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4月7日より発売開始

Amazon「Echo Show 15」発売前にシリーズ責任者が進化のポイントを解説

公開日 2022/03/30 12:15 編集部:松永達矢
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Amazonは、4月7日の発売に先駆けて、15.6インチフルHDのスマートディスプレイ「Echo Show 15」に関する記者説明会をオンラインにて実施。説明会にはAlexaデバイス バイスプレジデントのネディム・フレスコ氏がカリフォルニアのサニーベールよりオンライン参加。主な製品仕様のプレゼンテーションを行った。

「Echo Show 15」



Echoデバイスの中でもユーザーからのフィードバックが多く寄せられるという「Echo Show」シリーズは、特に成長の著しいプロダクトであるという。シリーズにおいて重視する、ユーザーの生活を向上させ、ライフスタイルに適応するテクノロジーを実現する手段として、人々がコンピューターの使用を意識しない “アンビエントコンピューティング” を重要な指標としていると説明。本デバイスの開発においては家のカレンダー、冷蔵庫に貼られた付箋などといった日常のツールからも着想を得たという。

Alexaデバイス バイスプレジデント ネディム・フレスコ氏

新モデルで採用されたシリーズで最大となる15.6インチというサイズについては、一般的な家にフィットするサイズ感、ストリーミング再生などのエンターテインメント用途への考慮、実売価格といったコストメリットといった側面を踏まえた上で、いくつかの候補の中から決定されたとのことだ。

使用シーンの一例として、ゴミ出しなどの生活のルーティンのリマインドや、買い物メモ等の表示、入室を感知しスマートホーム製品との連携でルームライトを点灯させるといったライフスタイルに寄り添う機能に加え、15.6インチフルHDの大画面を生かしたフォトフレーム機能、本機より採用されるウィジェット機能によるホーム画面のカスタマイズなどを紹介した。

また、ウィジェットについてはサードパーティの開発もサポートしており、日本でもサービスを展開するクックパッドがEcho Show 15の大画面でレシピを見ることができるウィジェットを発表していることが事例に挙げられた。

ウィジェット機能によるホーム画面のカスタマイズが可能

エンターテインメントを楽しむ点で、自社サービスであるPrime Videoのほか、Netflix、Paravi、ひかりTVなどの主要ストリーミングサービスへの対応により「15.6インチのフルHDの大画面で楽しむことができる」と強くアピール。Alexaに話しかけることで音楽やポッドキャストの再生、Audibleの再生も可能とするほか、「ミュージック&オーディオ」のウィジェットを使うことで直近の再生リスト、新しいプレイリストのレコメンドを画面に表示させることができるという。

加えて、音楽再生についてはAmazon Musicのロスレス再生へのサポートや、従来機同様「マルチルームミュージックオプション」を使用することで複数のEchoデバイスを同期した楽曲の同時再生に対応することが説明された。

同社がカスタム設計したAZ2アーキテクチャ「Amazon AZ2 ニューラル・エッジ・プロセッサ」を搭載することで新たに実現したパーソナライズ機能「ビジュアルID」では、内蔵カメラを通じてAlexaが人物を認識し、個々人に合わせた情報をデバイス画面に自動表示することが可能になっている。

さらに、スピーカーから発せられる超音波信号とコンピュータービジョン技術を用いた定形アクションの起動を、今年の初めより日本でも使用可能になったとアナウンス。Echoデバイスから本機能を有効にすることで、ユーザーがデバイスの近くに居る際に特定の音を検知。例として「部屋の電気をつける」といった定形アクションが可能になるほか、赤ちゃんや犬の鳴き声なども検知対象にできる。

縦向き、横向きでの使用のほか、スタンドへの立て掛け、壁掛けといった様々な設置方法に対応する本機において、音声認識を行なうマイクの搭載数、配置位置についてはそれぞれの設置スタイルを念頭に置いて考慮。どのような設置スタイルを用いても、これまでのEchoデバイス同様の音声認識の精度を実現しているとアピールした。

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