リモコンのネット動画起動ボタンも増設
パナソニック、新4K液晶テレビ「ビエラ LX950」。AI画質音質調整さらに進化/アトモス対応イネーブルドスピーカー搭載
加えて、今回から新たに照度センサーの情報をNetflix画質モードに反映させるよう機能を強化。クリエイターの意図をより忠実に再現するというNetflix画質モードを進化させた。
パネルは倍速駆動に対応し、輝度とデザイン性を高め、自社工場において高精度に組み上げたという独自設計の“プレミアム液晶ディスプレイ"を採用。プレミアム液晶ディスプレイでは、バックライトとディスプレイ内部の部材構成を最適化することにより、高輝度と高コントラスト性能を実現したという。さらに、パネル面とフレームの段差をなくしたフラット構造により、 スタイリッシュなデザインを実現したともしている。
HDRはHLG、HDR10、HDR10+に加え、HDR10+の画質を最大限に引き出すという新技術HDR10+ ADAPTIVEと、Dolby Vision IQ にも対応。室内の明るさに合わせて HDR10+やドルビービジョンの画質を自動で最適化する。
HDMI端子は4系統を装備し、複数のHDR対応外部機器との接続を想定し、すべてのHDMI入力端子を4K60p/HDR映像の伝送に対応。HDMI端子1と2は4K120p/HDR映像にも対応しており、HDMI 2はeARCにも対応する。
また、入力機器からの情報に連動して、自動的に低遅延のモードに切り替える「ALLM」にも対応。75型モデルはVRR(Variable Refresh Rate)とAMD FreeSync Premiumにも対応している。
■音質もAIで自動最適化。リモコンも使い勝手に配慮
音質面では、自動音質調整機能「オートAI音質」を搭載。前述のオートAI画質同様にAI技術を活用し、例えばスポーツのシーンではスタジアムの臨場感を、ライブなら会場の迫力さながらに、ニュースのシーンは音を画面中央に定位させて声をはっきりと聞き取りやすく調整するなど、シーンに合わせた音場に自動で調整するという。
また、イネーブルドスピーカーを搭載した“360立体音響サウンドシステム"を採用し、ドルビーアトモスにも対応。リモコンのマイクで部屋の音響環境を計測して自動音場補正する「Space Tune Auto」も搭載している。
スピーカーはイネーブルドスピーカー2個とフルレンジスピーカー2個の計4基。出力は各15Wずつの総合60W。イネーブルドスピーカーで音を天井に反射させることによって立体的で臨場感ある音を生み出すと同時に、音像を画面中央に持ち上げるとしている。
なお、リモコンはBluetoothでテレビ本体と通信する方式を採用しているため、テレビにリモコンを向けなくても各種操作が可能。音声操作にも対応しており、 Google アシスタントやAmazon Alexaも搭載している。
また、各種ネット動画サービスをかんたんに起動できるダイレクトボタンを従来より2つ増やして合計8個搭載。Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、hulu、U-NEXT、ABEMA、Paravi、YouTubeのダイレクト起動ボタンを装備する。さらに、これらとは別に、任意のアプリを登録して起動できるマイアプリボタンも備えている。
そのほか、ゲームに特化したユーザーインターフェイス「ゲームコントロールボード」を新搭載。ゲームプレイ時に映像のフレームレートやHDRメタデータなどのソース情報を表示できる機能や、 映像の暗部を調整して映像の陰の部分を見えやすくする「暗部視認性強調」など、ゲームプレイに特化した機能も搭載している。
また、スタンド底面が設置面から離れる力が働くと、テレビ台にしっかり吸着して倒れにくくする、「転倒防止スタンド」も引き続き搭載。薄型デザインの転倒防止スタンドを採用することで、スッキリとしたディスプレイ部にデザインをマッチさせるよう配慮している。