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試作品のヘッドホンアンプも

<ヘッドフォン祭>ラディウス、イヤーピースと同じ素材で作った耳栓/LUXURY&PRECISIONのヘッドホンアンプ「EA4」に多くの来場者

公開日 2024/11/02 19:20 編集部:平山洸太
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フジヤエービックが主催する、約80のポータブルオーディオ関連ブランドが集う展示会イベント「秋のヘッドフォン祭2024」が、本日11月2日(土)に東京駅そばのステーションコンファレンス東京にて開催された。本稿ではラディウス、nwm、Oriolus/LUXURY&PRECISION/PW AUDIO/xDuoo、FitEarなどのブースから、新製品や参考出展を中心にレポートする。

ラディウスは、開発中の耳栓(イヤープラグ)「DROP」を参考出展。2つのタイプが用意され、睡眠時を想定した高遮音の「EP-D10」、ライブを想定した中遮音性の「EP-D20」が並べられている。

「EP-D10」

両モデルとも、最新のディープマウントイヤーピース「ZONE」を使用。柔らかな液状シリコーンを採用したイヤーピースで、長時間の快適な装着性を追求している。イヤーピースは取り外しでき、耳に合わせてサイズ変更も可能。

高遮音と中遮音の2種類をラインナップする

高遮音のEP-D10は、本体素材にも液状シリコーンを採用。一方で中遮音のEP-D20は、本体素材はプラスチックを採用しつつ、通気孔とフィルターによってバランスよく音量を下げる設計となる。

また、耳から飛び出さないような形状も意識。両モデルともケースを付属させる予定なほか、中遮音のEP-D20は落とさないためのストラップも付属するという。発売は年末年始ごろが目標で、価格は未定ながらも「買いやすい価格」にするとのことだった。

SNSを中心に話題となった完全ワイヤレス「NEKO」も展示

続いてサイラスのブースでは、同社が取り扱うOriolus/LUXURY&PRECISION/PW Audio/HYLA/xDuooブランドより、多数の参考出展が登場。まずOriolusからは、DIYキット「JOYCRAFT DIY Series」の新製品として、Raspberry Pi用のDACが展示されている。ただし試聴はできず、試聴できるのは次回のイベントになるとのことだ。

Raspberry Pi用のDAC(型番は未決定)

同じくJOYCRAFT DIY Seriesでは、今月発売予定のパッシブスピーカー「OA-JC10」も用意。3万円台くらいで発売を予定しており、ユニットは4.5インチのフルレンジを採用する。バスレフ型でインピーダンスは4Ω、質量は1.78kg。

「OA-JC10」

PW Audioブランドでは、左右チャンネルのゲインが調整できるという、ヘッドホンアンプの試作機が登場。電源は9V電池を使用し、入力と出力には4.4mmバランスを採用する。あくまで試作機のため価格も発売も未定だが、実際に試聴が可能となっていた。また、イベント限定受注販売として「August Fun 2」も用意された。

PW Audioの試作品

底面のDIPスイッチから設定を変えられる

同ブースでは、LUXURY&PRECISIONの新ヘッドホンアンプ「EA4」の試聴も実施。注目の製品であるだけに、多くの来場者がひっきりなしに試聴に訪れていた。なおブース担当者によると、限定版の「EA4 Limited」については、ちょうどイベント当日の朝に完売してしまったとのこと。

「EA4」

ほか、nwmはオープンイヤーのワイヤレスヘッドホン「nwm ONE」、カナルワークスはフェイスプレートの新色「ターコイズ」を使用したユニバーサルIEM「CW-U15LV」、ライポ深圳テクノロジーは来年1月発売予定のポータブルプレーヤー「NIPO N2」や「J1 Bluetooth Clip」の試聴デモを実施。多くの来場者で賑わっていた。

「nwm ONE」

「CW-U15LV」


「NIPO N2」

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