km5のCD再生システムにも注目
<ヘッドフォン祭>水月雨のポータブルCDプレーヤー「DISCDREAM 2 ULTRA」を参考出展
フジヤエービックが主催する、ヘッドホン/イヤホン/ポータブルオーディオ関連ブランドが集う展示会イベント「秋のヘッドフォン祭」が、11月2日(土)にステーションコンファレンス東京にて開催された。本稿では、6階MOONDROP JAPAN&STARS FUSIONIC/GREEN FUNDING(km5/アイワ)/レムクラフトのブースの模様を紹介する。
MOONDROPは、10月発売の平面磁界型ヘッドホン「大都会 - COSMO」をはじめ、国内では未発売のCDプレーヤー「DISCDREAM 2 ULTRA」や、イヤホン「Kadenz」など、新製品を中心にさまざまなアイテムを展開する。
4月の「春のヘッドフォン祭 2024」にて参考出展されていた「大都会 - COSMO」がは10月に発売となり、今回のイベントで発売後国内初お披露目。価格はオープンだが税込144,000円前後での実売が予想される。
直径100mmの大型振動板を搭載。振動板の基材には厚み約500nmの超薄型/低張力素材を採用することで、再生周波数帯域の広さ、深い低域の再現性、レスポンスの速さ、ディテールの綿密さを向上させたとしている。さらに、特許を取得した独自技術「Full Drive Technology(FDT)」を投入し、振動板全面の均一な駆動を実現。音質に悪影響をおよぼす分割振動を静電型ヘッドホン並みに抑制し、圧倒的な高音質を実現したという。
ドライバーとハウジングは一体構造となっているほか、素材にエンジニアリングプラスチックを採用し、大幅な軽量化も図った。ヘッドホン側のコネクターは着脱可能な4.4mmバランスを搭載。また4.4mmから6.3mm標準プラグへの変換アダプターが本体に付属するとのこと。
ポータブルCDプレーヤー「DISCDREAM 2 ULTRA」は、主な出力端子に3.5mm×1/4.4mmバランス×1/ラインアウト×1などを備えるほか、入力に対応するUSB Tyoe-C×1を装備し、PCと接続してUSB-DACとしても使用可能という。DACにはシーラス・ロジック製のチップを搭載。アナログ回路は4chの独立したフルバランスアンプ回路を備える。また、電源部分にはリニアレギュレーターを7基搭載した。
筐体素材はアルミ合金を採用し、CNC加工による精密に製造されている。ドライブには日本製のオーディオ専用モーターを採油し、安定した回転のスピードを確保したほか、レーザーヘッドはCD専用のものを搭載し、正確な読み取りを実現するとアピールする。
イヤホンはユニバーサルIEM「Kadenz」のほか、USB Type-Cイヤホン「星光 - Star Light Type-C」や2種のドライバーを計4基搭載した「Blessing3」など、現行モデルも含めたさまざまな機種を自由に試聴できる。
Kadenzは、同ブランドの新たなフラグシップモデルに位置付けられるダイナミック型イヤホン。ドライバーは1年半をかけて開発を行なったという独自の「第2世代超線形ダイナミックドライバー」を搭載。振動板は3種の素材を用いたのに加えて、ta-Cダイアモンドコーティングを施したもので、ハイブリッドドライバーを搭載するタイプのイヤホンに匹敵する実力を有するという。さらにTHDは0.01%以下まで抑制されており、広帯域において低歪みを維持できるとアピールした。
イヤホン側のコネクターは2pin 0.78mmで、リケーブルに対応する。ソース側のプラグは4.4mmバランスを搭載。本体には銀メッキ単結晶銅ケーブルのほか、4.4mm – 3.5mm変換アダプターが付属する。
ほか、TANCHJIMからは3.5mmイヤホンのエントリーモデル「Bunny」、ユニバーサルIEM「FORCE」、ポータブルUSB-DAC/AMP「LUNA」などを展開している。
GREEN FUNDINGブースでは、プロジェクト実施中の2ブランドが出展。日本発のオーディオブランドkm5は、CDプレーヤー “Cpシリーズ” ならびにワイヤレスヘッドホン「Hp1」を展開する。
CpシリーズはBluetooth 5.1に対応、3.5mm出力による有線接続でも使用できるCDプレーヤーで、CDをより手軽に、いつまでも楽しめる環境をつくるために誕生したという。通常モデル「Cp1」と、本体にスピーカーを搭載する「Cp2」の2モデルをラインナップする。
Hp1は現在プロジェクト実施中のモデルで、上述のCpシリーズとマッチするデザインに仕上げたというオンイヤー型のワイヤレス/ワイヤード両対応のヘッドホン。Bluetooth Verは5.4、コーデックは最大96kHz/24bitの再生に対応するLE audioをサポート。また、有線接続用のUSB Type-CケーブルおよびUSB-C to 3.5mm変換アダプタが本体に付属する。内蔵マイクによる通話機能も備えるため「仕事用としても併用できる」とのこと。プロジェクトを支援すると通常価格から最大20%オフで手にいれることができる。期間は12月25日(水)まで。
GREEN FUNDINGブースでは、アイワもブースを出展。オープンイヤー型パーソナルスピーカー「ButterflyAudio」の第3代目モデル「Butterfly NEO+」の展示を行った。
ドライバーは前モデルから刷新した34mm口径フルレンジを搭載。独自の「Double Resonance Driver」構造を採用し、内部に2つの振動ファクターを設けることで、筐体のサイズは大きくせずによりダイナミックな振幅を実現し、低域から高域まで迫力のある伸びやかな再生を楽しめるという。
またBluetoothのコーデックは、新たにaptX AdaptiveおよびLC3に対応。最大で965kHz/24bitの再生が可能なほか、ビットレートも最大420kbpsへと強化された。なお、別売でaptX Adaptive用の送信機も用意しているとのこと。USB Type-Cによる有線接続にも対応(充電兼用)。
音楽ジャンルは「ジャズやクラシックなどがお薦め」と担当者はコメント。ほか、重低音を補強する音質モードとしてHIGH/LOW/OFFの3つを新たに装備する。プロジェクトを支援すると通常価格から最大30%オフで手にいれることができる。期間は11月30日(土)まで。
レムクラフトは、1996年に設立された組み込み用プレシジションレーザー機器メーカー。ブース内には “USBヘッドホンアンプ組み込みボード” としてUSB-DAC/AMP「Hikari」を展示した。出力端子は3.5mmに対応する。音質チューニングは「生々しい音」をコンセプトとしており、「ジャズの録音なども、まるで現場にいるかのように表現できる」とアピールした。筐体はアルミ削り出しを採用している。
■MOONDROP(水月雨)/TANCHJIMブランドから新製品が多数
MOONDROPは、10月発売の平面磁界型ヘッドホン「大都会 - COSMO」をはじめ、国内では未発売のCDプレーヤー「DISCDREAM 2 ULTRA」や、イヤホン「Kadenz」など、新製品を中心にさまざまなアイテムを展開する。
4月の「春のヘッドフォン祭 2024」にて参考出展されていた「大都会 - COSMO」がは10月に発売となり、今回のイベントで発売後国内初お披露目。価格はオープンだが税込144,000円前後での実売が予想される。
直径100mmの大型振動板を搭載。振動板の基材には厚み約500nmの超薄型/低張力素材を採用することで、再生周波数帯域の広さ、深い低域の再現性、レスポンスの速さ、ディテールの綿密さを向上させたとしている。さらに、特許を取得した独自技術「Full Drive Technology(FDT)」を投入し、振動板全面の均一な駆動を実現。音質に悪影響をおよぼす分割振動を静電型ヘッドホン並みに抑制し、圧倒的な高音質を実現したという。
ドライバーとハウジングは一体構造となっているほか、素材にエンジニアリングプラスチックを採用し、大幅な軽量化も図った。ヘッドホン側のコネクターは着脱可能な4.4mmバランスを搭載。また4.4mmから6.3mm標準プラグへの変換アダプターが本体に付属するとのこと。
ポータブルCDプレーヤー「DISCDREAM 2 ULTRA」は、主な出力端子に3.5mm×1/4.4mmバランス×1/ラインアウト×1などを備えるほか、入力に対応するUSB Tyoe-C×1を装備し、PCと接続してUSB-DACとしても使用可能という。DACにはシーラス・ロジック製のチップを搭載。アナログ回路は4chの独立したフルバランスアンプ回路を備える。また、電源部分にはリニアレギュレーターを7基搭載した。
筐体素材はアルミ合金を採用し、CNC加工による精密に製造されている。ドライブには日本製のオーディオ専用モーターを採油し、安定した回転のスピードを確保したほか、レーザーヘッドはCD専用のものを搭載し、正確な読み取りを実現するとアピールする。
イヤホンはユニバーサルIEM「Kadenz」のほか、USB Type-Cイヤホン「星光 - Star Light Type-C」や2種のドライバーを計4基搭載した「Blessing3」など、現行モデルも含めたさまざまな機種を自由に試聴できる。
Kadenzは、同ブランドの新たなフラグシップモデルに位置付けられるダイナミック型イヤホン。ドライバーは1年半をかけて開発を行なったという独自の「第2世代超線形ダイナミックドライバー」を搭載。振動板は3種の素材を用いたのに加えて、ta-Cダイアモンドコーティングを施したもので、ハイブリッドドライバーを搭載するタイプのイヤホンに匹敵する実力を有するという。さらにTHDは0.01%以下まで抑制されており、広帯域において低歪みを維持できるとアピールした。
イヤホン側のコネクターは2pin 0.78mmで、リケーブルに対応する。ソース側のプラグは4.4mmバランスを搭載。本体には銀メッキ単結晶銅ケーブルのほか、4.4mm – 3.5mm変換アダプターが付属する。
ほか、TANCHJIMからは3.5mmイヤホンのエントリーモデル「Bunny」、ユニバーサルIEM「FORCE」、ポータブルUSB-DAC/AMP「LUNA」などを展開している。
■km5の “ニュートロ” デザインCD再生システムを体験
GREEN FUNDINGブースでは、プロジェクト実施中の2ブランドが出展。日本発のオーディオブランドkm5は、CDプレーヤー “Cpシリーズ” ならびにワイヤレスヘッドホン「Hp1」を展開する。
CpシリーズはBluetooth 5.1に対応、3.5mm出力による有線接続でも使用できるCDプレーヤーで、CDをより手軽に、いつまでも楽しめる環境をつくるために誕生したという。通常モデル「Cp1」と、本体にスピーカーを搭載する「Cp2」の2モデルをラインナップする。
Hp1は現在プロジェクト実施中のモデルで、上述のCpシリーズとマッチするデザインに仕上げたというオンイヤー型のワイヤレス/ワイヤード両対応のヘッドホン。Bluetooth Verは5.4、コーデックは最大96kHz/24bitの再生に対応するLE audioをサポート。また、有線接続用のUSB Type-CケーブルおよびUSB-C to 3.5mm変換アダプタが本体に付属する。内蔵マイクによる通話機能も備えるため「仕事用としても併用できる」とのこと。プロジェクトを支援すると通常価格から最大20%オフで手にいれることができる。期間は12月25日(水)まで。
■アイワのaptX Adaptive対応オープンイヤー型スピーカーも
GREEN FUNDINGブースでは、アイワもブースを出展。オープンイヤー型パーソナルスピーカー「ButterflyAudio」の第3代目モデル「Butterfly NEO+」の展示を行った。
ドライバーは前モデルから刷新した34mm口径フルレンジを搭載。独自の「Double Resonance Driver」構造を採用し、内部に2つの振動ファクターを設けることで、筐体のサイズは大きくせずによりダイナミックな振幅を実現し、低域から高域まで迫力のある伸びやかな再生を楽しめるという。
またBluetoothのコーデックは、新たにaptX AdaptiveおよびLC3に対応。最大で965kHz/24bitの再生が可能なほか、ビットレートも最大420kbpsへと強化された。なお、別売でaptX Adaptive用の送信機も用意しているとのこと。USB Type-Cによる有線接続にも対応(充電兼用)。
音楽ジャンルは「ジャズやクラシックなどがお薦め」と担当者はコメント。ほか、重低音を補強する音質モードとしてHIGH/LOW/OFFの3つを新たに装備する。プロジェクトを支援すると通常価格から最大30%オフで手にいれることができる。期間は11月30日(土)まで。
■レムクラフトは新作USB-DAC/AMPを参考展示
レムクラフトは、1996年に設立された組み込み用プレシジションレーザー機器メーカー。ブース内には “USBヘッドホンアンプ組み込みボード” としてUSB-DAC/AMP「Hikari」を展示した。出力端子は3.5mmに対応する。音質チューニングは「生々しい音」をコンセプトとしており、「ジャズの録音なども、まるで現場にいるかのように表現できる」とアピールした。筐体はアルミ削り出しを採用している。