シャーシと前面パネルを一新
Storm Audio、AVプリアンプとマルチチャンネルパワーアンプに「MK3」モデル
ナスペックは同社が取り扱うStorm Audioより、イマーシブ・AVプリアンプ/プロセッサー「ISP MK3」とマルチチャンネル・パワーアンプ「PA MK3」の受注受付を11月15日から開始する。ラインナップは以下の通り。
【ISP MK3】
・32chモデル「ISP.32 ANALOG MK3」2,970,000円(税込)
・24chモデル「ISP.24 ANALOG MK3」2,750,000円(税込)
・16chモデル「ISP.16 ANALOG MK3」2,420,000円(税込)
【PA MK3】
・「PA 16 MK3」1,760,000円(税込)
・「PA 8 ULTRA MK3」1,430,000円(税込)
ISP MK3は前モデルからシャーシとフロントパネルディスプレイを一新。近未来的なスマートなデザインのシャーシを採用するほか、入力フォーマットなど各パラメーターが確認できるディスプレイを備えている。専用アプリ「Storm Remote」によるスマートフォンやタブレットからの操作に対応するほか、別売オプションとしてリモコンも用意することで、使い勝手も高めている。
前モデルのMK2から引き続き、音声DACにはアナログデバイセズ社「ADAU1966」、DSPチップはデコーダーにテキサスインスツルメンツ社「K2G」、信号処理にSHARC社「4th generation x4」を採用する。またボリュームはMK2で新採用されたアナログ/デジタルのハイブリッドボリュームを採用し、8chボリュームICを4chバランス仕様にして使用している。
Dirac Researchのルーム補正技術「Dirac Live」に対応し、インパルス応答補正、混合位相補正、共鳴やルームモードの低減などの補正が可能。測定されたデータはStorm Audio本社にオンラインでリアルタイム送信され、常に最新の補正データがユーザーのもとに送られるとしている。なお測定は納品時にスタッフが行うが、測定用マイク「New Microphone Kit」(2023年発売予定/価格未定)によってユーザー自身が行うことも可能。
Dirac Liveの技術を低域コントロールに応用した「Bass Control add-on」にも対応。全てのスピーカーを1つのシステムとして捉え、システムの低音全てをフルコントロールして低域レスポンスを最適化する。スピーカーとサブウーファーのクロスオーバー領域によって不明瞭なサウンドになることがあるが、これを防ぐことで、システム全体の低域再生能力を高められるという。
また最新ファームウェアの4.3r1では「Flexible Bass Management」機能を搭載しており、Bass Control add-onと組み合わせることで、「途方もなくワイドかつ迫力満点、かつシームレスな低域再生」を可能にするとのこと。任意のチャンネルから低域を抽出し、最大6つまでBassZoneとして設定することで、それぞれのエリアに複数のサブウーファーを配置して再生可能。
独自のアップミックス・プリセット「StormXT」を搭載する。イマーシブフォーマットによって推奨のスピーカー配置は異なるため、ネイティブ再生ではいくつかのスピーカーが鳴らない場合がある。StormXTでは既存アップミックスアルゴリズムと連動して近隣のスピーカーから関連する音声信号を抽出することで、設置した全てのスピーカーから音声を再生できる。
そのほか、ステレオヘッドホンでバーチャルサラウンドを再生する独自技術「Sphere Audio」にも対応。Auro-Headphonesを搭載し、モノラル、ステレオ、5.1/7.1ch、イマーシブフォーマットなど、あらゆるソースに対応する。
新たに13.1.10chの24chデコードに対応。オーディオフォーマットはDolby Atmos、Auro-3D、DTS:X/Pro、IMAX Enhanced、および全てのレガシーコーデックをサポート。またアップミックスはDolby Surround、DTS Neural:X、Auro-Matic、StormXTに対応。Roon Ready(2ch)もサポートする。
HDMIは入力7系統/出力2系統となり、全ての端子がHDMI2.0b/HDCP2.2、出力の1つがARC/eARCをサポートする。12bpcのディープカラーに対応し、HDRはHDR10、HLG、Dolby Visionが利用可能。解像度は最高4K60fps 4:4:4 8bpcだが、2023年には8K対応ボードの発売を予定する。
音声入力では、COAX×3、TOSLINK×3、XLR×1、RCA(7.1 or ステレオ)×4を装備。デジタル出力としてTOSLINK×1、コントロール端子としてUSB Type-A×2、LAN×1、12V Trigger出力×4、IRリモート入力×1、IRリモート出力×1を搭載する。またチャンネル数に応じたXLR出力を備える。
外形寸法は全モデルで共通して442W×191H×490Dmm。質量は32chモデルが13.6kg、24chモデルが13.2kg、16chモデルが13.1kgとなる。
デンマーク・コペンハーゲンのPASCAL AUDIOとの技術協力によって作られたマルチチャンネル・パワーアンプ。同社のクラスDオーディオ技術にStorm Audioのノウハウを融合し、「圧倒的な駆動力とクリーンなサウンド」を実現したとしている。
チャンネルあたりの出力は200W(8Ω)となる。HF減衰ネットワークを用いないクラスD技術により、最高20kHzまでの全出力帯域幅も確保している。Storm Audioのプロセッサーと接続することで、Storm Audioによる遠隔モニタリングが行なえ、さまざまなパラメータをチェックできる。
「徹底的な高品質パーツ」を使用するほか、複数の保護回路によって安全面も追求。放熱ファンで連続動作による高温化にも配慮している。16chモデルと8chモデルが用意されるが、8chモデルではブリッジ駆動により、チャンネルあたり800W(8Ω)の4chパワーアンプとしても使用可能。
アナログ入力端子はXLRで、それぞれの対応チャンネルに応じた数を装備。コントロール端子として、USB Type-A×1、LAN×1、12V Trigger入出力を備える。SN比は>115dB、THDは<0.03%、ゲインは26dB(ブリッジ駆動時は32dB)。外形寸法は両モデルとも441W×130H×490Dmmで、質量は21.0kgとなる。
【ISP MK3】
・32chモデル「ISP.32 ANALOG MK3」2,970,000円(税込)
・24chモデル「ISP.24 ANALOG MK3」2,750,000円(税込)
・16chモデル「ISP.16 ANALOG MK3」2,420,000円(税込)
【PA MK3】
・「PA 16 MK3」1,760,000円(税込)
・「PA 8 ULTRA MK3」1,430,000円(税込)
イマーシブ・AVプリアンプ/プロセッサー「ISP MK3」
ISP MK3は前モデルからシャーシとフロントパネルディスプレイを一新。近未来的なスマートなデザインのシャーシを採用するほか、入力フォーマットなど各パラメーターが確認できるディスプレイを備えている。専用アプリ「Storm Remote」によるスマートフォンやタブレットからの操作に対応するほか、別売オプションとしてリモコンも用意することで、使い勝手も高めている。
前モデルのMK2から引き続き、音声DACにはアナログデバイセズ社「ADAU1966」、DSPチップはデコーダーにテキサスインスツルメンツ社「K2G」、信号処理にSHARC社「4th generation x4」を採用する。またボリュームはMK2で新採用されたアナログ/デジタルのハイブリッドボリュームを採用し、8chボリュームICを4chバランス仕様にして使用している。
Dirac Researchのルーム補正技術「Dirac Live」に対応し、インパルス応答補正、混合位相補正、共鳴やルームモードの低減などの補正が可能。測定されたデータはStorm Audio本社にオンラインでリアルタイム送信され、常に最新の補正データがユーザーのもとに送られるとしている。なお測定は納品時にスタッフが行うが、測定用マイク「New Microphone Kit」(2023年発売予定/価格未定)によってユーザー自身が行うことも可能。
Dirac Liveの技術を低域コントロールに応用した「Bass Control add-on」にも対応。全てのスピーカーを1つのシステムとして捉え、システムの低音全てをフルコントロールして低域レスポンスを最適化する。スピーカーとサブウーファーのクロスオーバー領域によって不明瞭なサウンドになることがあるが、これを防ぐことで、システム全体の低域再生能力を高められるという。
また最新ファームウェアの4.3r1では「Flexible Bass Management」機能を搭載しており、Bass Control add-onと組み合わせることで、「途方もなくワイドかつ迫力満点、かつシームレスな低域再生」を可能にするとのこと。任意のチャンネルから低域を抽出し、最大6つまでBassZoneとして設定することで、それぞれのエリアに複数のサブウーファーを配置して再生可能。
独自のアップミックス・プリセット「StormXT」を搭載する。イマーシブフォーマットによって推奨のスピーカー配置は異なるため、ネイティブ再生ではいくつかのスピーカーが鳴らない場合がある。StormXTでは既存アップミックスアルゴリズムと連動して近隣のスピーカーから関連する音声信号を抽出することで、設置した全てのスピーカーから音声を再生できる。
そのほか、ステレオヘッドホンでバーチャルサラウンドを再生する独自技術「Sphere Audio」にも対応。Auro-Headphonesを搭載し、モノラル、ステレオ、5.1/7.1ch、イマーシブフォーマットなど、あらゆるソースに対応する。
新たに13.1.10chの24chデコードに対応。オーディオフォーマットはDolby Atmos、Auro-3D、DTS:X/Pro、IMAX Enhanced、および全てのレガシーコーデックをサポート。またアップミックスはDolby Surround、DTS Neural:X、Auro-Matic、StormXTに対応。Roon Ready(2ch)もサポートする。
HDMIは入力7系統/出力2系統となり、全ての端子がHDMI2.0b/HDCP2.2、出力の1つがARC/eARCをサポートする。12bpcのディープカラーに対応し、HDRはHDR10、HLG、Dolby Visionが利用可能。解像度は最高4K60fps 4:4:4 8bpcだが、2023年には8K対応ボードの発売を予定する。
音声入力では、COAX×3、TOSLINK×3、XLR×1、RCA(7.1 or ステレオ)×4を装備。デジタル出力としてTOSLINK×1、コントロール端子としてUSB Type-A×2、LAN×1、12V Trigger出力×4、IRリモート入力×1、IRリモート出力×1を搭載する。またチャンネル数に応じたXLR出力を備える。
外形寸法は全モデルで共通して442W×191H×490Dmm。質量は32chモデルが13.6kg、24chモデルが13.2kg、16chモデルが13.1kgとなる。
マルチチャンネル・パワーアンプ「PA MK3」
デンマーク・コペンハーゲンのPASCAL AUDIOとの技術協力によって作られたマルチチャンネル・パワーアンプ。同社のクラスDオーディオ技術にStorm Audioのノウハウを融合し、「圧倒的な駆動力とクリーンなサウンド」を実現したとしている。
チャンネルあたりの出力は200W(8Ω)となる。HF減衰ネットワークを用いないクラスD技術により、最高20kHzまでの全出力帯域幅も確保している。Storm Audioのプロセッサーと接続することで、Storm Audioによる遠隔モニタリングが行なえ、さまざまなパラメータをチェックできる。
「徹底的な高品質パーツ」を使用するほか、複数の保護回路によって安全面も追求。放熱ファンで連続動作による高温化にも配慮している。16chモデルと8chモデルが用意されるが、8chモデルではブリッジ駆動により、チャンネルあたり800W(8Ω)の4chパワーアンプとしても使用可能。
アナログ入力端子はXLRで、それぞれの対応チャンネルに応じた数を装備。コントロール端子として、USB Type-A×1、LAN×1、12V Trigger入出力を備える。SN比は>115dB、THDは<0.03%、ゲインは26dB(ブリッジ駆動時は32dB)。外形寸法は両モデルとも441W×130H×490Dmmで、質量は21.0kgとなる。