ソニー、新ミラーレス「NEX-6」発売 − Wi-Fi内蔵でアプリ拡張可能、有機ELファインダー搭載

■買った後でも機能を追加できる「PlayMemories Camera Apps」

「PlayMemories Camera Apps」は、Wi-Fi機能によりインターネットへ接続し、アプリをダウンロードして本体へインストールすることで、パソコンやスマートフォンなどのように様々な機能を後から追加できるというもの。

利用にはSony Entertainment Network（SEN）のIDが必要。NEX本体内に約90MBほどのアプリ用メモリ領域が用意されており、アプリ容量は内容にもよるが、1アプリ2MB〜4MB程度になるという。

本体に内蔵されているものに加え新たに6種類の効果が追加できる「ピクチャーエフェクト+」、スマートフォンをモニター/シャッターとして使えるようにする「スマートリモコン」などの無料アプリに加え、設定を変えてのブラケット撮影を自動で行う「ブラケットPro」などの有料アプリも用意。現在用意しているアプリは下記の通り。

＜ピクチャーエフェクト+＞　無料/11月中旬配信予定

「水彩画調」、「イラスト調」、内蔵のブルーだけでなくグリーンとピンクも選べるようになる「ソフトハイキー+」、ミニチュア効果とトイカメラ効果を組み合わせられる「ミニチュア+」、効果を強/弱2段階で選べる「トイカメラ+」、従来の1色のみだけでなく2色を残せるようになる「パートカラー+」の6種類を追加できる。パートカラー+では、例えば「画面の中のこの色とこの色を残す」などといった指定ができるという。

＜ダイレクトアップロード＞　無料/11月中旬配信予定

本体からSNSへ画像を直接アップロードできるようにするアプリ。PlayMemories OnleneとFacebookに対応し、対応サービスを今後順次拡大していくとしている。

＜ブラケットPro＞　500円（税込）/11月中旬配信予定

シャッタースピードを変えてのブラケット撮影、絞り値を変えてのブラケット撮影、前ピン/後ピンといった具合にフォーカスを変えてのブラケット撮影、そしてフラッシュあり/なしでのブラケット撮影を選択可能。

＜スマートリモコン＞　無料/11月中旬配信予定

スマートフォンをカメラのリモコンとして利用できるようにするアプリ。スマホをモニターおよびシャッターとして利用できることに加え、露出調整も行える。スマートフォン側にはPlayMemories Mobileの新たな機能として提供されるため、同アプリがインストールできる端末であればXperia以外のものでも利用可能。

＜フォトレタッチ＞　無料/11月中旬配信予定

トリミングやリサイズなどの操作をカメラ本体で行えるようにする。そのほか水平補正、明るさや彩度補正、コントラスト調整、美肌効果といったレタッチも行える。

＜POBoxキーボード・日本語＞　無料/11月中旬配信予定

日本語で文字入力ができるアプリ。SNSなどに写真をアップロードする際に一緒にコメント入力を行うなどといった使い方ができるようになる。

＜マルチショットNR＞　500円（税込）/11月中旬配信予定

高速連写した6枚の画像を合成し、設定したISO感度でさらにノイズを軽減できるアプリ。

＜タイムラプス＞　有料/価格・配信時期未定

インターバル撮影した静止画をつなげて、動画のように見せるタイプラプス映像を撮るアプリ。



＜シネマフォト＞　有料/価格・配信時期未定

写真の一部分を選択するとその部分だけが動くという、静止画と動画を一枚で表現できるアプリ。例えば誕生日ケーキのろうそくの炎だけが動いている静止画などといったファイルを作成可能。