貴重な黒柿ヘッドホン試聴も人気
<ポタフェス>ゲーミング向けモデルの展示が盛況/AVIOTが開発進める新フラグシップの現状も
ポータブルオーディオの祭典「ポタフェス2023冬 秋葉原」が、本日12月9日(土)、10日(日)の2日間にわたり、秋葉原のベルサール秋葉原にて開催される。同イベントで複数ブースが出展して目を引いたゲーミング関連の展示を中心にレポートする。
ポタフェスはe☆イヤホン主催するポータブルオーディオ展示試聴イベントだが、e☆イヤホンでは昨今、東京ゲームショウへの出展やプロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」とゲーミング向けイヤホンを共同開発するなど、「ゲーミング」に注力している。その流れもあってか、今回のポタフェスではゲーミングイヤホン/ヘッドホンを紹介するブースが多かった。
会場の1F、秋葉原中央通りに面して最も歩行者からの注目を集めやすいフロアでは、JBLが好評企画の第二弾「ポタフェスFAV道場破り」を開催。プロ選手であるFAV gamingメンバー4名(sako/りゅうせい /ときど/ ボンちゃん)と『ストリートファイター6』で対戦し、見事勝利することができればJBLのゲーミングシリーズ「QUANTUM」製品をはじめとした豪華賞品がもらええるというもの。
前回のポタフェスで実施された第一回では勝利者わずか3名のみという難関、今回も多くのチャレンジャーで賑わった。なお、本企画は9日のみで、10日にはJBLのゲーミング関連展示は引き上げられ、“ながら聴き” 完全ワイヤレスイヤホン「Soundgear Sense」などを中心とした展示が行われるそうだ。
またJBLブースでは直販限定モデルが多く展示されており、それらを実際に目で見て試聴できる貴重な機会ともなっていた。参考展示品としては、マイク「Quantum Stream」の上位モデル、「Quantum Stream STUDIO」を世界初展示。192kHz/24bit対応で、来年以降の発売を見込む。
finalのブースでは、「ヘッドフォン祭」イベントでも人気だった「ZE8000 MK2」や「D7000」などの試聴コーナーに長蛇の列ができていた。しかし、展示として目立っていたのは75インチの大画面モニターによる同社ゲーミングイヤホン聴き比べコーナーだ。ここでは『ストリートファイター6』『バイオハザード RE:2』『エグゾプライマル』といった人気タイトルのプレイ映像を、「VR3000」「VR2000」「VR500」という3つの “for Gaming” イヤホンで比較視聴できるようになっていた。
担当者は、「ゲームをプレイする際になんとなく音を聞いているという方は多いのではないか。いまゲームの音は本当に作り込まれていて、優れたオーディオ機器を用いると本当に没入感が高まる。ゲームにこそオーディオ、という文化を提唱していきたい」と、ゲームとオーディオ機器の相性の良さをアピールする。
オーディオテクニカは会場内に3つのブースを展開。そのうちの1つが、開放型ゲーミングヘッドセット「ATH-GDL3」/密閉型ゲーミングヘッドセット「ATH-GL1」を体験できるゲーミングコーナーとなっていた。
市場のゲーミングヘッドセットを見渡すと密閉型のモデルが大半だが、オーディオテクニカは開放型ヘッドホンに定評あるブランド。長時間使用しても耳が疲れにくいという開放型のメリットも踏まえ、「静かな環境では開放型の方がゲームプレイが楽しめるという声も多い。遮音性に優れた密閉型と、好みのサウンドを聴き比べてみていただきたい」と案内していた。
別のブースでは「黒柿」採用の密閉型ダイナミックヘッドホン「ATH-AWKG」が試聴できるようになっており、貴重な材木を用いたハイエンドモデルの音を確認しようと来場者が列をなしていた。また会場1FではBluetooth対応モデルがメインで展示されており、完全ワイヤレスイヤホンのほか、“サウンドバーガー” も並べられていた。
会場1Fのソニーマーケティングブースでは、INZONEのゲーミングデバイスに大きなスペースが割かれていた。特にINZONEブランド初となる完全ワイヤレスイヤホン「INZONE Buds」はデモ機の数も多く、実際に『原神』をプレイしてサウンドや遅延性能を確認することができるようになっていた。
ゲーミング関連以外に目を向けると、プレシードジャパンの自社オーディオブランドAVIOTが開発発表した、完全ワイヤレスイヤホンの新フラグシップモデル「TE-ZX1」、そして同モデルと “凛として時雨”のドラマー・ピエール中野氏とのコラボモデル「TE-ZX1-PNK」の展示も人気を集めていた。
現時点では平面磁気駆動型ドライバー×1基、バランスドアーマチュアドライバー×3基、ダイナミックドライバー×1基の計3種・5基ドライバー構成を実現した新開発のドライバーシステム「トライブリッド・5ドライバー」を採用していること、コーデックはLDAC/AAC/SBCをサポートしていることなど限られた情報だけが明かされており、「2024年1月の発売を目指して開発を進めており、情報はまた随時発表します」とのことだった。会場に用意されたデモ機はTE-ZX1がほぼサウンドの方向性が固まったもので、TE-ZX1-PNKはこれをベースにさらに詰めていく段階ということだったが、最終的な仕上げがどうなるか、続報が待たれる。
サウンドアースは本日12月9日に発売となったKinera Imperialブランドのハイエンドイヤホン「Loki」を展示。北欧神話の “火の神” 「ロキ」からインスピレーションを受けて開発されたという12ユニット/クアッドブリッドモデルで、同ブランドの既存製品からは価格帯が大きく異なるだけに、ブースを訪れたイヤホンファンからの注目も厚かった。
ファーウェイのブースでは完全ワイヤレスイヤホン製品もさることながら、オーディオグラス新製品「HUAWEI Eyewear 2」がプッシュされていた。オーディオグラス自体に触れる機会がなかなかないことから、ブースで体験した方からは驚きの声があがることが多いという。ポタフェスへの出展は「ファーウェイが提供する豊かなバリエーションを体験してもらい、知識のある皆さんからフィードバックをもらうこともできる」と、ユーザーと直に意見交換ができる大切な場であるとして、担当者は積極的に来場者に声掛けをしていた。
ポタフェスはe☆イヤホン主催するポータブルオーディオ展示試聴イベントだが、e☆イヤホンでは昨今、東京ゲームショウへの出展やプロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」とゲーミング向けイヤホンを共同開発するなど、「ゲーミング」に注力している。その流れもあってか、今回のポタフェスではゲーミングイヤホン/ヘッドホンを紹介するブースが多かった。
会場の1F、秋葉原中央通りに面して最も歩行者からの注目を集めやすいフロアでは、JBLが好評企画の第二弾「ポタフェスFAV道場破り」を開催。プロ選手であるFAV gamingメンバー4名(sako/りゅうせい /ときど/ ボンちゃん)と『ストリートファイター6』で対戦し、見事勝利することができればJBLのゲーミングシリーズ「QUANTUM」製品をはじめとした豪華賞品がもらええるというもの。
前回のポタフェスで実施された第一回では勝利者わずか3名のみという難関、今回も多くのチャレンジャーで賑わった。なお、本企画は9日のみで、10日にはJBLのゲーミング関連展示は引き上げられ、“ながら聴き” 完全ワイヤレスイヤホン「Soundgear Sense」などを中心とした展示が行われるそうだ。
またJBLブースでは直販限定モデルが多く展示されており、それらを実際に目で見て試聴できる貴重な機会ともなっていた。参考展示品としては、マイク「Quantum Stream」の上位モデル、「Quantum Stream STUDIO」を世界初展示。192kHz/24bit対応で、来年以降の発売を見込む。
finalのブースでは、「ヘッドフォン祭」イベントでも人気だった「ZE8000 MK2」や「D7000」などの試聴コーナーに長蛇の列ができていた。しかし、展示として目立っていたのは75インチの大画面モニターによる同社ゲーミングイヤホン聴き比べコーナーだ。ここでは『ストリートファイター6』『バイオハザード RE:2』『エグゾプライマル』といった人気タイトルのプレイ映像を、「VR3000」「VR2000」「VR500」という3つの “for Gaming” イヤホンで比較視聴できるようになっていた。
担当者は、「ゲームをプレイする際になんとなく音を聞いているという方は多いのではないか。いまゲームの音は本当に作り込まれていて、優れたオーディオ機器を用いると本当に没入感が高まる。ゲームにこそオーディオ、という文化を提唱していきたい」と、ゲームとオーディオ機器の相性の良さをアピールする。
オーディオテクニカは会場内に3つのブースを展開。そのうちの1つが、開放型ゲーミングヘッドセット「ATH-GDL3」/密閉型ゲーミングヘッドセット「ATH-GL1」を体験できるゲーミングコーナーとなっていた。
市場のゲーミングヘッドセットを見渡すと密閉型のモデルが大半だが、オーディオテクニカは開放型ヘッドホンに定評あるブランド。長時間使用しても耳が疲れにくいという開放型のメリットも踏まえ、「静かな環境では開放型の方がゲームプレイが楽しめるという声も多い。遮音性に優れた密閉型と、好みのサウンドを聴き比べてみていただきたい」と案内していた。
別のブースでは「黒柿」採用の密閉型ダイナミックヘッドホン「ATH-AWKG」が試聴できるようになっており、貴重な材木を用いたハイエンドモデルの音を確認しようと来場者が列をなしていた。また会場1FではBluetooth対応モデルがメインで展示されており、完全ワイヤレスイヤホンのほか、“サウンドバーガー” も並べられていた。
会場1Fのソニーマーケティングブースでは、INZONEのゲーミングデバイスに大きなスペースが割かれていた。特にINZONEブランド初となる完全ワイヤレスイヤホン「INZONE Buds」はデモ機の数も多く、実際に『原神』をプレイしてサウンドや遅延性能を確認することができるようになっていた。
ゲーミング関連以外に目を向けると、プレシードジャパンの自社オーディオブランドAVIOTが開発発表した、完全ワイヤレスイヤホンの新フラグシップモデル「TE-ZX1」、そして同モデルと “凛として時雨”のドラマー・ピエール中野氏とのコラボモデル「TE-ZX1-PNK」の展示も人気を集めていた。
現時点では平面磁気駆動型ドライバー×1基、バランスドアーマチュアドライバー×3基、ダイナミックドライバー×1基の計3種・5基ドライバー構成を実現した新開発のドライバーシステム「トライブリッド・5ドライバー」を採用していること、コーデックはLDAC/AAC/SBCをサポートしていることなど限られた情報だけが明かされており、「2024年1月の発売を目指して開発を進めており、情報はまた随時発表します」とのことだった。会場に用意されたデモ機はTE-ZX1がほぼサウンドの方向性が固まったもので、TE-ZX1-PNKはこれをベースにさらに詰めていく段階ということだったが、最終的な仕上げがどうなるか、続報が待たれる。
サウンドアースは本日12月9日に発売となったKinera Imperialブランドのハイエンドイヤホン「Loki」を展示。北欧神話の “火の神” 「ロキ」からインスピレーションを受けて開発されたという12ユニット/クアッドブリッドモデルで、同ブランドの既存製品からは価格帯が大きく異なるだけに、ブースを訪れたイヤホンファンからの注目も厚かった。
ファーウェイのブースでは完全ワイヤレスイヤホン製品もさることながら、オーディオグラス新製品「HUAWEI Eyewear 2」がプッシュされていた。オーディオグラス自体に触れる機会がなかなかないことから、ブースで体験した方からは驚きの声があがることが多いという。ポタフェスへの出展は「ファーウェイが提供する豊かなバリエーションを体験してもらい、知識のある皆さんからフィードバックをもらうこともできる」と、ユーザーと直に意見交換ができる大切な場であるとして、担当者は積極的に来場者に声掛けをしていた。