HOME > ニュース > qdc、初のハイブリッド型5ドライバーIEM「Fusion」。ダイナミックドライバーを独立してチューニング

カスタム/ユニバーサル同時発売

qdc、初のハイブリッド型5ドライバーIEM「Fusion」。ダイナミックドライバーを独立してチューニング

公開日 2019/12/04 17:02 編集部:成藤 正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ミックスウェーブは、中国qdcブランド初のハイブリッド型カスタム/ユニバーサルIEM「Fusion」を、12月6日より受注開始する。価格はオープンだが、カスタムモデルは119,837円前後(耳型採取費除く)、ユニバーサルモデルは104,880円前後の実売を想定する。

qdc初のハイブリッド型モデル「Fusion」(写真はユニバーサルモデル)

qdcでは初となる、ダイナミックドライバー/BAドライバーを組み合わせるハイブリッド構成を採用したモデル。ドライバー数は低域用ダイナミックドライバーを1基、中域用と高域用にBAドライバーをそれぞれ2基ずつの計5基で、筐体内部のエアフローのコントロールや、正確なクロスオーバー設計を重視。特にダイナミックドライバーは独立した音響空間および音導管により個別チューニングすることで、一貫したフラットな周波数特性を実現、多様な音楽ジャンルに適合するジャンルレスなサウンドを楽しめるとする。

ダイナミックドライバーを独立した音響空間と音導管でチューニングし、フラットバランスに仕上げたとする

中国のミュージシャン向け市場でカスタムIEMのシェア70%以上を占めるというブランドの製品らしく、プロの現場での使用を想定するとともに、スマートフォンなど携帯機器との組み合わせも考慮して設計されている。同社によれば、ダイナミックドライバーを搭載するイヤホンをスマートフォンなどで使用すると、低音域の周波数が弱まり本来の力を発揮できない場合があるが、Fusionでは独自のダイナミックドライバーの採用や入力感度の調整によりその問題を解消。フラットで広いサウンドステージとハイエンドならではの空間表現を持ち運べるとしている。

付属品として、耐久性の高い独自形状の2pin端子と、取り回しの良い高純度銀メッキ銅導体を採用した「Silver Plated Copper Cable」、およびケーブルを巻き付けられる支柱や固定用マグネットを内蔵し、ライトグリーンに染められたプレミアムレザーケースが同梱する。

ライトグリーンのレザーケースが付属

再生周波数帯域は10Hz〜20kHz、インピーダンスは8Ω、入力感度は106dB SPL/mW。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック