最大40μmのマイクロLED光源の採用で耐久性も強化
LG、最大50%の伸長率に達した伸縮式ディスプレイ「ストレッチャブルディスプレイ」を発表
LGディスプレイは、業界最高クラスと謳う最大伸び率50%を実現した世界初の伸縮式ディスプレイ「ストレッチャブルディスプレイ」を開発したことを発表。11月8日に韓国ソウルのLGサイエンスパークにて、本技術のデモンストレーションを実施した。
LGディスプレイは2022年、伸ばしたりねじったりとあらゆる形状に変形が可能な世界初の12インチ伸縮性ディスプレイを発表していたが、この度最大18インチまで伸びる新たなプロトタイプがお披露目となった。
新ディスプレイでは最大伸び率が20%から50%へと2倍以上に向上。この伸縮性の向上により、「さまざまなディスプレイデザインの可能性が広がり、製品化時の競争力を高めることができる」と謳っている。
伸縮性の向上にあたっては、コンタクトレンズに使用される特殊なシリコン材料基板の特性を改善したほか、新しい配線設計構造を開発したりするなど多くの新技術を適用することで、パネルの伸縮性と柔軟性の向上を実現したと説明している。
また、最大40μmのマイクロLED光源を採用することで耐久性が強化。10,000回以上の延伸が可能となり、低温や高温、外部からの衝撃などの過酷な環境下でもクリアな画質を保つとしている。さらに、衣服や皮膚などの不規則な曲面にも接着でき、ファッションやウェアラブル、モビリティまでさまざまな業界での応用が期待されるとのこと。
ストレッチャブルディスプレイの活用コンセプト例として同社は、凸状に伸びて手で操作できる自動車用パネルや、消防隊員の制服に取り付けられたリアルタイムの情報を提供するウェアラブルディスプレイなど、本ディスプレイを応用したさまざまなコンセプトを展示した。
本発表に際して、LG ディスプレイのCTO兼エグゼクティブバイスプレジデントを務めるYoon Sooyoung氏は、「私たちは韓国の産業界、学界、研究関係者との緊密な協力を通じて、持続可能な未来のディスプレイエコシステムを構築し続ける」とコメントしている。
LGディスプレイは2022年、伸ばしたりねじったりとあらゆる形状に変形が可能な世界初の12インチ伸縮性ディスプレイを発表していたが、この度最大18インチまで伸びる新たなプロトタイプがお披露目となった。
新ディスプレイでは最大伸び率が20%から50%へと2倍以上に向上。この伸縮性の向上により、「さまざまなディスプレイデザインの可能性が広がり、製品化時の競争力を高めることができる」と謳っている。
伸縮性の向上にあたっては、コンタクトレンズに使用される特殊なシリコン材料基板の特性を改善したほか、新しい配線設計構造を開発したりするなど多くの新技術を適用することで、パネルの伸縮性と柔軟性の向上を実現したと説明している。
また、最大40μmのマイクロLED光源を採用することで耐久性が強化。10,000回以上の延伸が可能となり、低温や高温、外部からの衝撃などの過酷な環境下でもクリアな画質を保つとしている。さらに、衣服や皮膚などの不規則な曲面にも接着でき、ファッションやウェアラブル、モビリティまでさまざまな業界での応用が期待されるとのこと。
ストレッチャブルディスプレイの活用コンセプト例として同社は、凸状に伸びて手で操作できる自動車用パネルや、消防隊員の制服に取り付けられたリアルタイムの情報を提供するウェアラブルディスプレイなど、本ディスプレイを応用したさまざまなコンセプトを展示した。
本発表に際して、LG ディスプレイのCTO兼エグゼクティブバイスプレジデントを務めるYoon Sooyoung氏は、「私たちは韓国の産業界、学界、研究関係者との緊密な協力を通じて、持続可能な未来のディスプレイエコシステムを構築し続ける」とコメントしている。