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画質を高めつつ、短く軽く

ソニー、Eマウント望遠レンズ「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」。ズーム全域ハーフマクロを実現

公開日 2023/07/12 23:10 編集部:成藤 正宣
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ソニーは、Eマウント採用の望遠レンズ「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II(SEL70200G2)」を、2023年7月28日に発売する。価格はオープンだが、市場では税込250,000円前後での実売が想定される。

「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II(SEL70200G2)」

2014年に発売した望遠レンズ「FE 70-200mm F4 G OSS(SEL70200G)」の後継モデル。Gレンズならではの画質やAF性能にさらに磨きをかけることはもちろん、小型軽量化を推し進めて携行性も向上。加えて、ズーム全域でのハーフマクロ撮影やテレコンバーター装着にも対応している。

レンズ構成は、非球面レンズ、AA(高度非球面)レンズ、ED(特殊低分散)レンズ、スーパーEDレンズなどから成る13群19枚。9枚羽の円形絞りにより、高い解像性能と立体感のある滑らかで美しいぼけを両立したとする。また、手ブレ補正機構も内蔵する。

レンズ構成のイメージ図

繰り出し式設計の採用をはじめ、光学エレメント配置の再検討、最新の手ブレ補正機構/AFモーターを搭載することで、従来モデルから全長を26mm短縮。質量は約46g軽量化した。

フルサイズミラーレス一眼「α7 IV」に装着した図

AFモーターには、ソニー独自のXD(extreme dynamic)リニアモーターを採用。2つに分けたフォーカスレンズ群それぞれに2基ずつ、計4基のXDリニアモーターを搭載して独立制御を行うことにより、速度/精度/追随性を高めた。この結果、従来モデルからAF速度は約20%、導体への追随性能は約2倍向上。フルサイズミラーレス「α1」の最高30コマ/秒高速連写にも対応した。このほか、ズーム全域において、動画撮影時ピントの移動にあわせて画角が変化するブリージング現象も抑制した。

さらに、望遠ズームレンズとしては“世界初”を謳う、ズーム全域での最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影を実現。最短撮影距離は広角端0.26m - 望遠端0.42mで、従来モデルの1.0m - 1.5m(AF時)を大きく上回る近接撮影性能を備えている。

加えて1.4倍/2.0倍テレコンバーターの装着にも対応。画面周辺部まで高い描写性能を維持したまま最長400mm(APS-Cカメラでは600mm相当)の超望遠撮影が可能だとしており、2.0倍テレコンバーターを装着すればズーム全域で等倍のマクロ撮影も楽しめる。

レンズ本体は防塵防滴に対応。フォーカスホールドボタンのほか、手ブレ補正モード/ズームロック/フォーカスモード/フルタイムDMF/フォーカスレンジリミッターの各種切替スイッチを搭載する。三脚座も付属する。

最小絞り値は22。フィルター径はΦ72mm。外形寸法はΦ82.2×149mm、質量は794g(三脚座除く)。

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