ニコン、ニコンDXフォーマットCMOSコンデジ「COOLPIX A」
上述の通り、ニコンDXフォーマットデジタル一眼レフカメラと同等の画質、階調表現や色再現性を実現する23.6×15.6mmサイズのDXフォーマットCMOSセンサーを搭載。さらに、ニコンが培ったノウハウ、テクノロジーを包括して開発されたという画像処理エンジン「EXPEED 2」を備えている。有効画素数は1,616万画素。
レンズは、本機用に最適化した専用設計のニコン新開発広角単焦点NIKKORレンズを搭載する。焦点距離は18.5mmで、開放F値は2.8。レンズ構成は5群7枚。コンパクトデジタルカメラの機動性を活かしながら、レンズ性能を最大限引き出す光学設計を投入したというもので、諸収差を効果的に低減し、絞り開放から画面全体にわたって高い描写性能を狙った。ISO感度は100~6400まで対応し、ISO25600相当(Hi2)までの増感設定もできる。
14bit圧縮RAW(NEF形式)による撮影・現像にも対応しているほか、ユーザーの創作意図に合わせたピント設定が可能なマニュアルフォーカスリングも搭載。オートフォーカス中でもシャッターボタンを半押ししたままフォーカスリングを回せば、すぐにマニュアル操作に移行できる「マニュアル優先オートフォーカス」機能も備えている。1,920×1,080/30pのフルHD動画撮影にも対応。動画編集も行える。
そのほか、本体には約92万ドットの広視野角3型TFT 液晶モニターを搭載。反射防止コート、9段階の輝度調節機能に対応する。記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードをサポート。
本体サイズは約111.0W×64.3H×40.3Dmm(突起部除く)で、質量は約299g。上面トップカバーには耐久性に配慮しマグネシウム合金を使用。さらにグリップ部はレザー調で、ダイヤルは金属削り出しとするなど、細部までこだわったデザインを採用している。
そのほかにも、本機専用アクセサリーとして、光学ファインダー「DF-CP1」や、レンズフードおよびフィルターの装着を可能にするアダプターリング「UR-E24」と金属のレンズフード「HN-CP18」をラインナップしている。
価格は、DF-CP1が44,100円(税込)で、UR-E24とHN-CP18のセットが10,500円(税込)。いずれもCOOLPIX Aと同じくブラックとシルバーの2色をラインナップし、3月下旬の発売を予定している。
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