準グランプリは『ライオン・キング』と『ゲーム・オブ・スローンズ最終章』
『ボヘミアン・ラプソディ』が第12回 日本ブルーレイ大賞グランプリを受賞。女優・堀田真由登壇の授賞式も開催
映像コンテンツメーカーや映像機器メーカー28社による次世代デジタルエンターテイメントの普及団体「DEGジャパン」は、2019年に発売されたブルーレイソフトの中で優れた作品を表彰する「第12回 日本ブルーレイ大賞」の結果を発表。グランプリには『ボヘミアン・ラプソディ』が選ばれた。
準グランプリは『ライオン・キング』と『ゲーム・オブ・スローンズ最終章』の2作品が受賞。他、審査員特別賞には『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス 完全数量限定LPジャケット版 Blu-ray&DVD2枚組』が、本賞アンバサダーの女優・堀田真由氏が選ぶアンバサダー特別賞には『アリー/スター誕生4K ULTRA HD&ブルーレイセット』が選ばれた。
各部門の全受賞作品は以下の通り。
■クオリティ部門
・高画質賞(BD):「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 エクステンデッド版ブルーレイセット」
・高画質賞(UHD BD):「ライオン・キング 4K UHD MovieNEX」
・高音質賞:「アリー/スター誕生」
■カテゴリー部門
・映画賞(洋画):ボヘミアン・ラプソディ
・映画賞(邦画):劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ 緊急救命 -
・TVドラマ賞:ゲーム・オブ・スローンズ最終章
・アニメ賞(洋画):スパイダーマン:スパイダーバース
・アニメ賞(邦画):鬼滅の刃 1
・音楽賞:Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018
・ノンジャンル賞:4K夜景 2 TOKYO HDR NIGHT
また本日19日には授賞式が開催された。その模様をレポートしていきたい。
式ではDEGジャパン会長の川合史郎氏が登壇し、現在のBD市場について「DEG会員の調査会社・GFKによるマーケットウォッチレポートによると、2019年の日本のセル市場におけるBDフォーマットの普及率は約60%。BDフォーマットの強い国として名前が挙がるドイツは44%であり、ここまでBDが普及している国は他にない。DEG会員であるソフトメーカーがいち早くBDソフトをリリースしたことや、ハードメーカーがより良い視聴環境を作ってくれたからだ」と説明。
「今年は東京オリンピックが控えており、また現在のテレビは55型以上が主役。コンテンツを大型スクリーン・最高クオリティで楽しむにはBDしかない。今後も普及率70%、80%とより高いところを目指して活動していきたい」と意気込みを語った。
続いて本賞のアンバサダーである女優の堀田真由氏が、“ブルーレイ”にちなんだ青いドレスで登場。「普段から映画を見ることが好きで、最近ついに4K対応のテレビとBDレコーダーを買って、家で4KBD作品を見て楽しんでいるので、この場に立てて嬉しく思います」と挨拶した。
アンバサダー特別賞として『アリー』を選んだ理由について、「誰もが羨むようなシンデレラストーリーでありながらヒロインの苦悩や葛藤があり、女優という仕事をしているので重なる部分があって涙が止まりませんでした。4Kで見るラストの歌唱シーンはとても綺麗で、何度も見返したくなります」とその魅力を語った。
次に審査委員長でAV評論家の麻倉怜士氏が準グランプリの2作品を発表した。
選考理由について、『ライオン・キング』は「もちろん画質も音もいいが、それ以上に『よくCGでここまで実写さながらのものができたな』と感じた。ストーリーテリング、映像という意味で非常に画期的なプロダクトである」と説明。
『ゲーム・オブ・スローンズ最終章』は「これまでの映像作品は劇場版ファーストで家庭用は3番目くらいの優先度だったが、本作はテレビファースト。今は4K、8Kといった画質革命がテレビに起きていて、そこに向けてコンテンツも作られはじめている。こだわりや技術も入っていて、もはや劇場作品を見ているのかな? というクオリティ」だと説明した。
そして2019年グランプリ作品として、『ボヘミアン・ラプソディ』の名前を発表。「まずクオリティが高く、それに加えて社会性があった。劇場版のヒットと同時にBDも100万枚以上売れて、数百万人単位で『劇場の感動を家でも味わう』という、BDで実現したい世界が本当に訪れた。そういう意味で去年を代表する圧倒的なナンバーワン作品」だと絶賛した。
また、審査員特別賞の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』は、「内容ももちろん素晴らしいが、LPサイズのジャケットを見たりコレクションする感動がある。そうやってトータルで楽しめるのはパッケージの本当にいいところだ」と評価。
麻倉氏は最後に「これまで映像フォーマットは10年区切りで交代してきたが、BDは4Kなど、10年目に来て進化した。これはメディア史上初のことだ。海外ではディスクメディア自体が無くなってきているが、日本にはクオリティの高いものをコレクションしたい想いがあり、それがDVDからBDへの移行をプロモートしている。『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットは、まさにBDが社会現象になったことを表している」と説明。
最後に「2020年は(2018年の同賞で準グランプリを獲得した)『8年越しの花嫁』くらいクオリティの高い邦画を4Kで是非とも出してほしい」と今年への期待を語り、授賞式を締め括った。
準グランプリは『ライオン・キング』と『ゲーム・オブ・スローンズ最終章』の2作品が受賞。他、審査員特別賞には『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス 完全数量限定LPジャケット版 Blu-ray&DVD2枚組』が、本賞アンバサダーの女優・堀田真由氏が選ぶアンバサダー特別賞には『アリー/スター誕生4K ULTRA HD&ブルーレイセット』が選ばれた。
各部門の全受賞作品は以下の通り。
■クオリティ部門
・高画質賞(BD):「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 エクステンデッド版ブルーレイセット」
・高画質賞(UHD BD):「ライオン・キング 4K UHD MovieNEX」
・高音質賞:「アリー/スター誕生」
■カテゴリー部門
・映画賞(洋画):ボヘミアン・ラプソディ
・映画賞(邦画):劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ 緊急救命 -
・TVドラマ賞:ゲーム・オブ・スローンズ最終章
・アニメ賞(洋画):スパイダーマン:スパイダーバース
・アニメ賞(邦画):鬼滅の刃 1
・音楽賞:Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018
・ノンジャンル賞:4K夜景 2 TOKYO HDR NIGHT
また本日19日には授賞式が開催された。その模様をレポートしていきたい。
式ではDEGジャパン会長の川合史郎氏が登壇し、現在のBD市場について「DEG会員の調査会社・GFKによるマーケットウォッチレポートによると、2019年の日本のセル市場におけるBDフォーマットの普及率は約60%。BDフォーマットの強い国として名前が挙がるドイツは44%であり、ここまでBDが普及している国は他にない。DEG会員であるソフトメーカーがいち早くBDソフトをリリースしたことや、ハードメーカーがより良い視聴環境を作ってくれたからだ」と説明。
「今年は東京オリンピックが控えており、また現在のテレビは55型以上が主役。コンテンツを大型スクリーン・最高クオリティで楽しむにはBDしかない。今後も普及率70%、80%とより高いところを目指して活動していきたい」と意気込みを語った。
続いて本賞のアンバサダーである女優の堀田真由氏が、“ブルーレイ”にちなんだ青いドレスで登場。「普段から映画を見ることが好きで、最近ついに4K対応のテレビとBDレコーダーを買って、家で4KBD作品を見て楽しんでいるので、この場に立てて嬉しく思います」と挨拶した。
アンバサダー特別賞として『アリー』を選んだ理由について、「誰もが羨むようなシンデレラストーリーでありながらヒロインの苦悩や葛藤があり、女優という仕事をしているので重なる部分があって涙が止まりませんでした。4Kで見るラストの歌唱シーンはとても綺麗で、何度も見返したくなります」とその魅力を語った。
次に審査委員長でAV評論家の麻倉怜士氏が準グランプリの2作品を発表した。
選考理由について、『ライオン・キング』は「もちろん画質も音もいいが、それ以上に『よくCGでここまで実写さながらのものができたな』と感じた。ストーリーテリング、映像という意味で非常に画期的なプロダクトである」と説明。
『ゲーム・オブ・スローンズ最終章』は「これまでの映像作品は劇場版ファーストで家庭用は3番目くらいの優先度だったが、本作はテレビファースト。今は4K、8Kといった画質革命がテレビに起きていて、そこに向けてコンテンツも作られはじめている。こだわりや技術も入っていて、もはや劇場作品を見ているのかな? というクオリティ」だと説明した。
そして2019年グランプリ作品として、『ボヘミアン・ラプソディ』の名前を発表。「まずクオリティが高く、それに加えて社会性があった。劇場版のヒットと同時にBDも100万枚以上売れて、数百万人単位で『劇場の感動を家でも味わう』という、BDで実現したい世界が本当に訪れた。そういう意味で去年を代表する圧倒的なナンバーワン作品」だと絶賛した。
また、審査員特別賞の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』は、「内容ももちろん素晴らしいが、LPサイズのジャケットを見たりコレクションする感動がある。そうやってトータルで楽しめるのはパッケージの本当にいいところだ」と評価。
麻倉氏は最後に「これまで映像フォーマットは10年区切りで交代してきたが、BDは4Kなど、10年目に来て進化した。これはメディア史上初のことだ。海外ではディスクメディア自体が無くなってきているが、日本にはクオリティの高いものをコレクションしたい想いがあり、それがDVDからBDへの移行をプロモートしている。『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットは、まさにBDが社会現象になったことを表している」と説明。
最後に「2020年は(2018年の同賞で準グランプリを獲得した)『8年越しの花嫁』くらいクオリティの高い邦画を4Kで是非とも出してほしい」と今年への期待を語り、授賞式を締め括った。