価格・発売時期・機能の詳細が明らかに
マランツ、“新世代デザイン”AVアンプ「CINEMA 50」。286,000円で12月上旬発売
また、IMAX Enhancedコンテンツの再生に最適化したサウンドモード「IMAX DTS」「IMAX DTS:X」を搭載。3Dオーディオ規格では、前述のようにAuro-3Dや、MPEG-H 3D Audioを基盤とする360 Reality Audioにも対応している。
音声フォーマットでは、新4K/8K衛星放送で使用されているMPEG-4 AAC(ステレオ、5.1ch)に新たに対応。そのほか、ハイトスピーカーやサラウンドスピーカーを設置していない環境でも高さ方向を含むバーチャル3Dサラウンド音場をつくりだせる「Dolby Atmos Height Virtualizer」「DTS Virtual:X」も搭載している。
■HDMI入力6系統すべてが8K対応。ALLM・VRR・QFTにも対応(
HDMI端子は入力6系統、出力3系統を装備。入力6系統すべてと、出力2系統(Monitor 1 / 2)が8K/60Hzおよび4K/120Hz映像信号のパススルーに対応している。また、6入力/3出力すべてのHDMI端子が最新の映像コンテンツに対する著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応している。
eARCやHDMI CECに加え、HDMI 2.1の新機能である「ALLM(Auto Low Latency Mode)」、「VRR(Variable Refresh Rate)」、「QFT(Quick Frame Transport)」にも対応。
HDRのパススルーでは、HDR10、Dolby Vision、HLGに加えて、HDR10+およびDynamic HDRにも対応。入力されたHDMI映像信号に対するアップスケーリング機能も備え、出力するディスプレイの性能に合わせて、8Kや4KなどにアップスケーリングしてHDMI出力することができる。なお、その際にフレームレート変換は行わない。
そのほかHDMIスタンバイパススルー機能も装備。本機がスタンバイ状態でも、ソース機器からのHDMI入力信号をTVに出力したり、リモコンの入力ソース選択ボタンで本機の入力ソースを切り替えることができる。
■高音質パーツなど音質へのこだわり多数
実用最大出力は220W(6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動)。肉厚なアルミ押し出し材を使用したヒートシンクに2分割したパワーアンプ基板を取り付けることで、放熱性や振動に配慮している。
接続するスピーカーのインピーダンスは4〜16Ωに対応。サラウンドバックおよびハイトスピーカーを使用しない場合には、フロントスピーカーをバイアンプ接続して駆動力をアップすることができる。また、2組のフロントスピーカーを切り替えて使用することもできる。
また、アンプ部には上級機でも用いられる高音質パーツを多数採用。パワーアンプ回路に電源を供給するブロックコンデンサーにはCINEMA 50専用に開発されたカスタムコンデンサー(12,000μF×2)を採用したほか、電源トランスにも大型のEIコアトランスを採用している。
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