X」、MH AudioのDAC内蔵真空管アンプ、GRAINの極小完全ワイヤレスイヤホンなどを合同で出展。
GRAINの完全ワイヤレスイヤホンは、耳栓のような極小サイズで片側1.3gと超軽量。専用ケースもリップスティックのコンパクトサイズな点が特長(関連ニュース)。ボタンやマイク、装飾などを省いたシンプルかつコンパクトなデザインにより、耳の中に完全におさまる自然な装着感を実現したとしている。内部には新開発の4mmマイクロダイナミックドライバーを搭載、チップには「QCC3026」を採用している。
BoCoが展開する「earsopen」からは現行の骨伝導イヤホンに加えて、骨伝導技術を用いた完全ワイヤレスイヤホンも参考出展。円柱形の筐体で、ドライバーユニットを搭載する部分と、バッテリーを搭載する筒状の部分とで構成されており、間に耳を挟むかたちで装着する。本機は年内の発売と価格2万円未満を目指しているとのこと。また通常モデルに加えて、補聴器の機能を備えたモデルも展開予定としている。
「Spectra X」は7月5日からクラウドファンディングがスタートしたUSB-DACで、DACチップにESS Technology「ES9018Q2C」を採用、PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHz(ネイティブ)までの音源再生に対応する。端子部はUSB Type-CとLightning端子も用意。なおLightning端子モデルは試作段階のもので、外観含め最終仕様ではないとのこと。
MH AudioからはDAC内蔵のハイブリッド真空管アンプ「UA-1」が登場。すでにクラウドファンディングがスタートしており(詳細はこちら)、同社が展開するスピーカー「WAON」とのセット販売も行われる。長野県にある車や医療器などを制作するメーカーの協力の元、高品質な筐体を用いた点も特長とのこと。真空管は12AU7(ECC82)を採用、スピーカー端子/イヤホン・ヘッドホン端子を備える。
■AfterShokz
AfterShokzは7月22日から一般発売開始予定の骨伝導ワイヤレスイヤホン「Aeropex」を試聴展示している(関連ニュース)。振動板の小型化により筐体部分も小さく、また音量を上げた際の振動も抑えられたことで、より違和感なく装着できるとしている。
音質面でも改善を図っており、骨伝導では低音が削れがちとされているが、本機では全帯域をしっかりと再生できるとアピールする。また音漏れも軽減しているとのこと。形状についても、耳かけ部分はもちろんネックバンド部分もより多くの人に使いやすいよう考慮されており、高いフィット感を実現するとしている。
■オンキヨー&パイオニア
オンキヨー&パイオニアでは、マグネシウム振動板採用のBAドライバーを搭載したカスタムIEMの試作機や(関連ニュース)、パイオニアのワイヤレスイヤホン各種、そしてクリプシュのワイヤレスイヤホンなどを出展している。
世界初というマグネシウムBAドライバーを独自に開発したオンキヨーは、今春からオーディオイベントなどで試作機を出展。本会場で披露されたのはさらにアップデートされた最新バージョンで、3モデルを用意して比較試聴できるようになっていた。
マグネシウムBAドライバーをフルレンジに1基搭載した「1」、高域に1基(低域は従来のBAドライバーを1基)搭載した「2」、そして高域に1基(こちらも低域に従来BAドライバーを2基)搭載した「3」を用意。ドライバー自体がまだ最終チューニングの段階ではないとのことだが、音質面では高域などの刺さりが軽減されており、本日の試聴ではフルレンジに採用した「1」が特に好評だったという。
また、今後取り扱い予定としているクリプシュブランドのワイヤレスイヤホンも複数展示している。注目モデルは完全ワイヤレスイヤホン「T5 True Wireless」。今年のCESで発表された製品で(関連ニュース)、φ5mmドライバーを搭載。IPX4の防水性能を備え、連続再生時間は8時間、充電ケースは24時間分の充電が可能。周波数特性は10Hz-19kHz。
ライターのような金属製のケースにはUSB-C端子を装備。急速充電対応で15分で2時間以上再生可能とのこと。特許取得済みという楕円形のイヤーチップも付属する。他にもネックバンドタイプの「T5 Neckband」、汗水に強い仕様の「T5 SPORT」、有線イヤホン「T5M」も並び、ワイヤレス製品は全てBluetooth 5.0対応、コーデックはSBC/AAC/aptXをサポートしている。
■DUNU
DUNUからは新イヤホンが2機種登場。1機種目は、BAを4基(超高域に2基、中〜高域に2基)、13mmダイナミックドライバー(ベリリウム振動板採用)を1基を用いた3ウェイ5ドライバー構成のハイブリッドイヤホン「DK 3001 PRO」。新設計のステンレススチール製ハウジングを採用し、内部構造も新たに設計、解像度の高いサウンドを実現するとのこと。
MMCX端子を採用しリケーブルに対応。付属ケーブルは高純度OCC導体ケーブルを同梱する。またプラグ部は付け替え可能なクイックスイッチングコネクタを採用。3.5mmに加え、2.5mmバランス、4.4mmバランス、3.5mmPROバランスと4つのプラグも付属する。eイヤホンでは7月末〜8月初旬に、他量販店では8月中旬から発売開始予定で、価格は5万円台後半を予定している。
2機種目は、7,980円(税抜)とエントリー価格帯を実現したイヤホン「DM480」。同社初となる樹脂素材をハウジングに採用し、カスタムIEMのようなシェルにオリジナルのフェイスプレードデザインを施している。独自開発の専用ダイナミックドライバーを搭載、ノズル部は金属製で、エントリークラスながらDUNUらしいフラットかつ正確で高品位なサウンドを再生するとのこと。またこちらも同社初となる2pinタイプのリケーブルに対応する。製品のターゲット層となるスマートフォンユーザーを想定し、プラグ部はストレートプラグになる予定とのこと。
■MJSOFT(moshi)
米ブランド「moshi」からイヤホン/ヘッドホンを多数出展。元々はバッグにつけるアクセサリーを展開していたブランドで、約7年前くらいからオーディオ開発をスタート。デザイン性の高い製品を多数ラインナップしている。
7月下旬に発売予定のワイヤレスヘッドホン「avanti air」は、2018年に世界3大レッド・ドット・デザイン賞を受賞したモデル。価格は37,000円前後を想定する。ステンレス製の曲線型ヘッドバンドが特長的で、イヤーカップ部は人間工学に基づき様々な角度に調整可能。フィット感を高めることでノイズも低減するという。
内部には40mmネオジウムドライバーを搭載、マイクも内蔵しておりハンズフリー通話や、接続デバイスのSiri/Googleアシスタントなど音声機能の利用も行える。ハウジング部は内側に折りたためて、専用ケースに収納するとコンパクトになり持ち運びもしやすいとのこと。
BluetoothコーデックはSBC、AACに加えてapdXにも対応。USB-C端子を備え、2.5時間の充電で最長27時間の利用が可能。急速充電対応で15分で4時間の再生も行える。また専用アプリ「DJ4two」を介して、同社のワイヤレスヘッドセットにワイヤレスに音楽を共有することもできる。
その他、こちらもUSB-Cを搭載したヘッドホン「avanti c」や、医療グレードのスチール素材を筐体に採用した三角形が特徴的なイヤホン「vortex 2」など同社ラインナップをずらりと並べている。
■GREENFUNDING
本ブースではearsopenの骨伝導イヤホン、台湾ブランドMaktarのペン型USB-DAC「Spectra X」、MH AudioのDAC内蔵真空管アンプ、GRAINの極小完全ワイヤレスイヤホンなどを合同で出展。
GRAINの完全ワイヤレスイヤホンは、耳栓のような極小サイズで片側1.3gと超軽量。専用ケースもリップスティックのコンパクトサイズな点が特長(関連ニュース)。ボタンやマイク、装飾などを省いたシンプルかつコンパクトなデザインにより、耳の中に完全におさまる自然な装着感を実現したとしている。内部には新開発の4mmマイクロダイナミックドライバーを搭載、チップには「QCC3026」を採用している。
BoCoが展開する「earsopen」からは現行の骨伝導イヤホンに加えて、骨伝導技術を用いた完全ワイヤレスイヤホンも参考出展。円柱形の筐体で、ドライバーユニットを搭載する部分と、バッテリーを搭載する筒状の部分とで構成されており、間に耳を挟むかたちで装着する。本機は年内の発売と価格2万円未満を目指しているとのこと。また通常モデルに加えて、補聴器の機能を備えたモデルも展開予定としている。
「Spectra X」は7月5日からクラウドファンディングがスタートしたUSB-DACで、DACチップにESS Technology「ES9018Q2C」を採用、PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHz(ネイティブ)までの音源再生に対応する。端子部はUSB Type-CとLightning端子も用意。なおLightning端子モデルは試作段階のもので、外観含め最終仕様ではないとのこと。
MH AudioからはDAC内蔵のハイブリッド真空管アンプ「UA-1」が登場。すでにクラウドファンディングがスタートしており(詳細はこちら)、同社が展開するスピーカー「WAON」とのセット販売も行われる。長野県にある車や医療器などを制作するメーカーの協力の元、高品質な筐体を用いた点も特長とのこと。真空管は12AU7(ECC82)を採用、スピーカー端子/イヤホン・ヘッドホン端子を備える。
■AfterShokz
AfterShokzは7月22日から一般発売開始予定の骨伝導ワイヤレスイヤホン「Aeropex」を試聴展示している(関連ニュース)。振動板の小型化により筐体部分も小さく、また音量を上げた際の振動も抑えられたことで、より違和感なく装着できるとしている。
音質面でも改善を図っており、骨伝導では低音が削れがちとされているが、本機では全帯域をしっかりと再生できるとアピールする。また音漏れも軽減しているとのこと。形状についても、耳かけ部分はもちろんネックバンド部分もより多くの人に使いやすいよう考慮されており、高いフィット感を実現するとしている。