交換レンズ「GF80mmF1.7 R WR」も同時発表
富士フイルム、小型軽量化した約1億画素の中判ミラーレスカメラ「GFX100S」
富士フイルムは、ラージフォーマットセンサー搭載のミラーレス一眼「GFX100S」を2月下旬に発売する。価格はオープンだが、税抜699,000円前後での実売が予想される。
フルサイズの約1.7倍の面積となる43.8×32.9mmのラージフォーマットを採用するモデル。1億200万画素の裏面照射CMOSを搭載する。加えてボディの小型化を行うことで、「異次元の高画質をさらに身近にする画期的なミラーレスカメラ」を実現したという。
ボディの大きさはGFXシリーズ最小となり、外形寸法は150W×104H×44Dmm、質量は900g。2019年5月発売の1億画素機「GFX100」と比較すると、30%の小型化と500gの軽量化が行われている。軽量化のため、ボディ内手ブレ補正は20%小型化/10%軽量化を実施。フォーカルプレーンシャッターも22%小型化/16%軽量したほか、バッテリーには最新の「NP-W235」を採用することで軽量化を実現した。
手ブレ補正ユニットとシャッター機構は小型軽量化だけでなく、合わせて改良も実施されている。手ブレ補正はジャイロセンサーの刷新とアルゴリズム改善により、GFX100の5.0段から、最大6.0段に向上。シャッターには先幕振動抑止機構を搭載することで、レリーズタイムラグを0.07秒に高めた。
ボディの素材はマグネシウムを採用。マウント面の厚みを1mm増すことで、重量のあるGFレンズもしっかりと固定できるよう配慮している。シーリングを60箇所に施した防塵防滴耐低温設計を採用する。
連写速度は5.0コマ/秒(AF-C追従)。AF性能については、像面位相差による最速0.18秒のAFに対応する。顔検出フレームレートを高速化することで顔/瞳検出の精度も向上。トラッキングAFでは被写体動きを検知して移動位置の予測精度を高めることで、遠ざかる被写体への追従性を向上した。また、後述するレンズ新製品「GF80mmF1.7 R WR」を使用することで、-5.5EVの低輝度下でもAF合焦できる。
電子ビューファインダーはGFX50Rと同等の仕様を採用し、0.5インチ/369万ドットとなる。倍率は0.77倍で、明るさは800cd、アイポイントは23mm。解像度やフレームレートといった表示カスタマイズも備える。また3.2インチ/236万ドットの背面液晶には3方向チルトを採用。タッチパネル操作にも対応する。
本体上部には1.8インチのサブ液晶モニターを配置する。解像度は303×230、アスペクトは4:3で、カメラ設定をまとめて確認することができる。加えて本体上部には6つのカスタム登録に対応するモードダイヤル、および静止画と動画を切り替えられるスイッチを搭載する。
操作性では、背面のフォーカスレバーをより平らなものに変更。リアコマンドダイヤルは直径を15.5mmから20mmに拡大し、回転フィーリングをより節度感のあるものに改善したとしている。コマンドダイヤルの回転方向入れ替えにも対応する。
動画は4K30pに対応し、コーデックはMOV/H.265(HEVC)にも対応。F-logやHLG、RAW(12bit)にも対応する。電子式手ブレ補正機能も搭載し、この機能のオンオフによる画角変化を抑止する1.1倍統一クロップモードも備える。
新たなフィルムシミュレーションとして、1970年代に起こったムーブメント「ニュー・カラー」の色再現を目指した「ノスタルジック・ネガ」を搭載する。アンバー系の色再現と豊かなシャドートーンが特徴。撮影機能では、ボディ内手ブレ補正を活用することで高解像な写真を撮影する「ピクセルシフトマルチショット」にも対応する。
ほか、専用アクセサリーとしてグリップ長を約10mm延長できる「ハンドグリップ」をラインナップ。底部はアルカスイス製クイックシューと互換性のある形状を採用。三脚座の位置がよりボディの中心部に移動することで、三脚使用時の安定性も高められるとしている。
■GF80mmF1.7 R WR
合わせて同社は、ラージフォーマットセンサー用の交換レンズ「GF80mmF1.7 R WR」を2月下旬に発売する。価格は300.000円(税抜)。
ラージフォーマット用AFレンズとしては最も明るいF1.7を採用する交換レンズ。XF50mmF1.0と同様の思想により、ボケの柔らかさを重視した設計となっている。
レンズは9群12枚で、1枚の非球面レンズと2枚のスーパーEDレンズを搭載する。レンズは超高精細金型加工により、ボケ内の輪線を低減。絞りは9枚羽根で、最短撮影距離は0.7mとなる。
レンズの前玉には防汚フッ素コーティングを施したほか、防塵防滴/耐低温-10度に対応する。外形寸法はφ94.7×99.2mmで、質量は795g。フィルターサイズはφ77mm。
フルサイズの約1.7倍の面積となる43.8×32.9mmのラージフォーマットを採用するモデル。1億200万画素の裏面照射CMOSを搭載する。加えてボディの小型化を行うことで、「異次元の高画質をさらに身近にする画期的なミラーレスカメラ」を実現したという。
ボディの大きさはGFXシリーズ最小となり、外形寸法は150W×104H×44Dmm、質量は900g。2019年5月発売の1億画素機「GFX100」と比較すると、30%の小型化と500gの軽量化が行われている。軽量化のため、ボディ内手ブレ補正は20%小型化/10%軽量化を実施。フォーカルプレーンシャッターも22%小型化/16%軽量したほか、バッテリーには最新の「NP-W235」を採用することで軽量化を実現した。
手ブレ補正ユニットとシャッター機構は小型軽量化だけでなく、合わせて改良も実施されている。手ブレ補正はジャイロセンサーの刷新とアルゴリズム改善により、GFX100の5.0段から、最大6.0段に向上。シャッターには先幕振動抑止機構を搭載することで、レリーズタイムラグを0.07秒に高めた。
ボディの素材はマグネシウムを採用。マウント面の厚みを1mm増すことで、重量のあるGFレンズもしっかりと固定できるよう配慮している。シーリングを60箇所に施した防塵防滴耐低温設計を採用する。
連写速度は5.0コマ/秒(AF-C追従)。AF性能については、像面位相差による最速0.18秒のAFに対応する。顔検出フレームレートを高速化することで顔/瞳検出の精度も向上。トラッキングAFでは被写体動きを検知して移動位置の予測精度を高めることで、遠ざかる被写体への追従性を向上した。また、後述するレンズ新製品「GF80mmF1.7 R WR」を使用することで、-5.5EVの低輝度下でもAF合焦できる。
電子ビューファインダーはGFX50Rと同等の仕様を採用し、0.5インチ/369万ドットとなる。倍率は0.77倍で、明るさは800cd、アイポイントは23mm。解像度やフレームレートといった表示カスタマイズも備える。また3.2インチ/236万ドットの背面液晶には3方向チルトを採用。タッチパネル操作にも対応する。
本体上部には1.8インチのサブ液晶モニターを配置する。解像度は303×230、アスペクトは4:3で、カメラ設定をまとめて確認することができる。加えて本体上部には6つのカスタム登録に対応するモードダイヤル、および静止画と動画を切り替えられるスイッチを搭載する。
操作性では、背面のフォーカスレバーをより平らなものに変更。リアコマンドダイヤルは直径を15.5mmから20mmに拡大し、回転フィーリングをより節度感のあるものに改善したとしている。コマンドダイヤルの回転方向入れ替えにも対応する。
動画は4K30pに対応し、コーデックはMOV/H.265(HEVC)にも対応。F-logやHLG、RAW(12bit)にも対応する。電子式手ブレ補正機能も搭載し、この機能のオンオフによる画角変化を抑止する1.1倍統一クロップモードも備える。
新たなフィルムシミュレーションとして、1970年代に起こったムーブメント「ニュー・カラー」の色再現を目指した「ノスタルジック・ネガ」を搭載する。アンバー系の色再現と豊かなシャドートーンが特徴。撮影機能では、ボディ内手ブレ補正を活用することで高解像な写真を撮影する「ピクセルシフトマルチショット」にも対応する。
ほか、専用アクセサリーとしてグリップ長を約10mm延長できる「ハンドグリップ」をラインナップ。底部はアルカスイス製クイックシューと互換性のある形状を採用。三脚座の位置がよりボディの中心部に移動することで、三脚使用時の安定性も高められるとしている。
■GF80mmF1.7 R WR
合わせて同社は、ラージフォーマットセンサー用の交換レンズ「GF80mmF1.7 R WR」を2月下旬に発売する。価格は300.000円(税抜)。
ラージフォーマット用AFレンズとしては最も明るいF1.7を採用する交換レンズ。XF50mmF1.0と同様の思想により、ボケの柔らかさを重視した設計となっている。
レンズは9群12枚で、1枚の非球面レンズと2枚のスーパーEDレンズを搭載する。レンズは超高精細金型加工により、ボケ内の輪線を低減。絞りは9枚羽根で、最短撮影距離は0.7mとなる。
レンズの前玉には防汚フッ素コーティングを施したほか、防塵防滴/耐低温-10度に対応する。外形寸法はφ94.7×99.2mmで、質量は795g。フィルターサイズはφ77mm。