4K対応Xperiaを積極アピール
【MWC2014】Xperia Z2は「Best of Sony」 - ソニー平井氏/鈴木氏がMWCに登壇
ソニーモバイルはMWC 2014会期初日に同社ブースでプレスカンファレンスを開催。スマートフォン「Xperia Z2」、タブレット「Xperia Z2 Tablet」を”Best of Sony”の製品であると高らかに宣言した。
MWC初日の朝8時半という早い時間からの開催にも関わらず、会場前のソニーブースには多くのジャーナリストが集まり行列を作った。ソニーが開発中の「スマートウェア」が今回のMWCで正式に発表されることは1月のCES(関連ニュース)の時点から発表されていたので、この端末に期待を寄せるジャーナリストたちも多くいたことだろう。加えてXperiaの"次の一手”が明らかにされるのでは、という期待感も高まり、早朝からMWCのソニーブースが熱気に包まれた。
はじめにステージに登ったのはソニー・モバイル鈴木国正社長。鈴木氏は冒頭、「昨年のMWCでは"2013年はソニー・モバイルのブレークスルーイヤーにする”とお伝えした。Xperia Z1を発売し、プレミアムクラスのXperiaファミリーをラインナップして成功を収めた成果をご覧いただければ、まさにその通りになったということを皆さんも同意してくれるだろう」と壇上で胸を張った。
「2014年は"BIGGER, BETTER, BOLDER”(より大きく・上質に・強く”)」がソニーモバイルのスローガンと鈴木氏は説明。特に「プレミアムスマートフォン」と「スマートウェア」に注力することを強調し、別記事でお伝えした「Xperia Z2」、「SmartBand SWR10」をステージで発表した。
「SmartBand SWR10」は3月から世界各国で販売を開始する。日本での発売時期や価格について、プレゼンテーションの中で言及されることはなかったが、正統進化のフラグシップスマートフォンである「Xperia Z2」とともに、日本で発売されるタイミングはそう遠くないはずだ。
"SmartBand”は発売当初はブラックの1色展開だが、順次カラーバリエーションが追加されていく。ソニーモバイルのブースにはライムグリーンやピンク、パープルなどZ1/Z1 fのカラバリに合わせたバンドも展示されていた。FIFAワールドカップサッカーの公式スポンサーであるソニーらしく、カナリアイエローとグリーンの"ブラジルカラー”を配色した「2014 FIFA World Cup edition」の発売も予定されているようだ。またファッションブランドとコラボした、スタイリッシュなバンドの開発も進められている。
スマートウォッチは専用アプリ「Lifelog」と対を成すプロダクトだ。カンファレンスのステージでは「Lifelog」アプリの簡易なデモンストレーションが行われたが、短い時間に一見しただけでは、その仕組みやサービスの魅力がすぐには伝わらないのだろう。カンファレンス後、ブース展示に集まって実機を体験したジャーナリストたちから「Lifelog」の多機能性と、洗練されたアプリに対する感嘆の声が上がり、実機展示は多くの来場者の注目を集めていた。
ソニーでは「CORE」を中心としたウェアラブルアクセサリ向けのアプリ開発をサポートする「Smart Extension API」の公開をスタートしている。今後サードパーティーとの協業によるエコシステムを整え、様々なアプリが開発されることを期待したい。
またソニーは、ブースに「CORE」を内蔵した"ウェアラブルカメラ”のプロトタイプを展示するなど、今後も「CORE」の可能性を積極的に探っていく姿勢をアピールした。
プレミアム・フラグシップの「Xperia Z2」について、鈴木氏はスピーチの中で「本体サイズをそのままに、画面サイズを大型化」した点や、「Xperiaシリーズで初めてデジタルNC技術を搭載」した点を言及。これらがすべて、ソニーの開発資産とエンジニアリングのノウハウのたまものであることを、来場者に向け、改めて強くアピールした。
4K動画撮影に対応した点について鈴木氏は、「ソニーは4Kを積極的に推し進めている。4Kを軸としたプロダクトチェーンにおいて、Xperiaも例外ではないことがZ2の登場でわかっていただけたと思う。スマートフォンの価値を再定義していく、大きな一歩となる高価値機能だ」と位置づけた。
会場にはソニーの4Kへの取り組みをアピールするため、一見するとモバイルの展示会であるMWCには似つかわしくないように思える4Kブラビアの展示も行った。4K対応Xperiaの実力を披露するための展示のはずが、テレビ自体に興味を持ち、展示スタッフに詳細を訊ねるジャーナリストが多くいたことは興味深い。
カンファレンスにはソニーの平井社長も登壇し、新製品の魅力を説いた。平井氏はスピーチの中で「Xperiaの洗練された新製品とユーザーエクスペリエンスに、私も"WOW”と言わざるを得なかった。これこそ私が今年のCESで伝えてきた、ソニーのものづくりのコンセプトである『感動』を体現している製品だと思う。各製品にはソニーが長年培ってきた技術とエンジニアリングのノウハウが詰まっている」とコメントし、出来映えに自信を見せた。
「特にプレミアムモデルのXperia Z2、Xperia Z2 Tabletは、私が強調してきた”One Sony”の精神が結実したものだ。ソニー独自のディスプレイ、カメラ、オーディオの先進技術に横串をさして完成したプレミアムプロダクト。コンテンツ系の各サービスとも連携しながら、”Best of SONY”と呼ぶにふさわしい製品を、手のひらに収まるコンパクトサイズで実現したことは、ソニーのチーム連携による成果に他ならない」と、平井氏は壇上から新製品をアピールした。
鈴木氏からは発表会の「One More Thing」として、ソニーのミュージックグループとの連携についての紹介が行われた。今後の「Xperia Z2」のプロモーションに、マイケル・ジャクソンの楽曲『Slave to the Rythm』が使用されるという内容だ。カンファレンスのステージではプロモーションムービーのプレミア上映が行われた。今後このムービーは、ソニーのプロモーションWebサイトやテレビCMなどで公開することを予定しているという。
MWC初日の朝8時半という早い時間からの開催にも関わらず、会場前のソニーブースには多くのジャーナリストが集まり行列を作った。ソニーが開発中の「スマートウェア」が今回のMWCで正式に発表されることは1月のCES(関連ニュース)の時点から発表されていたので、この端末に期待を寄せるジャーナリストたちも多くいたことだろう。加えてXperiaの"次の一手”が明らかにされるのでは、という期待感も高まり、早朝からMWCのソニーブースが熱気に包まれた。
はじめにステージに登ったのはソニー・モバイル鈴木国正社長。鈴木氏は冒頭、「昨年のMWCでは"2013年はソニー・モバイルのブレークスルーイヤーにする”とお伝えした。Xperia Z1を発売し、プレミアムクラスのXperiaファミリーをラインナップして成功を収めた成果をご覧いただければ、まさにその通りになったということを皆さんも同意してくれるだろう」と壇上で胸を張った。
「2014年は"BIGGER, BETTER, BOLDER”(より大きく・上質に・強く”)」がソニーモバイルのスローガンと鈴木氏は説明。特に「プレミアムスマートフォン」と「スマートウェア」に注力することを強調し、別記事でお伝えした「Xperia Z2」、「SmartBand SWR10」をステージで発表した。
「SmartBand SWR10」は3月から世界各国で販売を開始する。日本での発売時期や価格について、プレゼンテーションの中で言及されることはなかったが、正統進化のフラグシップスマートフォンである「Xperia Z2」とともに、日本で発売されるタイミングはそう遠くないはずだ。
"SmartBand”は発売当初はブラックの1色展開だが、順次カラーバリエーションが追加されていく。ソニーモバイルのブースにはライムグリーンやピンク、パープルなどZ1/Z1 fのカラバリに合わせたバンドも展示されていた。FIFAワールドカップサッカーの公式スポンサーであるソニーらしく、カナリアイエローとグリーンの"ブラジルカラー”を配色した「2014 FIFA World Cup edition」の発売も予定されているようだ。またファッションブランドとコラボした、スタイリッシュなバンドの開発も進められている。
スマートウォッチは専用アプリ「Lifelog」と対を成すプロダクトだ。カンファレンスのステージでは「Lifelog」アプリの簡易なデモンストレーションが行われたが、短い時間に一見しただけでは、その仕組みやサービスの魅力がすぐには伝わらないのだろう。カンファレンス後、ブース展示に集まって実機を体験したジャーナリストたちから「Lifelog」の多機能性と、洗練されたアプリに対する感嘆の声が上がり、実機展示は多くの来場者の注目を集めていた。
ソニーでは「CORE」を中心としたウェアラブルアクセサリ向けのアプリ開発をサポートする「Smart Extension API」の公開をスタートしている。今後サードパーティーとの協業によるエコシステムを整え、様々なアプリが開発されることを期待したい。
またソニーは、ブースに「CORE」を内蔵した"ウェアラブルカメラ”のプロトタイプを展示するなど、今後も「CORE」の可能性を積極的に探っていく姿勢をアピールした。
プレミアム・フラグシップの「Xperia Z2」について、鈴木氏はスピーチの中で「本体サイズをそのままに、画面サイズを大型化」した点や、「Xperiaシリーズで初めてデジタルNC技術を搭載」した点を言及。これらがすべて、ソニーの開発資産とエンジニアリングのノウハウのたまものであることを、来場者に向け、改めて強くアピールした。
4K動画撮影に対応した点について鈴木氏は、「ソニーは4Kを積極的に推し進めている。4Kを軸としたプロダクトチェーンにおいて、Xperiaも例外ではないことがZ2の登場でわかっていただけたと思う。スマートフォンの価値を再定義していく、大きな一歩となる高価値機能だ」と位置づけた。
会場にはソニーの4Kへの取り組みをアピールするため、一見するとモバイルの展示会であるMWCには似つかわしくないように思える4Kブラビアの展示も行った。4K対応Xperiaの実力を披露するための展示のはずが、テレビ自体に興味を持ち、展示スタッフに詳細を訊ねるジャーナリストが多くいたことは興味深い。
カンファレンスにはソニーの平井社長も登壇し、新製品の魅力を説いた。平井氏はスピーチの中で「Xperiaの洗練された新製品とユーザーエクスペリエンスに、私も"WOW”と言わざるを得なかった。これこそ私が今年のCESで伝えてきた、ソニーのものづくりのコンセプトである『感動』を体現している製品だと思う。各製品にはソニーが長年培ってきた技術とエンジニアリングのノウハウが詰まっている」とコメントし、出来映えに自信を見せた。
「特にプレミアムモデルのXperia Z2、Xperia Z2 Tabletは、私が強調してきた”One Sony”の精神が結実したものだ。ソニー独自のディスプレイ、カメラ、オーディオの先進技術に横串をさして完成したプレミアムプロダクト。コンテンツ系の各サービスとも連携しながら、”Best of SONY”と呼ぶにふさわしい製品を、手のひらに収まるコンパクトサイズで実現したことは、ソニーのチーム連携による成果に他ならない」と、平井氏は壇上から新製品をアピールした。
鈴木氏からは発表会の「One More Thing」として、ソニーのミュージックグループとの連携についての紹介が行われた。今後の「Xperia Z2」のプロモーションに、マイケル・ジャクソンの楽曲『Slave to the Rythm』が使用されるという内容だ。カンファレンスのステージではプロモーションムービーのプレミア上映が行われた。今後このムービーは、ソニーのプロモーションWebサイトやテレビCMなどで公開することを予定しているという。