「Snapdragon Insiders」1周年記念イベントを開催
クアルコム「Snapdragon 8 Gen3」は生成AIをスマホ単体で高速処理。特別イベントで最新技術を披露
スマートフォンなどモバイル向けチップであるクアルコム「Snapdragon」。その最新情報を得られたり、会員限定イベントに参加できたりするファンクラブプログラム「Snapdragon Insiders」が日本でのスタートから1周年を迎え、記念イベントが開催された。
Snapdragon Insidersでは、主にX(旧Twitter)でSnapdragonの最新情報を発信中。公式アカウント(@Snapdragon_JPN)をフォローすると、同プラグラムの会員になったと見なされ、時折開催される特別イベントに参加することなどもできる。
今回の記念イベントでも、上記Xアカウントでのオンライン配信に加えて、会員を現地観覧に招待。生成AIを活用したSnapdragonの最新技術デモや、ゲストによるトークショーなどを、現地で生観覧できるようにしていた。
当日は、最新世代「Snapdragon 8 Gen 3」の生成AI機能に関するデモを披露。「六本木でオススメのラーメン屋は?」などのようにチャットで質問すると情報を返してくれるAIアシスタント機能、「ゴッホが描いた東京タワー」などのように指定したキーワードに沿った絵を出力する画像生成機能、そして、スマホで撮影した写真の背景を拡張する「フォトエキスパンション」機能を、実際にその場で試した。
ここでのポイントが、「インターネットに接続せず、ローカル環境(スマホ端末)だけでAI処理が完結する」という点。Snapdragon 8 Gen 3なら、端末内の膨大な学習データを瞬時に処理できるためだという。実際、デモにおいても、1秒かからずに画像が生成されるなど、Snapdragonの最新性能の高さがアピールされた。
クアルコムの福井幹浩氏は「セキュリティとプライバシーの観点からも、ローカル環境で完結するのはメリット」だと説明。「家族やプライベートな写真をクラウドにアップロードして処理することに不安を感じる方もいるのでは。Snapdragon Gen 3の能力を活用すれば、プライバシーを端末内で保った状態でAI機能を楽しめる」と説明した。
福井氏はまた、Snapdragon 8 Gen 3の性能について、ゲーミングPCで遊ぶような240fpsのゲームをモバイル端末でプレイできたり、スタジオ品質のロスレスオーディオ再生に対応することも可能だと説明。生成AI関連の能力についても、最大100億パラメータを処理できたり、新世代マイクロNPUによってメモリが30%増加し、前世代のSnapdragon 8 Gen 2に比べて3.5倍以上パワフルになったこと、そして処理速度も98%高速化したことを紹介した。
テック系ブロガー/YouTuberで、ハワイで開催された「Snapdragon Summit 2023」にも参加した経験を持つMATTU氏は「AIって、どこか漠然とした印象を持っている人も多いように思う。しかし、今回こうして発表を聞き、AIでどんなことができるのかが具体的になったのではないか。AIが僕らに近づいてきた」とコメント。
また、Snapdragon Insidersのアンバサダーを務め、ゲーム好きとしても知られるラジオパーソナリティの長友愛莉氏は、「240fpsのゲームがモバイル端末で楽しめるのは凄い」ともコメント。AI関係についても「Gen 2から1年ほどしかたっていないのに、ここまでAI処理性能が進化していることに驚く」と語るなどした。
そして、イベントの最後には、Snapdragon Insidersのインスタグラムアカウント(snapdragon_jpn)が開設されたことも発表。今後はXとインスタグラムの両方で情報を発信していくと説明した。
Snapdragon Insidersでは、主にX(旧Twitter)でSnapdragonの最新情報を発信中。公式アカウント(@Snapdragon_JPN)をフォローすると、同プラグラムの会員になったと見なされ、時折開催される特別イベントに参加することなどもできる。
今回の記念イベントでも、上記Xアカウントでのオンライン配信に加えて、会員を現地観覧に招待。生成AIを活用したSnapdragonの最新技術デモや、ゲストによるトークショーなどを、現地で生観覧できるようにしていた。
当日は、最新世代「Snapdragon 8 Gen 3」の生成AI機能に関するデモを披露。「六本木でオススメのラーメン屋は?」などのようにチャットで質問すると情報を返してくれるAIアシスタント機能、「ゴッホが描いた東京タワー」などのように指定したキーワードに沿った絵を出力する画像生成機能、そして、スマホで撮影した写真の背景を拡張する「フォトエキスパンション」機能を、実際にその場で試した。
ここでのポイントが、「インターネットに接続せず、ローカル環境(スマホ端末)だけでAI処理が完結する」という点。Snapdragon 8 Gen 3なら、端末内の膨大な学習データを瞬時に処理できるためだという。実際、デモにおいても、1秒かからずに画像が生成されるなど、Snapdragonの最新性能の高さがアピールされた。
クアルコムの福井幹浩氏は「セキュリティとプライバシーの観点からも、ローカル環境で完結するのはメリット」だと説明。「家族やプライベートな写真をクラウドにアップロードして処理することに不安を感じる方もいるのでは。Snapdragon Gen 3の能力を活用すれば、プライバシーを端末内で保った状態でAI機能を楽しめる」と説明した。
福井氏はまた、Snapdragon 8 Gen 3の性能について、ゲーミングPCで遊ぶような240fpsのゲームをモバイル端末でプレイできたり、スタジオ品質のロスレスオーディオ再生に対応することも可能だと説明。生成AI関連の能力についても、最大100億パラメータを処理できたり、新世代マイクロNPUによってメモリが30%増加し、前世代のSnapdragon 8 Gen 2に比べて3.5倍以上パワフルになったこと、そして処理速度も98%高速化したことを紹介した。
テック系ブロガー/YouTuberで、ハワイで開催された「Snapdragon Summit 2023」にも参加した経験を持つMATTU氏は「AIって、どこか漠然とした印象を持っている人も多いように思う。しかし、今回こうして発表を聞き、AIでどんなことができるのかが具体的になったのではないか。AIが僕らに近づいてきた」とコメント。
また、Snapdragon Insidersのアンバサダーを務め、ゲーム好きとしても知られるラジオパーソナリティの長友愛莉氏は、「240fpsのゲームがモバイル端末で楽しめるのは凄い」ともコメント。AI関係についても「Gen 2から1年ほどしかたっていないのに、ここまでAI処理性能が進化していることに驚く」と語るなどした。
そして、イベントの最後には、Snapdragon Insidersのインスタグラムアカウント(snapdragon_jpn)が開設されたことも発表。今後はXとインスタグラムの両方で情報を発信していくと説明した。