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「デジタル撮影の新定番」

ライカ、M型の新モデル「M11」。6,000万画素センサー採用、64GBの内蔵メモリ搭載

公開日 2022/01/14 10:43 編集部:平山洸太
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ライカカメラジャパンは、ミラーレス一眼カメラ「ライカM11」を1月21日に発売する。価格は1,188,000円(税込)。ブラック・ペイントとシルバー・クロームの2種類をラインナップする。

「ライカM11 ブラック・ペイント」

「ライカM11 シルバー・クローム」

レンジファインダーを搭載する、同社M型カメラの最新モデル。独自のトリプルレゾリューションテクノロジーを採用した撮像素子、SDカードと内蔵メモリーのデュアルメモリー仕様、大容量バッテリー、直感的で使いやすいメニュー構成などにより、「デジタル撮影における新定番」を実現したとしている。

35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載。トリプルレゾリューションテクノロジーにより、60MP/36MP/18MPといった3つの記録画素数を選べる。また、JPEGだけでなくRAW(DNG)も同様に利用可能。

独自のトリプルレゾリューションテクノロジーを搭載

撮像素子の全面には、極薄のガラスを2層に重ねた特殊なUV/IRカットフィルターを配置する。このフィルターにより、レンズから急角度で入射する光を効果的に補正。新たなカラーフィルターも搭載し、より自然な色再現性も追求した。

ISO感度はISO64 - 50000で、記録時の色深度は14bit、ダイナミックレンジは最大15stopとなる。画像処理エンジンには「LEICA MAESTRO III」を採用。M型カメラ初となる、レンジファインダー使用時のマルチ測光もサポートする。メカシャッターは最高1/4000秒だが、電子シャッターでは最高1/16000秒の高速シャッターが行える。

デザインはこれまでの伝統を継承しつつも、より効率的で扱いやすい操作性を目指したとのこと。本体背面には230万ドットのタッチパネル液晶モニターを搭載し、その左右には操作ボタンを配置している。また、メニュー構成は「ライカSL2」「ライカQ2」のユーザーインターフェースを採用することで、他モデルとの統一性を図っている。

本体上部

本体背面

上述の通り、SDカードと64GBの内蔵メモリーを搭載。バッテリー容量は従来比64%アップの1,800mAhとなり、USB Type-Cによる充電にも対応する。これまで本体底面にあったベースプレートは廃止されており、これによる迅速なバッテリー/SDカード交換もアピールしている。

ベースプレートがなくなり、直接バッテリー交換ができるようになった

ほか、接続面では「Made for iPhone」「Made for iPad」の認証を受けることで、付属ケーブルを用いてiPhone/iPadとの連携が可能。2022年後半のファームウェアアップデートでは、モバイル環境でのワークフロー強化や、「Leica FOTOS」アプリでの位置情報追加、Bluetooth接続による画像転送の対応を予定する。

外形寸法は約139W×80H×38.5Dmmで、質量はブラックペイントが約530g、シルバークロームが約640g。ファインダー倍率は0.73倍で、撮影距離は70cm - ∞となる。また、別売アクセサリーとして新デザインのグリップや、370万ドットの電子ビューファインダー「ビゾフレックス2」も用意する。

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