ニコン、一眼レフに近い撮影性能のコンデジ「COOLPIX P7800」など2機種

ニコンは、コンパクトデジタルカメラ“COOLPIX”の新モデル2機種を9月19日より順次発売する。ラインナップの詳細は下記の通り。

・「COOLPIX P7800」￥OPEN（予想実売価格65,000円前後）10月10日発売

“デジタル一眼レフと同等の本格的な撮影機能や拡張性を備える”というモデルで、昨年発売の「COOLPIX P7700」の後継機にあたる。

撮像素子は、有効画素数1,219万画素の1/1.7型 裏面照射型CMOSセンサーを搭載する。レンズは光学7.1倍ズームに対応するNIKKORレンズで、焦点距離28mm相当から200mm相当をカバーする（いずれも35mm判換算）。開放F値は2〜4。レンズ構成は10群13枚（EDレンズ2枚）としている。レンズシフト方式の手ブレ補正機能も搭載する。

画像処理エンジンは「EXPEED C2」を採用。ISO感度は最大3200。CMOSセンサーの高速性能を活かした自動連写合成技術により、暗いシーンでの撮影でもブレやノイズを抑える「夜景」や、白とびや黒つぶれを抑える「逆光」などのシーンモードを備えている。さらに約8コマ/秒の高速連写にも対応する。

本体には、電子ビューファインダーとバリアングル液晶モニターを両方搭載しており、撮影シーンにあわせて撮影スタイルを選ぶことができる。3型TFT液晶モニターは、解像度約92万ドットのRGBW方式を採用。従来パネルの約1.7倍の高輝度表示ができる「屋外撮影モード」にも対応する。反射防止コート付きで、6段階の輝度調節機能も備えている。0.2型液晶電子ビューファインダーは約92万ドットで、−3〜＋1m−1で視度調節が行える。

そのほか、「P/S/A/M」の4つの露出モードをすばやく設定できるモードダイヤル、±3段の範囲を1/3刻みで設定できる露出補正ダイヤル、露出やピントを固定できるAE-L/AF-Lボタンに加えて、スムーズに撮影設定変更が可能なクイックメニューボタンを採用。マニュアル操作時の高い操作性を狙っている。

内蔵メモリーは約86MBで、外部記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応する。

また、「ニコンクリエイティブライティングシステム」の一つである「アドバンストワイヤレスライティング」に対応。なお、内蔵フラッシュにはコマンダー機能を搭載しており、リモート用として使用可能なスピードライトが1台あれば、内蔵フラッシュだけで、リモート制御が行える。

動画撮影機能も高めており、シャッタースピードや絞り、ISO感度などを自由に設定できるカスタム動画モードを搭載。ビデオ出力のNTSC/PAL切り換えに連動して、フレームレートが30fps/25fpsに自動的に切り換わり撮影する新たな機能を搭載している。

本体サイズは約118.5W×77.5H×50.4Dmm（突起部除く）で、質量は約399g（バッテリー、SDメモリーカード含む）。筐体にはマグネシウム合金を採用している。


・「COOLPIX S02」￥OPEN（予想実売価格20,000円前後）9月19日発売

手の平サイズの小型ボディが特徴的なモデル。昨年発売の「COOLPIX S01」の後継機で、超小型ボディとスタイリッシュなデザインを継承しつつ、カメラとしての機能・性能を従来モデルからさらに進化させた。カラバリはミラーシルバー、ホワイト、ピンクの3色。

2.7型に大型化した約23万ドットのTFT液晶を搭載しながらも、筐体サイズ約77.1W×51.3H×17.5Dmm、質量約100gと従来モデルとほぼ同等の筐体サイズを実現している。

撮像素子は、有効画素数1,317万画素のCMOSセンサーを搭載する。レンズは光学3倍ズームに対応するNIKKORレンズで、焦点距離広角30mm相当から90mm相当をカバーする（いずれも35mm判換算）。開放F値は3.3〜5.9。レンズ構成は5群6枚としている。

1920×1080/30fpsのフルHD動画撮影にも対応。本体にはHDMI出力端子を搭載しており、撮影した動画をHDMI経由で外部ディスプレイに表示させることもできる。

内蔵メモリーは約7.3GB。外部記録メディアには対応しない。

そのほか、撮影状況を自動判別し最適なシーンモードを設定する「おまかせシーン」、撮影前に設定することでイメージに合わせて撮影ができる「スペシャルエフェクト」などの便利な撮影機能も搭載している。撮影時に左下に表示されるボタンに、任意の設定を割り当てることができるカスタマイズ機能「マイメニュー登録」にも対応する。

【問い合わせ先】
ニコンカスタマーサポートセンター ナビダイヤル
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