IFAのもうひとつの魅力、白物家電
<IFA>充実のホームアプライアンス・ゾーン − キッチン家電メーカーのKENWOODも登場
世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショウであるIFA。当サイトで速報しているニュースだけだとオーディオ&ビジュアルのみのショウだと思われがちかもしれないが、実は白物家電の展示も、世界で類を見ないほどの大きな規模を誇っている。
展示している製品を眺めるとヨーロッパならではの生活環境が感じとれるうえ、洗練されたデザインの製品も多く、一日見て回っても飽きないほど充実している。また、ブースを見ていると日本ではお馴染みのブランドが、ここヨーロッパでは総合家電メーカーとして高い認知を得ていることが分かったりと、非常に面白い。
●日本でもその名を知られる企業の本当の姿
例えば、日本では電動ドライバーなどの工具や、自動車のパーツなどで知られるBOSCHである。とても重厚で、クラフトマンしか受け付けないような硬派なイメージを持っている方も多いと思うが、実は冷蔵庫から洗濯機、コーヒーメーカーやレンジまで手がけている。
特に冷蔵庫のラインアップは興味深い。日本でのイメージのまま捉えるとどうしても無骨な印象を受けてしまうが、なんと赤、黄色、オレンジ、水色といった実にポップなカラーの冷蔵庫を発売しているのだ。さらには、ラグジュアリーな外観を醸しだすガラストップのドアを採用した冷蔵後も用意するなど、現地ではおしゃれな家電ブランドとしてのイメージが強いようである。
もう一つ、ドイツの家電を語る上で忘れてはいけないのがSIEMENSだ。日本では一般ユーザーが手にできるのは補聴器のみで、そのほか医療機関用のシステムや鉄道におけるレールシステムなどを手がけている。このSIEMENSも、ドイツでは白物家電を多数展示しており、多くの来場者を集めているのだ。
基本的な製品ラインアップは冷蔵庫や洗濯機、掃除機からトースターや電気ケトルなど、日常の生活に欠かせないものばかり。このように日本で確実な知名度を持っている企業でも、一歩海外に出ると、全く違った企業の顔を見せるのはなんとも興味深い。
また、キッチン周りの製品やアイロンなどを手がけるデロンギもまた違った印象の企業のようだ。日本ではコーヒーメーカーやオイルヒーター、アイロンなどが知られているが、ヨーロッパではなんと掃除機や空気清浄機のラインアップを用意している。掃除機はスティック型とサイクロン式、そして紙パック式といったあらゆる型式を用意しているほか、空気清浄機も部屋の広さに合わせてラインアップを揃えるなど、かなり本格的な展開となっている。
●キッチン関連製品の人気ブランド、英ケンウッド
ケンウッドと聞くと、当サイトをご覧の皆様のほとんどが、オーディオ&ビジュアル製品を多く手がける日本のケンウッドを思い浮かべるだろう。しかし、ヨーロッパではもうひとつ、極めてメジャーな存在のケンウッドが存在する。それがイギリスのキッチン家電メーカーのKENWOODだ。
日本ではほとんど知られていないかもしれないが、実は60年以上の歴史を誇る老舗キッチン家電メーカーで、前述のデロンギとパートナーシップを結んだ製品開発なども有名だ。実は日本でデロンギブランドの名で発売され、高い人気を博している人気シリーズ「kMIX」は、KENWOODの製品。つまり、日本のなかでも英ケンウッドの製品を愛用している方は少なくないのだ。
英ケンウッドのキッチン家電の特徴はポップなデザインを纏った外観の中に、使いやすさと合理的な機能性を同居させている点。今回のIFAではハンドミキサーやミキサーなどの製品を発表。いずれも同社らしい仕様を誇ったものとなっている。
以上、日本で馴染み深い企業のブースを中心にご紹介したが、実はIFAにはとても周りきれない程の白物家電メーカーがひしめきあっている。最近日本に導入されて話題となっている、家庭で簡単に炭酸水が作れる「sodastream」や、日本ではわまり見かけることができないワインセラー、ビルトイン式のレンジや冷蔵庫など、回っているだけでヨーロッパの生活環境が分かるようで、実に楽しめる内容となっている。
展示している製品を眺めるとヨーロッパならではの生活環境が感じとれるうえ、洗練されたデザインの製品も多く、一日見て回っても飽きないほど充実している。また、ブースを見ていると日本ではお馴染みのブランドが、ここヨーロッパでは総合家電メーカーとして高い認知を得ていることが分かったりと、非常に面白い。
●日本でもその名を知られる企業の本当の姿
例えば、日本では電動ドライバーなどの工具や、自動車のパーツなどで知られるBOSCHである。とても重厚で、クラフトマンしか受け付けないような硬派なイメージを持っている方も多いと思うが、実は冷蔵庫から洗濯機、コーヒーメーカーやレンジまで手がけている。
特に冷蔵庫のラインアップは興味深い。日本でのイメージのまま捉えるとどうしても無骨な印象を受けてしまうが、なんと赤、黄色、オレンジ、水色といった実にポップなカラーの冷蔵庫を発売しているのだ。さらには、ラグジュアリーな外観を醸しだすガラストップのドアを採用した冷蔵後も用意するなど、現地ではおしゃれな家電ブランドとしてのイメージが強いようである。
もう一つ、ドイツの家電を語る上で忘れてはいけないのがSIEMENSだ。日本では一般ユーザーが手にできるのは補聴器のみで、そのほか医療機関用のシステムや鉄道におけるレールシステムなどを手がけている。このSIEMENSも、ドイツでは白物家電を多数展示しており、多くの来場者を集めているのだ。
基本的な製品ラインアップは冷蔵庫や洗濯機、掃除機からトースターや電気ケトルなど、日常の生活に欠かせないものばかり。このように日本で確実な知名度を持っている企業でも、一歩海外に出ると、全く違った企業の顔を見せるのはなんとも興味深い。
また、キッチン周りの製品やアイロンなどを手がけるデロンギもまた違った印象の企業のようだ。日本ではコーヒーメーカーやオイルヒーター、アイロンなどが知られているが、ヨーロッパではなんと掃除機や空気清浄機のラインアップを用意している。掃除機はスティック型とサイクロン式、そして紙パック式といったあらゆる型式を用意しているほか、空気清浄機も部屋の広さに合わせてラインアップを揃えるなど、かなり本格的な展開となっている。
●キッチン関連製品の人気ブランド、英ケンウッド
ケンウッドと聞くと、当サイトをご覧の皆様のほとんどが、オーディオ&ビジュアル製品を多く手がける日本のケンウッドを思い浮かべるだろう。しかし、ヨーロッパではもうひとつ、極めてメジャーな存在のケンウッドが存在する。それがイギリスのキッチン家電メーカーのKENWOODだ。
日本ではほとんど知られていないかもしれないが、実は60年以上の歴史を誇る老舗キッチン家電メーカーで、前述のデロンギとパートナーシップを結んだ製品開発なども有名だ。実は日本でデロンギブランドの名で発売され、高い人気を博している人気シリーズ「kMIX」は、KENWOODの製品。つまり、日本のなかでも英ケンウッドの製品を愛用している方は少なくないのだ。
英ケンウッドのキッチン家電の特徴はポップなデザインを纏った外観の中に、使いやすさと合理的な機能性を同居させている点。今回のIFAではハンドミキサーやミキサーなどの製品を発表。いずれも同社らしい仕様を誇ったものとなっている。
以上、日本で馴染み深い企業のブースを中心にご紹介したが、実はIFAにはとても周りきれない程の白物家電メーカーがひしめきあっている。最近日本に導入されて話題となっている、家庭で簡単に炭酸水が作れる「sodastream」や、日本ではわまり見かけることができないワインセラー、ビルトイン式のレンジや冷蔵庫など、回っているだけでヨーロッパの生活環境が分かるようで、実に楽しめる内容となっている。