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新ドライバーや「スパイラルドットProイヤーピース」も採用

ビクター、新完全ワイヤレス「HA-FX150T」。スタジオエンジニアが直接チューニングした音質モード搭載

公開日 2022/11/08 11:59 編集部:小野佳希
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JVCケンウッドは、ビクターブランドの完全ワイヤレスイヤホン新モデルとして、音楽スタジオ「ビクタースタジオ」のエンジニアが直接チューニングした音質モード3種類を搭載するなどした「HA-FX150T」を11月17日に発売する。ブラックとブロンズのカラーバリエーションを用意し、オープン価格だが税込19,000円前後での実売が予想される。

HA-FX150T(ブラック)

ビクタースタジオのプロのエンジニアが音を監修した「Tuned by Victor Studio」を冠するモデルで、新ドライバーやメタルプレーティングチャンバーの採用などで音質を強化。ノイズキャンセリング機能および外音取り込み機能も搭載するほか、IPX4相当の防滴仕様も採用している。

HA-FX150T(ブロンズ)

繊細な表現が得意だという新ドライバーユニットを採用。質量4.4gという小型軽量ボディを実現しつつ、ドライバーユニットの背面に音響のための空間をしっかりと確保することで、心地よいゆとりのある低音とワイドレンジな音を実現したとアピールしている。加えて、チャンバーを構成する部品の一部にメタルプレーティングを施すことにより、伸びのあるクリアな表現と、広く見通しの良い音場の再現を実現したとも説明している。

ブラックモデルの充電ケース

6つのプリセットサウンドモードを搭載。 FLAT/BASS/CLEARに加え、ビクタースタジオのエンジニア3名それぞれが、特定のジャンル向けやエンジニアの個人的趣向を反映したチューニング「 PROFESSIONAL 1/2/3 」の3つのモードも搭載した。音質モードは左側のイヤホンをタッチ1秒長押しで切り替えていくことができる。

「PROFESSIONAL 1」は、声のリアリティを重視したチューニングで、ボーカルをフィーチャーした楽曲を意識したとのこと。ザラっとしたりハスキーな声の魅力がまず耳に残るようなバランスになっているとのことで、より歌詞を聴きたくなるような、唄モノでのリアルな表現であったり、艶っぽい声をしっかり艶っぽく聴かせるチューニングだという。

「PROFESSIONAL 2」は、音場の広がりをより感じさせるチューニング。JAZZ、フュージョン系、音響技術が発達していない時代の昔の楽曲などをより光沢のある煌びやかなサウンドで聴きたい場合を意識したという。音場エコーなどの音場の広がりをより感じられリズムのアタック感を強調した晴れやかなチューニングだと説明している。

「PROFESSIONAL 3」は、解像感を上げ、ボーカルと楽器の分離を高めたチューニング。マスタリングなどの状態があまりよくないものもある80〜90年代洋楽に対して使用することを意識しており、「うっすらと曇っていた視界が晴れ、ヴォーカルの太さとバックの安定感が増したキラっとヌケの良いサウンド」にするという。一方で、EDM系の試聴でもチューニングの良さが手に取るように確認できるともアピールしている。

イヤーピースには、フラグシップモデル「HA-FW1000T」で採用した「スパイラルドットProイヤーピース」を付属。これによっても音質と装着感の向上を図っている。

92段階のボリュームステップを採用し、細かな音量調整ができるようにしているほか、テレワークでの使用にも配慮したマイクのオン/オフ機能なども装備。動画視聴用途のために、動画と音声のズレを抑える低遅延モードも搭載している。

充電ケースとの併用で最大21時間の長時間再生が行えるほか、10分の充電で最大75分の再生が可能なクイック充電にも対応。BluetoothはVer.5.2で、対応コーデックはSBCとAAC。左右独立伝送にも対応している。

ブロンズモデルの充電ケース

専用スマートフォンアプリ「Victor Headphones」に対応。サウンドモードの切り替え、機能の設定・切り替え、音量操作が行える。また今後、各種機能をアップデートにより追加していく予定だという。

カラーバリエーションは前述のとおりブラックとブロンズの2色。ブラックはスタジオ機材を、ブロンズはスタジオのライティングをモチーフにしたカラーリングだという。

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