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DXフォーマットの最上位「D500」も

ニコン、最上位デジタル一眼「D5」。4K動画&拡張ISO 3280000対応

公開日 2016/01/06 16:32 編集部:杉浦 みな子
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ニコンは、4K動画撮影に対応するデジタル一眼レフカメラの上位モデルとして、「D5」と「D500」を3月に発売する。2機種とも、米ラスベガスで現地時間1月6日〜9日に開催される「2016 International CES」のニコンブースに出展される予定。また、カメラとスマートデバイスをシームレスに連携させられる新しいアプリ「SnapBridge」も同時発表された。

・「D5(ボディ単体)」¥OPEN(直販サイト価格750,600円・税込)

D5

ニコンFXフォーマットのフラグシップモデル。有効画素数2,082万画素の35.9×23.9mmサイズCMOSセンサーを搭載する。

新世代AFシステムを採用して被写体検出力を高めており、153点のフォーカスポイントでD4S比130%以上の広い範囲を高密度にカバー。このうち99点は、より被写体を捉えやすいクロスセンサーとし、中央部と周辺部に効率よく配置したという。

さらにAF/AE追従で、約12コマ/秒・14ビット記録ロスレス圧縮RAWでも最大200コマまでの高速連続撮影に対応。データ処理能力をさらに高めた新画像処理エンジンEXPEED 5を備えるほか、バッファーメモリーの大容量化などを行い、最新のメカニズムでシャッターチャージとミラーシーケンスの時間を限界まで短縮したという。

また、ニコン史上最高の常用感度ISO 102400をサポート。ISO 100からの幅広い感度域に対応しており、ISO 50相当(Lo 1)への減感、ニコン史上最高のISO 3280000相当(Hi 5)までの増感も行える。Hi 5では、暗闇の被写体をカラー撮影することができる。

動画撮影機能は4K記録にも対応しており、4K(3840×2160) 30p/25p/24p映像の撮影が行える。

記録メディアについては、XQD-Type(XQDカード対応機種)とCF-Type(CFカード対応機種)の2タイプをラインナップし、どちらかを選択する形となる。いずれのタイプもメディア2枚が使えるメモリーカードダブルスロットを搭載しており、「順次記録」「バックアップ記録」「RAW+JPEG」の分割記録を使い分けることができる。モニターは、タッチ操作に対応する約236万ドットの3.2型モニターを搭載している。


・「D500(ボディ単体)」¥OPEN(直販サイト価格259,200円・税込)
・「D500(AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR レンズキット)」¥OPEN(直販サイト価格340,200円・税込)

D500(レンズキットモデル)

ニコンDXフォーマットのフラグシップモデル。有効画素数2,088万画素の光学ローパスフィルターレス仕様の新開発ニコンDXフォーマットCMOSセンサーを採用する。

上述のD5と同等の、99点のクロスセンサーを含む153点AFシステムを搭載。中央のフォーカスポイントで−4EV、その他のフォーカスポイント全てで−3EVに対応する。

約10コマ/秒・14ビット記録ロスレス圧縮RAWでも最大200コマまで撮影可能な高速連続撮影機能を搭載する。また、新画像処理エンジン EXPEED 5も採用し、新開発のニコンDXフォーマットCMOSとの組み合わせによって、最高常用感度ISO 51200を実現。Hi 5(ISO 1640000相当)までの拡張も行える。

動画撮影機能は4K記録にも対応しており、4K(3840×2160) 30p映像の撮影が行える。

記録メディアはXQDカードとSDカードのダブルスロットを採用。SDHC・SDXCはUHS-II規格に準拠している。

本体は高剛性炭素繊維複合素材とマグネシウム合金を採用した、モノコック構造ボディー。モニターはチルト式で、タッチ操作に対応する約236万ドットの3.2型モニターを搭載している。また、倍率約1倍、視野率約100%の光学ファインダーを備えており、接眼部は丸型アイピースを採用する。

そのほか、本体にはWi-FiとBluetoothを内蔵しており、スマートデバイスとの連携にも対応。後述するニコンの新しいアプリ「SnapBridge」にも対応している。


・「SnapBridge」¥0

Bluetooth low energyを採用し、 消費電力を抑えながらカメラとスマートデバイスをシームレスに接続できるようにする新しいアプリ。画像の自動転送や位置情報付加などの操作が、スマートデバイス側から簡単に行える。ダウンロード開始日は、決定次第アナウンスされるとのこと。iOS/Androidに対応しており、アプリ提供価格は無料。

D500を含む、2016年以降に発表されるニコン製デジタルカメラのほぼ全機種が、このSnapBridgeアプリに対応する予定とのこと(D5は除く)。本アプリも、CESで紹介される予定。


・「WT-6」¥64,000(税抜)

WT-6

D5に接続することで、無線LAN通信が可能になるワイヤレストランスミッター。本機を使用すれば、D5で撮影した画像データを無線LANでパソコンやFTPサーバーへ高速転送できるようになる。 IEEE802.11ac(2×2 VHT80)規格に準拠しており、通信距離は最大約200m。

別売の「Camera Control Pro 2」を使用して、PCからワイヤレスでカメラ操作も行える。 WT-6を接続したD5を無線LANアクセスポイントとして使用し、 PCやスマートフォンと簡単に接続することもできる。


【問い合わせ先】
ニコンカスタマーサポートセンター ナビダイヤル
TEL/0570-02-8000

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
  • ブランドNIKON
  • 型番D5(ボディ単体)
  • 発売日2016年3月
  • 価格¥OPEN(直販サイト価格750,600円・税込)
【SPEC】●撮像素子:35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット、総画素数2,133万画素 ●有効画素数:2,082万画素 ●液晶モニター:3.2型TFT液晶モニター、約236万ドット ●外形寸法:約160W×158.5H×92Dmm ●質量:XQDカード対応機種…約1,235g、CFカード対応機種…約1,240g(ともに本体のみ)
  • ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
  • ブランドNIKON
  • 型番D500(ボディ単体)
  • 発売日2016年3月
  • 価格¥OPEN(直販サイト価格259,200円・税込)
【SPEC】●撮像素子:23.5×15.7mmサイズCMOSセンサー、総画素数2,151万画素 ●有効画素数:2,088万画素 ●記録媒体:XQDカード、SD/SDHC/SDXCメモリーカード ●液晶モニター:チルト式3.2型TFT液晶モニター、約236万ドット ●Bluetoothバージョン:Ver.4.1 ●外形寸法:約147W×115H×81Dmm ●質量:約760g(本体のみ)
  • ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
  • ブランドNIKON
  • 型番D500(レンズキット)
  • 発売日2016年3月
  • 価格¥OPEN(直販サイト価格340,200円・税込)
【SPEC】●撮像素子:23.5×15.7mmサイズCMOSセンサー、総画素数2,151万画素 ●有効画素数:2,088万画素 ●記録媒体:XQDカード、SD/SDHC/SDXCメモリーカード ●液晶モニター:チルト式3.2型TFT液晶モニター、約236万ドット ●Bluetoothバージョン:Ver.4.1 ●外形寸法:約147W×115H×81Dmm ●質量:約760g(本体のみ)