「ベストバイ」がコンセプトの「U8N」も
ハイセンス、Mini LED・量子ドット採用の4K液晶テレビ「U9N」。“ベストバイ”謳う「U8N」も
ハイセンスは、Mini LEDと量子ドットを採用した4K液晶テレビ「U9Nシリーズ」「U8Nシリーズ」を、5月中旬から順次発売する。各シリーズのラインナップ、および市場想定価格は下記の通り。
■「U9Nシリーズ」:6月上旬発売予定
75V型「75U9N」:400,000円前後
65V型「65U9N」:300,000円前後
■「U8Nシリーズ」:5月中旬発売予定
85V型「85U8N」:360,000円前後
75V型「75U8N」:280,000円前後
65V型「65U8N」:200,000円前後
55V型「55U8N」:170,000円前後
U9Nシリーズは、同社2024年春モデルの最上位モデル。製品コンセプトとして「プレミアムシアター」を標榜し、2022年モデル「U9Hシリーズ」比でピーク輝度は約187%向上、ローカルディミングのエリアは約4倍細分化(ともに75V型同士の比較)する「ローカルディミング アドバンスト」の採用など、バックライトのスペックアップを図り「ほぼ有機ELと遜色のない高コントラストを実現した」と同社はアピールしている。
なお、これまで同社のフラグシップモデルとして販売されてきた「UXシリーズ」は5月をもって終売されることがアナウンスされている。
映像エンジンは、TVS REGZAと共同開発の新エンジン「HI-VIEWエンジンII」を搭載。情報量の多い4K映像を高速処理し、地デジ放送や、4K放送、ネット動画、ゲームなどのコンテンツを、AIが認識し自動的に最適な高画質へと調整するとしている。HDRフォーマットはHDR10+ ADAPTIVE/HDR10+/Dolby Vision IQ/Dolby Visionをサポートする。
映像処理技術として、ネット動画の特性に合わせコントラスト・精細感のアップとなめらかな映像を再現する「バンディングノイズ制御」、フレーム補間と3Dノイズリダクションを行い、スポーツなどのコンテンツにおいて残像感の少ない映像を提供する「クリアモーションPro」、画面の動きやフレームの揺れが激しい時、被写体を自動的に探知し、フレームの揺れを低減する「フレームジャダー低減」を備える。
パネルのリフレッシュレートは、2023年モデルから強化を図り4K/144Hzの描画に対応。より滑らかな映像で次世代ゲーム機タイトルを楽しめると同社は説明している。ゲーム機能については、VRR、ALLM、AMDのFreeSync Premium(VRRの機能の一部)といった従来機搭載機能に加え、様々な機能を付加した「ゲームモードPro」を搭載する。
ゲームモードProでは、リフレッシュレート、HDR、VRRの状況を随時確認できるゲーミングメニューや、暗部のディテールを際立たせるガンマ調整機能、FPSゲームで活用できる「照準表示」については、色、サイズ、形状を細かく設定可能となっている。
パネルは広視野角のADS方式を採用し、映り込みを抑えるARコート低反射処理を施す。ヘイズ(曇り具合)も低く、斜めから見ても白っぽくならず、リビング環境下で光の反射や映り込みの少ない、色鮮やかな映像を楽しめるとする。また、斜めからの視聴時に、“黒い背景の明るい物体”といった光の漏れが多いとする映像も、光の漏れを抑制するフィルムを用いることでくっきりエッジを捉える「STW補正処理」を施す。
部屋の明るさに応じた画面に自動調整する環境光センサーも継続して搭載。同社の2K/4Kエントリー機は明度のみの対応となっているが、本モデルにおいては「おまかセンサーPro」とし、RGB対応で色温度を検知。時間帯や天候によって変わる窓から差す光に応じて、最適な画質を提供するとしている。
サウンド面では左右のメインスピーカーと背面のサブウーファーに加え、テレビ上部に2基のイネーブルドスピーカーを追加した、2.1.2chの「7ユニットスピーカーシステム」を搭載。天井から音が降り注ぐような立体音響を、実用最大60Wの出力で迫力あるサウンドで提供するとアピールする。
新たな音響補正技術として、リモコンを用いた「オーディオキャリブレーション」を備える。リモコンに内蔵されたマイクで、テレビから送り出されるテスト信号を受信・測定することで、視聴環境に応じた音響特性の自動調整を行う。これにより、適切な設定で臨場感あるサウンドを楽しめるとしている。
ほか、立体音響フォーマットDolby Atmosをサポート。従来機同様、ダイアログ強調や、デジタル圧縮された音声信号の修復、すべての音声帯域を整える「Eilex PRISM」による補正技術と、音量差を無くす「Eilex FOCUS」も搭載する。
機能面では、独自プラットフォーム「VIDAA」を採用。対応動画サービスはNetflix/Youtube/Disney+/Amazon Prime Video/Abema TV/hulu/Lemino(旧dTV)/U-NEXT/DMM TV/SPOOX/Rakuten TV/Net-VISIONに加え、DAZN/FIFA+/NHK+/TVer/WOWOWオンデマンド/FOD/Apple TVの19サービス。さらに、OTA更新でバンダイチャンネルにも対応予定だとアナウンスしている。
スマートスピーカー連携機能はWorks with Alexa/Apple HomeKitをサポートし、連携しての音声操作などを行える。AirPlay2やAnyview Castを用いたスマートフォンのスクリーンシェアや、2018年発売以降の同社テレビに搭載されるリモート視聴機能「Anyviewホームサーバー機能」にも対応する。
リモコンは、裏面にはドット状の滑り止め加工が施され、テレビに向けなくても操作が可能なBluetoothリモコンを同梱する。VODサービスを直接起動できるダイレクトボタンは12ボタンを備え、上記した内蔵マイクによる音声操作「VIDAA Voice」も搭載される。
チューナー数は BS 4K/110度CS 4Kが2基、地上デジタル、BS・110度CSデジタルを3基ずつ搭載する。また、スタンドはサウンドバーなどの設置に配慮して2段階の高さ調整に対応する。
U8Nシリーズは、「Mini LEDのベストバイ」をコンセプトとする2024年春モデルのミドルクラス機。映像エンジンをはじめとするソフトウェア面ではU9Nシリーズと共通の仕様を取りつつ、バックライト分割数や搭載パネルの変更、スピーカー数などで差をつけている。
ハイコントラストで高画質な広視野角パネルを採用し、ローカルディミング技術は「ローカルディミング Pro」を搭載。2022年モデル「U8Kシリーズ」との比較(75V型)でピーク輝度は150%向上したと説明する。パネル表面には低反射素材を用い、外光の反射を抑制。2023年モデル「U7Hシリーズ」との比較で50%反射を低減したとのことだ。
U9Nシリーズ同様に144Hzのリフレシュレートに対応するが、55型のみ120Hzの対応に留まる。本件に関して同社スタッフによると「広視野角と144Hz駆動はリソース的に両立し得ない」とのことで、「ゲーミングのニーズよりも画質重視」として対応を見送ったと説明する。
音響面では左右のメインスピーカーと、サブウーファーからなる「3スピーカーシステム」を搭載。実用最大出力は40Wとなる。本モデルもリモコンを使用したオーディオキャリブレーションに対応する。
ほか機能面は、U9Nシリーズと共通しており「HI-VIEWエンジンII」による映像処理や「おまかセンサーPro」「ゲームモードPro」の搭載、独自プラットフォーム「VIDAA」によるVODサービスや、Anyviewホームサーバー機能などをサポートする。リモコンについてもU9Nシリーズと同じものを備える。
■「U9Nシリーズ」:6月上旬発売予定
75V型「75U9N」:400,000円前後
65V型「65U9N」:300,000円前後
■「U8Nシリーズ」:5月中旬発売予定
85V型「85U8N」:360,000円前後
75V型「75U8N」:280,000円前後
65V型「65U8N」:200,000円前後
55V型「55U8N」:170,000円前後
■高輝度、多分割ローカルディミングを誇る「U9Nシリーズ」
U9Nシリーズは、同社2024年春モデルの最上位モデル。製品コンセプトとして「プレミアムシアター」を標榜し、2022年モデル「U9Hシリーズ」比でピーク輝度は約187%向上、ローカルディミングのエリアは約4倍細分化(ともに75V型同士の比較)する「ローカルディミング アドバンスト」の採用など、バックライトのスペックアップを図り「ほぼ有機ELと遜色のない高コントラストを実現した」と同社はアピールしている。
なお、これまで同社のフラグシップモデルとして販売されてきた「UXシリーズ」は5月をもって終売されることがアナウンスされている。
映像エンジンは、TVS REGZAと共同開発の新エンジン「HI-VIEWエンジンII」を搭載。情報量の多い4K映像を高速処理し、地デジ放送や、4K放送、ネット動画、ゲームなどのコンテンツを、AIが認識し自動的に最適な高画質へと調整するとしている。HDRフォーマットはHDR10+ ADAPTIVE/HDR10+/Dolby Vision IQ/Dolby Visionをサポートする。
映像処理技術として、ネット動画の特性に合わせコントラスト・精細感のアップとなめらかな映像を再現する「バンディングノイズ制御」、フレーム補間と3Dノイズリダクションを行い、スポーツなどのコンテンツにおいて残像感の少ない映像を提供する「クリアモーションPro」、画面の動きやフレームの揺れが激しい時、被写体を自動的に探知し、フレームの揺れを低減する「フレームジャダー低減」を備える。
パネルのリフレッシュレートは、2023年モデルから強化を図り4K/144Hzの描画に対応。より滑らかな映像で次世代ゲーム機タイトルを楽しめると同社は説明している。ゲーム機能については、VRR、ALLM、AMDのFreeSync Premium(VRRの機能の一部)といった従来機搭載機能に加え、様々な機能を付加した「ゲームモードPro」を搭載する。
ゲームモードProでは、リフレッシュレート、HDR、VRRの状況を随時確認できるゲーミングメニューや、暗部のディテールを際立たせるガンマ調整機能、FPSゲームで活用できる「照準表示」については、色、サイズ、形状を細かく設定可能となっている。
パネルは広視野角のADS方式を採用し、映り込みを抑えるARコート低反射処理を施す。ヘイズ(曇り具合)も低く、斜めから見ても白っぽくならず、リビング環境下で光の反射や映り込みの少ない、色鮮やかな映像を楽しめるとする。また、斜めからの視聴時に、“黒い背景の明るい物体”といった光の漏れが多いとする映像も、光の漏れを抑制するフィルムを用いることでくっきりエッジを捉える「STW補正処理」を施す。
部屋の明るさに応じた画面に自動調整する環境光センサーも継続して搭載。同社の2K/4Kエントリー機は明度のみの対応となっているが、本モデルにおいては「おまかセンサーPro」とし、RGB対応で色温度を検知。時間帯や天候によって変わる窓から差す光に応じて、最適な画質を提供するとしている。
サウンド面では左右のメインスピーカーと背面のサブウーファーに加え、テレビ上部に2基のイネーブルドスピーカーを追加した、2.1.2chの「7ユニットスピーカーシステム」を搭載。天井から音が降り注ぐような立体音響を、実用最大60Wの出力で迫力あるサウンドで提供するとアピールする。
新たな音響補正技術として、リモコンを用いた「オーディオキャリブレーション」を備える。リモコンに内蔵されたマイクで、テレビから送り出されるテスト信号を受信・測定することで、視聴環境に応じた音響特性の自動調整を行う。これにより、適切な設定で臨場感あるサウンドを楽しめるとしている。
ほか、立体音響フォーマットDolby Atmosをサポート。従来機同様、ダイアログ強調や、デジタル圧縮された音声信号の修復、すべての音声帯域を整える「Eilex PRISM」による補正技術と、音量差を無くす「Eilex FOCUS」も搭載する。
機能面では、独自プラットフォーム「VIDAA」を採用。対応動画サービスはNetflix/Youtube/Disney+/Amazon Prime Video/Abema TV/hulu/Lemino(旧dTV)/U-NEXT/DMM TV/SPOOX/Rakuten TV/Net-VISIONに加え、DAZN/FIFA+/NHK+/TVer/WOWOWオンデマンド/FOD/Apple TVの19サービス。さらに、OTA更新でバンダイチャンネルにも対応予定だとアナウンスしている。
スマートスピーカー連携機能はWorks with Alexa/Apple HomeKitをサポートし、連携しての音声操作などを行える。AirPlay2やAnyview Castを用いたスマートフォンのスクリーンシェアや、2018年発売以降の同社テレビに搭載されるリモート視聴機能「Anyviewホームサーバー機能」にも対応する。
リモコンは、裏面にはドット状の滑り止め加工が施され、テレビに向けなくても操作が可能なBluetoothリモコンを同梱する。VODサービスを直接起動できるダイレクトボタンは12ボタンを備え、上記した内蔵マイクによる音声操作「VIDAA Voice」も搭載される。
チューナー数は BS 4K/110度CS 4Kが2基、地上デジタル、BS・110度CSデジタルを3基ずつ搭載する。また、スタンドはサウンドバーなどの設置に配慮して2段階の高さ調整に対応する。
■上位機種同様の機能を備えた“ベストバイ”モデル「U8Nシリーズ」
U8Nシリーズは、「Mini LEDのベストバイ」をコンセプトとする2024年春モデルのミドルクラス機。映像エンジンをはじめとするソフトウェア面ではU9Nシリーズと共通の仕様を取りつつ、バックライト分割数や搭載パネルの変更、スピーカー数などで差をつけている。
ハイコントラストで高画質な広視野角パネルを採用し、ローカルディミング技術は「ローカルディミング Pro」を搭載。2022年モデル「U8Kシリーズ」との比較(75V型)でピーク輝度は150%向上したと説明する。パネル表面には低反射素材を用い、外光の反射を抑制。2023年モデル「U7Hシリーズ」との比較で50%反射を低減したとのことだ。
U9Nシリーズ同様に144Hzのリフレシュレートに対応するが、55型のみ120Hzの対応に留まる。本件に関して同社スタッフによると「広視野角と144Hz駆動はリソース的に両立し得ない」とのことで、「ゲーミングのニーズよりも画質重視」として対応を見送ったと説明する。
音響面では左右のメインスピーカーと、サブウーファーからなる「3スピーカーシステム」を搭載。実用最大出力は40Wとなる。本モデルもリモコンを使用したオーディオキャリブレーションに対応する。
ほか機能面は、U9Nシリーズと共通しており「HI-VIEWエンジンII」による映像処理や「おまかセンサーPro」「ゲームモードPro」の搭載、独自プラットフォーム「VIDAA」によるVODサービスや、Anyviewホームサーバー機能などをサポートする。リモコンについてもU9Nシリーズと同じものを備える。