ガジェット最新S9チップで処理能力が向上
「Apple Watch Series 9」発表。人差し指と親指のダブルタップで片手操作も可能に
Appleは、最新S9 SiP搭載のスマートウォッチ「Apple Watch Series 9」を発表した。本日より注文可能で、9月22日より発売開始する。価格はGPSモデルが59,800円(税込)から、GPS+セルラーモデルが75,800円(税込)から。
Apple Watch Series 9では、新たな「S9 SiP(System in Package)」のカスタム Appleシリコンを搭載。S9 SiPではこれまでよりも強力になり、パフォーマンスと機能を大幅に向上させたという。
内部を再設計し、CPUはSeries 8よりも60%多い56億ものトランジスタを搭載。GPUは30%高速化した。最新OSとなる「watchOS 10」と緊密に連携することで、高精度な機能を実現、アニメーションやエフェクトも滑らかに表示可能とする。
また、4コアNeural Engineを搭載し、機械学習のタスク処理速度が最大2倍にスピードアップ。これにより、Siriへの音声入力はSeries 8と比較して最大25%正確になったとのこと。
ジェスチャーコントロールに新機能として「ダブルタップ」を追加。Apple Watchを装着した側の手の人差し指と親指を2回タップすることで、ディスプレイに触れることなく操作できるというもの。10月のソフトウェア アップデートで利用可能となる。
ダブルタップはアプリの主ボタンを制御するジェスチャーとなり、着信応答/終話、タイマーの停止、音楽の再生/一時停止、アラームのスヌーズなどが使用可能となる。文字盤からスマートタックを開くこともでき、再度ダブルタップすると、デジタルクラウンを回すようにスクロールもできる。
これはNeural Engineによって実現される機能の一つで、加速度計、ジャイロスコープ、光学式心臓センサーからのデータを新しい機械学習アルゴリズムで処理し、人差し指と親指でダブルタップしたときの手首の小さな動きと血流の変化に起きる特有の特徴を検出することでジェスチャーを把握するという。
S9 SiPの電力効率と高度なディスプレイ アーキテクチャにより、搭載する常時表示Retinaディスプレイの画面輝度は、最大2,000ニトと明るい表示を実現。Series 8比較で2倍となる。また映画館など暗い環境下では最小1ニトまで輝度が下がるとのこと。なおバッテリー持続時間は18時間。
このほか、デバイス上でSiriへのリクエストが処理可能となり、安全かつスピーディーな音声操作が可能に。またSiriを介した健康データへのアクセスや音声入力によるデータ記録もできるようになるという。同機能は年末までに英語と中国語で利用可能になる見込みで、以降より多くの言語に対応予定とのこと。
Apple Watch Series 9では新しい第二世代の超広帯域無線(UWB)チップを搭載。同チップを搭載したiPhoneであれば、見つける機能の精度がより向上し、より正確な位置を把握可能となる。実際に機能を使うと、iPhoneへの距離と方向が表示され、触覚フィードバックと音声で位置を知らせてくれる。
同チップにより、HomePodとの連携も強化。近づくとHomePodが再生中であれば再生や停止などの操作を、何も再生されていない状態であれば、スマートスタック上部に音楽再生やポッドキャストなどの提案が自動的に表示される。
このほかwatchOS 10の搭載により、様々な機能アップデートが図られている。文字盤には新たに「パレット」「スヌーピー」を追加し、時間の変化や地域の天気に反応して動きのある文字盤表示を提供する。
アクティビティではサイクリングモードが進化。パワーメーター、スピードセンサー、ケイデンスセンサーなどBluetooth対応のサイクリングアクセサリに自動的に接続でき、新しい指標やワークアウト表示が利用可能となる。また、ライブアクティビティとして自動的にiPhoneに表示され、タップすると全画面表示となる。
コンパスアプリでは新しいコンパスウェイポイントとマップの機能を追加。「モバイル通信に接続できる最後の地点のウェイポイント」「緊急電話に発信できる最後の地点のウェイポイント」の2つを自動生成できるようになり、Appleマップでの新しい地形図表示する機能が米国よりスタートする。
ヘルスケア機能では、心の状態を記録しメンタルをサポートする「マインドフルネスアプリ」を追加。また環境光センサーを用いて日光の下で過ごした時間を測定する新機能も加わり、近視リスクの軽減にも役立つとしている。なお、watchOS 10は9月19日より、Apple Watch Series 4以降を対象に提供開始される。
サイズは41mmと45mm。カラーバリエーションは、アルミニウムモデルが、ミッドナイト/スターライト/シルバー/(PRODUCT)REDと、新色ピンクの5色、チタニウムモデルがゴールド/シルバー/グラファイトの3色。
また、アルミニウムモデル、かつ再生繊維の使用率を82%に高めた新しいスポーツループバンドを組み合わせることで、Apple史上初のカーボンニュートラル製品になるとアピール。「2030年までにすべての製品をカーボンニュートラルにする」という目標に大きく近づいたことを強調した。
製品パッケージは100パーセント繊維ベース、かつ小型化を追求して再設計され、製品にも再生素材を多用。ケースはアルミニウムが100%再生素材、内部も再生された金、スズ、銅、タングステンなどが用いられる。さらに今回バッテリーに初めて100%再生コバルトを採用したとのこと。
加えて、電力や輸送における排出量も削減し、カーボンフットプリントを78%削減。残った22%分は、自然に根ざしたプロジェクトによる質の高いカーボンクレジットで相殺することで、実態としてカーボンニュートラルを実現したという。
このほか、バンドには新たにファインウーブンを導入。68%が再生素材で作られた耐久性に優れるモデルで、レザーと比べ炭素排出を大幅に削減可能な一方、質感は光沢感を持ち、スエードのような柔らかな感触を実現しているとのこと。また今後Appleは、新製品において、バンドを含むすべての製品でレザーの使用廃止を宣言した。
また、NikeとHermèsとのコラボレーションも継続。両社とも、より環境に配慮したバンドコレクションを新たに登場させる。
Apple Watch Hermèsの筐体は、シルバーとスペースブラックのステンレススチールモデルとし、新たなオリジナルバンドを導入。2つのデザインのウーブントラップに、初のニット素材ストラップと、成形ラバーのスポーティーモデルの4つをラインナップし、複数カラーで展開する。またオリジナルの文字盤「Hermèsラジアル」を搭載。クラシックな文字盤を現代風アレンジしたという。
Nikeは、32%以上を再生フルオロエラストマーとし、余剰バンドから作られるカラフルなフレーク状の素材を活用したランダムな模様が特徴的なスポーツバンドを新採用。Nikeスポーツループには、過去のシーズンで使用した原糸を再利用してデザインしている。新しい文字盤「Nikeグローブ」も提供、1秒ごとの経過とともに地球の経線が光る仕様となっている。
Apple Watch Series 9では、新たな「S9 SiP(System in Package)」のカスタム Appleシリコンを搭載。S9 SiPではこれまでよりも強力になり、パフォーマンスと機能を大幅に向上させたという。
内部を再設計し、CPUはSeries 8よりも60%多い56億ものトランジスタを搭載。GPUは30%高速化した。最新OSとなる「watchOS 10」と緊密に連携することで、高精度な機能を実現、アニメーションやエフェクトも滑らかに表示可能とする。
また、4コアNeural Engineを搭載し、機械学習のタスク処理速度が最大2倍にスピードアップ。これにより、Siriへの音声入力はSeries 8と比較して最大25%正確になったとのこと。
ジェスチャーコントロールに新機能として「ダブルタップ」を追加。Apple Watchを装着した側の手の人差し指と親指を2回タップすることで、ディスプレイに触れることなく操作できるというもの。10月のソフトウェア アップデートで利用可能となる。
ダブルタップはアプリの主ボタンを制御するジェスチャーとなり、着信応答/終話、タイマーの停止、音楽の再生/一時停止、アラームのスヌーズなどが使用可能となる。文字盤からスマートタックを開くこともでき、再度ダブルタップすると、デジタルクラウンを回すようにスクロールもできる。
これはNeural Engineによって実現される機能の一つで、加速度計、ジャイロスコープ、光学式心臓センサーからのデータを新しい機械学習アルゴリズムで処理し、人差し指と親指でダブルタップしたときの手首の小さな動きと血流の変化に起きる特有の特徴を検出することでジェスチャーを把握するという。
S9 SiPの電力効率と高度なディスプレイ アーキテクチャにより、搭載する常時表示Retinaディスプレイの画面輝度は、最大2,000ニトと明るい表示を実現。Series 8比較で2倍となる。また映画館など暗い環境下では最小1ニトまで輝度が下がるとのこと。なおバッテリー持続時間は18時間。
このほか、デバイス上でSiriへのリクエストが処理可能となり、安全かつスピーディーな音声操作が可能に。またSiriを介した健康データへのアクセスや音声入力によるデータ記録もできるようになるという。同機能は年末までに英語と中国語で利用可能になる見込みで、以降より多くの言語に対応予定とのこと。
Apple Watch Series 9では新しい第二世代の超広帯域無線(UWB)チップを搭載。同チップを搭載したiPhoneであれば、見つける機能の精度がより向上し、より正確な位置を把握可能となる。実際に機能を使うと、iPhoneへの距離と方向が表示され、触覚フィードバックと音声で位置を知らせてくれる。
同チップにより、HomePodとの連携も強化。近づくとHomePodが再生中であれば再生や停止などの操作を、何も再生されていない状態であれば、スマートスタック上部に音楽再生やポッドキャストなどの提案が自動的に表示される。
このほかwatchOS 10の搭載により、様々な機能アップデートが図られている。文字盤には新たに「パレット」「スヌーピー」を追加し、時間の変化や地域の天気に反応して動きのある文字盤表示を提供する。
アクティビティではサイクリングモードが進化。パワーメーター、スピードセンサー、ケイデンスセンサーなどBluetooth対応のサイクリングアクセサリに自動的に接続でき、新しい指標やワークアウト表示が利用可能となる。また、ライブアクティビティとして自動的にiPhoneに表示され、タップすると全画面表示となる。
コンパスアプリでは新しいコンパスウェイポイントとマップの機能を追加。「モバイル通信に接続できる最後の地点のウェイポイント」「緊急電話に発信できる最後の地点のウェイポイント」の2つを自動生成できるようになり、Appleマップでの新しい地形図表示する機能が米国よりスタートする。
ヘルスケア機能では、心の状態を記録しメンタルをサポートする「マインドフルネスアプリ」を追加。また環境光センサーを用いて日光の下で過ごした時間を測定する新機能も加わり、近視リスクの軽減にも役立つとしている。なお、watchOS 10は9月19日より、Apple Watch Series 4以降を対象に提供開始される。
サイズは41mmと45mm。カラーバリエーションは、アルミニウムモデルが、ミッドナイト/スターライト/シルバー/(PRODUCT)REDと、新色ピンクの5色、チタニウムモデルがゴールド/シルバー/グラファイトの3色。
また、アルミニウムモデル、かつ再生繊維の使用率を82%に高めた新しいスポーツループバンドを組み合わせることで、Apple史上初のカーボンニュートラル製品になるとアピール。「2030年までにすべての製品をカーボンニュートラルにする」という目標に大きく近づいたことを強調した。
製品パッケージは100パーセント繊維ベース、かつ小型化を追求して再設計され、製品にも再生素材を多用。ケースはアルミニウムが100%再生素材、内部も再生された金、スズ、銅、タングステンなどが用いられる。さらに今回バッテリーに初めて100%再生コバルトを採用したとのこと。
加えて、電力や輸送における排出量も削減し、カーボンフットプリントを78%削減。残った22%分は、自然に根ざしたプロジェクトによる質の高いカーボンクレジットで相殺することで、実態としてカーボンニュートラルを実現したという。
このほか、バンドには新たにファインウーブンを導入。68%が再生素材で作られた耐久性に優れるモデルで、レザーと比べ炭素排出を大幅に削減可能な一方、質感は光沢感を持ち、スエードのような柔らかな感触を実現しているとのこと。また今後Appleは、新製品において、バンドを含むすべての製品でレザーの使用廃止を宣言した。
また、NikeとHermèsとのコラボレーションも継続。両社とも、より環境に配慮したバンドコレクションを新たに登場させる。
Apple Watch Hermèsの筐体は、シルバーとスペースブラックのステンレススチールモデルとし、新たなオリジナルバンドを導入。2つのデザインのウーブントラップに、初のニット素材ストラップと、成形ラバーのスポーティーモデルの4つをラインナップし、複数カラーで展開する。またオリジナルの文字盤「Hermèsラジアル」を搭載。クラシックな文字盤を現代風アレンジしたという。
Nikeは、32%以上を再生フルオロエラストマーとし、余剰バンドから作られるカラフルなフレーク状の素材を活用したランダムな模様が特徴的なスポーツバンドを新採用。Nikeスポーツループには、過去のシーズンで使用した原糸を再利用してデザインしている。新しい文字盤「Nikeグローブ」も提供、1秒ごとの経過とともに地球の経線が光る仕様となっている。