売上金額は前年同期比で約10億円減
サウンドスキャン、'13年上半期CD売上データ発表 − アニソン躍進、B'zが売上トップ
アルバム・シングル別でみると、アルバムの売上金額は前年上半期に比べ7.2%落ち込み、シングルは前年同期3.9%の減となった。合計では6.4%のマイナス。
アルバムの平均単価は2,842円で2012年上期に比べ22円上昇、一方シングルは25円ダウン。オーディオソフト全体の平均単価は2,253円で前年より28円のダウン。アルバムはベスト盤2〜3CD構成やDVD付が増加し、高価格化商品の発売手法が定着した結果と思われるという。
■クラシックは5.1%増、アニメ関連は躍進
売上金額の邦楽・洋楽の比率は、邦楽83.7%対洋楽16.3%となった。
邦楽は前年同期比4.2%減だったが、アニメ関連の大枠市場を比較すると、金額ベースでの構成比ではアルバムが2012年上期13.4%だったものが、2013年上期15.6%に拡大。シングルも前年18.3%だったものに対し今期20.9%と全体の5分の1強へ拡大しており、この市場は大きく躍進した。
洋楽は前年同期比16.3%減で、内クラシックは同5.1%増。「固定ファンに支えられ頑張っているのが現状」だという。クラシック界からは佐村河内守も話題を集めた。一方、主力であるロック&ポップスは洋楽扱いのK-POPの人気に陰りが出始め、その影響で洋楽全体が落ち込んでいる。
メーカー別シェアでは、オーディオの総合と邦楽アルバムでソニーミュージック・グループがトップ。洋楽アルバムではユニバーサルミュージックが、シングルはエイベックス・グループがトップだった。