ガジェット日曜日にドッキング成功
ソユーズ宇宙船の冷却水漏れ、代替機到着でISSクルーが帰還可能に
国際宇宙ステーション(ISS)に、ロシアのMS-23ソユーズ宇宙船が無人で到着、ドッキングに成功した。ISSでは昨年末にMS-22ソユーズに微小隕石が衝突し、冷却水が漏れてしまう事故が発生、MS-22長期滞在クルーの帰還が困難になった。ISS非常時の安全な脱出手段も十分に確保できない事態だったが、これでひとまずクルーの帰りの足が確保できることになった。
MS-23ソユーズがISSにドッキングしたのは日本時間で日曜日の朝10時ごろ。無人で打ち上げられた船内には約430kgの物資が積み込まれており、ステーションに運び込まれた。
本来、ISSのソユーズプログラムでは、3月にMS-23長期滞在クルーが3月に訪れ、入れ替わりにMS-22クルーが帰還する予定だった。しかし、MS-22ソユーズのトラブルのため、MS-23クルーは3月のISS搭乗を見送り、使用する予定だったMS-23ソユーズは急遽MS-22クルーの帰還用代替機として、予定を早めて2月中に打ち上げられることになった。そのうち上げが先日行われ、日曜朝に到着したわけだ。
これでMS-22クルーは安全に帰還できるメドが立ったわけだが、残念ながら交代のクルーが来ていないため、次のソユーズが打ち上げられる9月まで滞在は延長されることが決まっている。またMS-22ソユーズは、3月下旬に無人でISSを離れ、カザフスタンの砂漠に無人で着陸させたのち、トラブルの原因調査が行われる予定だ。
ドッキングしているMS-22ソユーズは、昨年末の冷却水漏れの原因を、ラジエーターに微小な隕石が衝突したためとの見解をRoscosmosが発表し、NASAもそれを受け入れた。しかしISSでは2月11日にも、ロシアのプログレス82補給船も冷却水漏れを起こしている。これに関してRoscosmosは、やはり外部からの影響が原因との見解を述べているものの、NASAは評価を進めている最中だと、今回のソユーズのドッキング成功から数時間後に行われた会見でコメントしていた。
なおこの会見は、2月27日20時45分(日本時間)に予定される、Crew-6ミッションに関するもの。このミッションでは、SpaceXのCrew Dragonに4人の飛行士が搭乗してISSに向かう予定だ。そして入れ替わりに、日本の若田光一氏を含むCrew-5ミッションの飛行士4名が帰還する段取りになっている。
Source: NASA
via: SpaceNews, Space.com
MS-23ソユーズがISSにドッキングしたのは日本時間で日曜日の朝10時ごろ。無人で打ち上げられた船内には約430kgの物資が積み込まれており、ステーションに運び込まれた。
本来、ISSのソユーズプログラムでは、3月にMS-23長期滞在クルーが3月に訪れ、入れ替わりにMS-22クルーが帰還する予定だった。しかし、MS-22ソユーズのトラブルのため、MS-23クルーは3月のISS搭乗を見送り、使用する予定だったMS-23ソユーズは急遽MS-22クルーの帰還用代替機として、予定を早めて2月中に打ち上げられることになった。そのうち上げが先日行われ、日曜朝に到着したわけだ。
これでMS-22クルーは安全に帰還できるメドが立ったわけだが、残念ながら交代のクルーが来ていないため、次のソユーズが打ち上げられる9月まで滞在は延長されることが決まっている。またMS-22ソユーズは、3月下旬に無人でISSを離れ、カザフスタンの砂漠に無人で着陸させたのち、トラブルの原因調査が行われる予定だ。
ドッキングしているMS-22ソユーズは、昨年末の冷却水漏れの原因を、ラジエーターに微小な隕石が衝突したためとの見解をRoscosmosが発表し、NASAもそれを受け入れた。しかしISSでは2月11日にも、ロシアのプログレス82補給船も冷却水漏れを起こしている。これに関してRoscosmosは、やはり外部からの影響が原因との見解を述べているものの、NASAは評価を進めている最中だと、今回のソユーズのドッキング成功から数時間後に行われた会見でコメントしていた。
なおこの会見は、2月27日20時45分(日本時間)に予定される、Crew-6ミッションに関するもの。このミッションでは、SpaceXのCrew Dragonに4人の飛行士が搭乗してISSに向かう予定だ。そして入れ替わりに、日本の若田光一氏を含むCrew-5ミッションの飛行士4名が帰還する段取りになっている。
Source: NASA
via: SpaceNews, Space.com