VAIOはロボット汎用プラットフォームをデモ
<CEATEC>日立の家電とaiboが連携/富士通、ローカル5GやVRで業務効率化/AGC、5G時代を担う技術
10月15日-18日に幕張メッセで開催されるエレクトロニクス/IoT関連の見本市「CEATEC 2019」。開幕を前日に控え、一部の展示がメディア向けに公開された。本稿では、日立、富士通、AGC、VAIOのブース展示をレポートする。
■日立
日立グループのブースには、なんと、ソニーのaiboの姿が。日立のIoT対応家電とaiboが連携するアイディアを披露している。まだ具体的な展開は見えていない段階だが、「例えば洗濯が終わったらaiboが知らせに来てくれるなどといったイメージだ。一般的な通知音や通知メロディよりも人に寄り添った家電になれるのではないかと考えている」(同社スタッフ)とのことだった。
また、日立エルジーデータストレージは、テレパシージャパンとの共同で、高輝度かつ小型なヘッドマントディスプレイを実現できるモジュール「ABSA(Advanced Beam Splitter Array)」と、同モジュールを使用したヘッドマウントディスプレイを開発・販売すると発表。ARグラスの試作品を展示している。
「ABSA」は、独自の光学技術によって高輝度・高透過率・軽量を実現したという導光板方式のディスプレイモジュール。小型軽量なため通常の眼鏡と区別がつかないデザインのヘッドマウントディスプレイを製造できるとするほか、太陽光や高輝度照明下などの明るい環境でもコンテンツを鮮明に表示、認識できるという。
■富士通
富士通は、ローカル5GやVRのビジネス活用についてのソリューションを展示。最先端技術を活用しての業務効率化を紹介している。
「ローカル5G」は、企業や自治体が限定的なエリアで5Gネットワークを展開するというもの。例えば、倉庫などで導入すれば機器や人の位置、稼働情報をリアルタイムで取得することで構内搬送やピッキングの最適なルートを瞬時に導き出せるなど、業務効率化につながるソリューションを提供できるという。
VRでは、「人が関わる作業性の検討をVR空間で実機と同じ感覚で体験できる」というシステム「DIPRO Xphere(ディプロ クロスフィア)」を参考展示。自動車の組立工程などを実寸大でリアルに再現することに加え、視点を動かしたりVR内で部品などを移動させたりしたときも高速でVR映像が追従するため、VR酔いも起こりにくいという。
■AGC
AGCは、同社が持つガラス技術やアンテナ技術の5G活用実績などを紹介。同社のガラス一体型5Gアンテナを用いた車両での5G通信実証実験をNTTドコモとエリクソン・ジャパンとの共同で行ったことを紹介するなどしている。
また、合成石英ガラスを使うことで28GHz帯以上の高周波(ミリ波)でも超低伝送損失を実現したというアンテナや、高速での自動車走行中に8Gbpsの高速通信を実現したという世界初のミリ波帯対応ガラスアンテナなども展示。来たるべき5G時代を担う素材や技術を豊富に持っていることをアピールしている。
■VAIO
一般ユーザーにとってはパソコンのイメージが強いVAIOだが、今回のCEATECではロボット製造ソリューションを展示。効率的なロボット・IoT 製品開発を実現するという「ロボット汎用プラットフォーム」のデモを行っている。
VAIOではPC事業とは別にEMS(Electronics Manufacturing Service)事業なども行っており、講談社や手塚プロダクションなどによる「コミュニケーション・ロボットATOM」、バンダイの「ガンシェルジュ ハロ」など、様々な企業にソリューションを提供してきた実績を持つ。
「ロボット汎用プラットフォーム」を利用すると、例えばぬいぐるみに同プラットフォームのハードウェアを組み入れるだけで会話ロボットにすることが可能。キャラクターなどのIP(知的財産)を持つ企業のビジネスに活用できるとし、実際に同プラットフォームを活用したコミュニケーションロボット第一弾「おしゃべりコウペンちゃん」が登場することを紹介している。
■日立
日立グループのブースには、なんと、ソニーのaiboの姿が。日立のIoT対応家電とaiboが連携するアイディアを披露している。まだ具体的な展開は見えていない段階だが、「例えば洗濯が終わったらaiboが知らせに来てくれるなどといったイメージだ。一般的な通知音や通知メロディよりも人に寄り添った家電になれるのではないかと考えている」(同社スタッフ)とのことだった。
また、日立エルジーデータストレージは、テレパシージャパンとの共同で、高輝度かつ小型なヘッドマントディスプレイを実現できるモジュール「ABSA(Advanced Beam Splitter Array)」と、同モジュールを使用したヘッドマウントディスプレイを開発・販売すると発表。ARグラスの試作品を展示している。
「ABSA」は、独自の光学技術によって高輝度・高透過率・軽量を実現したという導光板方式のディスプレイモジュール。小型軽量なため通常の眼鏡と区別がつかないデザインのヘッドマウントディスプレイを製造できるとするほか、太陽光や高輝度照明下などの明るい環境でもコンテンツを鮮明に表示、認識できるという。
■富士通
富士通は、ローカル5GやVRのビジネス活用についてのソリューションを展示。最先端技術を活用しての業務効率化を紹介している。
「ローカル5G」は、企業や自治体が限定的なエリアで5Gネットワークを展開するというもの。例えば、倉庫などで導入すれば機器や人の位置、稼働情報をリアルタイムで取得することで構内搬送やピッキングの最適なルートを瞬時に導き出せるなど、業務効率化につながるソリューションを提供できるという。
VRでは、「人が関わる作業性の検討をVR空間で実機と同じ感覚で体験できる」というシステム「DIPRO Xphere(ディプロ クロスフィア)」を参考展示。自動車の組立工程などを実寸大でリアルに再現することに加え、視点を動かしたりVR内で部品などを移動させたりしたときも高速でVR映像が追従するため、VR酔いも起こりにくいという。
■AGC
AGCは、同社が持つガラス技術やアンテナ技術の5G活用実績などを紹介。同社のガラス一体型5Gアンテナを用いた車両での5G通信実証実験をNTTドコモとエリクソン・ジャパンとの共同で行ったことを紹介するなどしている。
また、合成石英ガラスを使うことで28GHz帯以上の高周波(ミリ波)でも超低伝送損失を実現したというアンテナや、高速での自動車走行中に8Gbpsの高速通信を実現したという世界初のミリ波帯対応ガラスアンテナなども展示。来たるべき5G時代を担う素材や技術を豊富に持っていることをアピールしている。
■VAIO
一般ユーザーにとってはパソコンのイメージが強いVAIOだが、今回のCEATECではロボット製造ソリューションを展示。効率的なロボット・IoT 製品開発を実現するという「ロボット汎用プラットフォーム」のデモを行っている。
VAIOではPC事業とは別にEMS(Electronics Manufacturing Service)事業なども行っており、講談社や手塚プロダクションなどによる「コミュニケーション・ロボットATOM」、バンダイの「ガンシェルジュ ハロ」など、様々な企業にソリューションを提供してきた実績を持つ。
「ロボット汎用プラットフォーム」を利用すると、例えばぬいぐるみに同プラットフォームのハードウェアを組み入れるだけで会話ロボットにすることが可能。キャラクターなどのIP(知的財産)を持つ企業のビジネスに活用できるとし、実際に同プラットフォームを活用したコミュニケーションロボット第一弾「おしゃべりコウペンちゃん」が登場することを紹介している。