HOME > ニュース > <CES>ハイセンス、110型Mini LEDテレビ「110UX」海外発表。分割数4万以上、最高輝度1万ニト実現

U7/U8新モデルも

<CES>ハイセンス、110型Mini LEDテレビ「110UX」海外発表。分割数4万以上、最高輝度1万ニト実現

公開日 2024/01/09 10:16 編集部:平山洸太
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ハイセンスは、アメリカ・ラスベガスのイベント「CES2024」にてプレスカンファレンスを開催。Mini LEDを採用する新型テレビ「110UX」を発表した。

「110UX」

110UXは、110型のディスプレイに40,000以上のローカルディミングゾーンを配置。10,000ニトの最高輝度を実現している。また色域はBT.2020を95%カバーする。映像エンジンとして「Hi-View Engine X」を採用。オーディオ面ではDolby Atmosに対応し、4.2.2chのスピーカーシステムを搭載する。

110型の画面サイズを実現

映像エンジンHi-View Engine Xを搭載

さらに、液晶テレビ「U7シリーズ」および「U8シリーズ」の2024年モデルをアナウンス。このうちプレゼンでは、100型の「U76N」に焦点が当てられた。

100型を推す背景について、「自宅でスポーツを観戦する傾向が急増している」と説明。同社が最近行った調査では、Z世代とミレニアル世代の75%以上が観戦を好むことがわかったという。そのうえで「大きなスクリーンはスタジアム体験を自宅に近づける」とした。

スポーツ観戦に適した100型モデル「U76N」をクローズアップ

2024年のU7シリーズおよびU8シリーズは、新たな映像エンジン「Hi-View Engine PRO」により、高度な画像処理を提供するとのこと。Mini LEDとQLDを採用。フルアレイのローカルディミングゾーンにより、コントラストも高めている。さらにアメリカの68%の世帯がストリーミングコンテンツを利用していることを背景に、Google TVを搭載した。

映像ストリーミングにも対応

新エンジンでは、ディープラーニングなどのテクノロジーを用いることで、視聴体験を高めたと説明する。具体的には、ローカルトーンマッピングオプティマイゼーションにより、数十万の画像領域を評価。さらに顔認識により、より自然な見た目に調整する。さらにAI HDR エンハンスメントによって、リアルタイムでHDRのディテールを微調整するという。

Mini LEDとQLEDを採用

加えて、昨今はテレビでゲームをプレイするにあたり「没入感の高さがこれまで以上に求められている」と説明。このニーズに応えるためWi-Fi 6Eに対応させ、144Hzをネイティブサポート。ゲーム用機能のGame Mode Proモードを搭載し、カスタマイズ可能なGame Barも利用できる。

プレスカンファレンスでは、「これまでに作られた中でもっとも薄いMini LEDテレビ」として、75型の「Super Slim 75UX」も披露された。厚さは14mm未満とし、CESの開催地であるラスベガスにちなんで、「4枚のポーカーチップと同じ厚みだ」とアピールした。

13.6mmの薄さを実現

また、リビングの機能性と多用途性が高まっているなか「ディスプレイとライフスタイルを融合させた」製品として、カスタマイズ可能な木枠を用いたテレビ「Canvas TV」も紹介。壁にぴったりと沿うように設置でき、ウォールマウントが不要なこともポイントだとした。

「Canvas TV」

このほか、同社が “レーザーテレビ” と呼ぶ超単焦点プロジェクターのシステムでは、業界最小の4Kレーザーテレビとする「LASER TV 4K」も紹介。同社従来モデルよりも70%小型化したことをアピールした。

「LASER TV 4K」

プレスカンファレンスの冒頭では、ハイセンス・インターナショナルのバイスプレジデント、およびハイセンス・オブ・アメリカの社長を務める、デビッド・ゴールド氏が登壇。ハイセンスは過去10年間で驚異的な成長を遂げ、2023年上半期の時点で、世界で2番目に大きいテレビメーカーだと自信を見せた。

デビッド・ゴールド氏

ハイセンスのテレビ出荷台数が世界2位となったことをアピール

また、製品展開においては「消費者が今日望んでいるかもしれないものを提供することだけを、目的としているわけではない」と説明。「まったく新しいプレミアム・エンターテイメント・エクスペリエンスを開拓」し、「今後も枠を超えたシナリオ体験を作成することに専念していく」と語った。

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