Lifelike Audio、BAイヤホン2機種/個性豊かなリケーブルを扱う5ブランド
<ヘッドフォン祭>Brise Audio、「冨嶽 -FUGAKU-」と新ヘッドホンアンプの試作品を展示/Austrian Audioのプレミアムシステムが試聴可能
フジヤエービックが主催するポータブルオーディオイベント「夏のヘッドフォン祭 mini 2024」が7月27日にステーションコンファレンス東京で開催された。本稿では、Brise AudioやAustrian Audio、Lifelike Audioほか、リケーブルを扱う5ブランドのブースの様子を紹介する。
Brise Audioは、イヤホンとアンプを一体化したポータブルオーディオシステム「冨嶽 -FUGAKU-」ほか、各種ヘッドホン・イヤホンリケーブル等を出展。ブースでの試聴が可能だ。
冨嶽 -FUGAKU-試聴コーナーは、ユーザーの人気が高く、専用フォームから事前予約をしたユーザーに、優先的に試聴ができるファストパスを配布している。来場者からは、優れた空間表現やクラシック音楽との相性の良さに驚く声が多く挙がっているとのこと。
また、同社が現在開発中で試作段階のヘッドホンアップを展示しており、試聴することができる。「卓上でコンパクトで聴けるハイエンドのサウンド」をコンセプトとしており、ソースに忠実な音の再生を目指しているとのこと。プリアンプ機能も搭載するとのことで、背面にはXLR 3極の出力端子をL/Rで搭載するという。発売時期、価格は未定だが、1、2年以内の完成を目指して開発中とのこと。
そのほか、同社最高位“Ultimateグレード”の「NAOBI-Ultimate」や「YATONO-Ultimate」などのリケーブルが比較しながら試聴できるコーナーも用意している。
Austrian Audioは、開放型プレミアム・リファレンスヘッドホン「The Composer」と本日発売となったブランド初のヘッドホンアンプ「Full Score one」の試聴ができるブースを展開。
同社独自の「Hi-X(ハイエクスカーション)テクノロジー」を採用するドライバーユニット中、最大径の49mmを誇るフラグシップモデルThe Composerと、独自技術の「TTT(トゥルー・トランジェント・テクノロジー)」を搭載したFull Score oneを組み合わせて試聴できるコーナーを2組用意。整理券を配布しながら順次試聴を受け付けている。ユーザーからは「TTT」技術による応答速度やディティールの再現性に驚きの声が上がっているとのこと。
そのほか、同社でラインナップする「Hi-Xテクノロジー」搭載のモニターヘッドホン「Hi-X65」や「Hi-X60」といったモデルも展示しており、試聴することができるようになっている。
Lifelike Audioブースでは、ギタリストの新井ラーメン健 氏と共同でチューニングしたイヤホンを出展。
現行モデルの「Arena」は、BAドライバーを4基搭載したイヤホン。フェイスプレートに筐体の開放/密閉を切り替えることができる弁を装備しており、リスニング時が密閉して音に没入し、着脱時には開放することでイヤーピースが外れたりすることなくスムーズに着脱ができるとしている。また、複数搭載したBAドライバーの音を3Dプリンターで生成した音響回路によってチューニングすることで、より周波数特性を向上させているという。
「Aphrodite」は試作段階で参考出展された、BAドライバーを5基搭載したモデル。Arenaと同様、筐体の開放/密閉を切り替えられる弁を搭載し、3Dプリンター生成による音響回路も搭載しているが、ユニットを一体成形化するといったブラッシュアップがなされており、よりワイドレンジなサウンドを提供すると説明する。
■NOVO'S LAB
NOVO’S LABブースでは、各種ヘッドホン・イヤホンリケーブルを展示。同グループは今回がヘッドフォン祭初出展となる、リケーブルを製作する中国の個人サークルで、今年、正式に会社を設立するとのこと。
フラグシップとなる錫メッキ無酸素銅線を16芯で採用した「α4e-plus-16」や、もともと須山歯研の「FitEar TITAN」のために開発され、その後改良を重ねて開発したという銀メッキ無酸素銅線を10芯で採用したという「α4q」といったリケーブルを展示しており、比較しながらの試聴が可能だ。
■AIMS
AIMSでは、本日発売となるイヤホン用リケーブル「MASQUERADE」とインターコネクトケーブル「MASQUERADE IC」を展示。いずれもジルコニウムと銅の合金という珍しい線材を16芯で採用。音質については、高域は硬く、低域はブーミーに仕上げているとのことで、ロック系のサウンドに合うと説明している。また、内部にナイロンチューブの層を組み込むことによって、タッチノイズを低減すると同時にしなやかな質感を実現しているとのこと。
■オーディオみじんこ
オーディオみじんこでは、同社で展開するヘッドホン・イヤホンケーブルの「NOCTORNEシリーズ」を出展。ディップホーミングOFC線を8芯で編み上げ、外被にFEPを採用するのに加え、さらにPETチューブで外装を施したシリーズで、女性ボーカルに合うような「音の気持ちよさ」を追求したとしている。特に今回は、シリーズのイヤホン用リケーブル「NOCTURNE Vivid」を初披露。8月下旬ごろの発売を予定しているとのこと。
K's Audio Works
K’s Audio Worksでは、外被にARK樹脂を採用した銀メッキリッツケーブル「Ark Genesis EVO V2」を展示。本日初披露および販売開始となるとのことで、価格は52,000円。解像度の高さと音場の広さをアピールしており、ハイエンドイヤホンとの組み合わせがおすすめだとしている。
Hibiol Audio
Hibiol Audioでは、16芯の錫メッキ銅線「Bullet」と8芯銀メッキOCC線「Astra MkII」を展示。いずれのケーブルも音場は広く、ボーカルをよりクリアに鳴らすと説明している。
Brise Audio、開発中のヘッドホンアンプの試作品が展示
Brise Audioは、イヤホンとアンプを一体化したポータブルオーディオシステム「冨嶽 -FUGAKU-」ほか、各種ヘッドホン・イヤホンリケーブル等を出展。ブースでの試聴が可能だ。
冨嶽 -FUGAKU-試聴コーナーは、ユーザーの人気が高く、専用フォームから事前予約をしたユーザーに、優先的に試聴ができるファストパスを配布している。来場者からは、優れた空間表現やクラシック音楽との相性の良さに驚く声が多く挙がっているとのこと。
また、同社が現在開発中で試作段階のヘッドホンアップを展示しており、試聴することができる。「卓上でコンパクトで聴けるハイエンドのサウンド」をコンセプトとしており、ソースに忠実な音の再生を目指しているとのこと。プリアンプ機能も搭載するとのことで、背面にはXLR 3極の出力端子をL/Rで搭載するという。発売時期、価格は未定だが、1、2年以内の完成を目指して開発中とのこと。
そのほか、同社最高位“Ultimateグレード”の「NAOBI-Ultimate」や「YATONO-Ultimate」などのリケーブルが比較しながら試聴できるコーナーも用意している。
Austrian Audio、「The Composer」&「Full Score one」のシステムが試聴できる
Austrian Audioは、開放型プレミアム・リファレンスヘッドホン「The Composer」と本日発売となったブランド初のヘッドホンアンプ「Full Score one」の試聴ができるブースを展開。
同社独自の「Hi-X(ハイエクスカーション)テクノロジー」を採用するドライバーユニット中、最大径の49mmを誇るフラグシップモデルThe Composerと、独自技術の「TTT(トゥルー・トランジェント・テクノロジー)」を搭載したFull Score oneを組み合わせて試聴できるコーナーを2組用意。整理券を配布しながら順次試聴を受け付けている。ユーザーからは「TTT」技術による応答速度やディティールの再現性に驚きの声が上がっているとのこと。
そのほか、同社でラインナップする「Hi-Xテクノロジー」搭載のモニターヘッドホン「Hi-X65」や「Hi-X60」といったモデルも展示しており、試聴することができるようになっている。
Lifelike Audio、BAイヤホン2機種をラインナップ
Lifelike Audioブースでは、ギタリストの新井ラーメン健 氏と共同でチューニングしたイヤホンを出展。
現行モデルの「Arena」は、BAドライバーを4基搭載したイヤホン。フェイスプレートに筐体の開放/密閉を切り替えることができる弁を装備しており、リスニング時が密閉して音に没入し、着脱時には開放することでイヤーピースが外れたりすることなくスムーズに着脱ができるとしている。また、複数搭載したBAドライバーの音を3Dプリンターで生成した音響回路によってチューニングすることで、より周波数特性を向上させているという。
「Aphrodite」は試作段階で参考出展された、BAドライバーを5基搭載したモデル。Arenaと同様、筐体の開放/密閉を切り替えられる弁を搭載し、3Dプリンター生成による音響回路も搭載しているが、ユニットを一体成形化するといったブラッシュアップがなされており、よりワイドレンジなサウンドを提供すると説明する。
リケーブル5ブランド、個性的な製品が並ぶ
■NOVO'S LAB
NOVO’S LABブースでは、各種ヘッドホン・イヤホンリケーブルを展示。同グループは今回がヘッドフォン祭初出展となる、リケーブルを製作する中国の個人サークルで、今年、正式に会社を設立するとのこと。
フラグシップとなる錫メッキ無酸素銅線を16芯で採用した「α4e-plus-16」や、もともと須山歯研の「FitEar TITAN」のために開発され、その後改良を重ねて開発したという銀メッキ無酸素銅線を10芯で採用したという「α4q」といったリケーブルを展示しており、比較しながらの試聴が可能だ。
■AIMS
AIMSでは、本日発売となるイヤホン用リケーブル「MASQUERADE」とインターコネクトケーブル「MASQUERADE IC」を展示。いずれもジルコニウムと銅の合金という珍しい線材を16芯で採用。音質については、高域は硬く、低域はブーミーに仕上げているとのことで、ロック系のサウンドに合うと説明している。また、内部にナイロンチューブの層を組み込むことによって、タッチノイズを低減すると同時にしなやかな質感を実現しているとのこと。
■オーディオみじんこ
オーディオみじんこでは、同社で展開するヘッドホン・イヤホンケーブルの「NOCTORNEシリーズ」を出展。ディップホーミングOFC線を8芯で編み上げ、外被にFEPを採用するのに加え、さらにPETチューブで外装を施したシリーズで、女性ボーカルに合うような「音の気持ちよさ」を追求したとしている。特に今回は、シリーズのイヤホン用リケーブル「NOCTURNE Vivid」を初披露。8月下旬ごろの発売を予定しているとのこと。
K's Audio Works
K’s Audio Worksでは、外被にARK樹脂を採用した銀メッキリッツケーブル「Ark Genesis EVO V2」を展示。本日初披露および販売開始となるとのことで、価格は52,000円。解像度の高さと音場の広さをアピールしており、ハイエンドイヤホンとの組み合わせがおすすめだとしている。
Hibiol Audio
Hibiol Audioでは、16芯の錫メッキ銅線「Bullet」と8芯銀メッキOCC線「Astra MkII」を展示。いずれのケーブルも音場は広く、ボーカルをよりクリアに鳴らすと説明している。