「前モデルの不満をすべてクリアした」
マイクロソフト、12インチタブレット「Surface Pro 3」を7月17日に日本発売
日本マイクロソフト(株)は、12インチタブレット「Surface Pro 3」を7月17日に日本で発売すると発表した。本日、都内で発表会が行われ、同社 代表執行役 社長の樋口泰之氏らが出席した。
Surface Pro 3は、Surface Pro 2の後継機。すでに北米モデルが発表されていたが、その日本投入が発表された格好だ。「現行のPro 2は厚い、重い、画面も小さいという声があったが、それらをすべてクリアするデバイス。本当に満を持して投入するモデルがSurface Pro 3だ」(樋口氏)。
樋口氏によると、2014年第1四半期の、7〜11.6インチタブレットのうち、Windowsタブレットは約30.5%のシェアを獲得したという。「かなりシェアが伸びてきたが、今回のSurface Pro 3投入でさらに上げていきたい」と意気込む。
Surface Pro 3は一般向けモデルと法人向けモデルの2種類が用意されており、一般向けモデルは5種類のラインナップを揃える。また、一般向けモデルの予約は6月3日からMicrosoft Storeで開始する。
一般向けモデルのハードとアクセサリーは、エディオン、100満ボルト、ケーズホールディングス、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラとMicrosoft Storeで販売する。一般向けモデルの構成と参考価格、発売時期は以下の通り。
・Core i3/4GB/64GB … 91,800円(税抜) 8月発売
・Core i5/4GB/128GB … 111,800円(税抜) 7月17日発売
・Core i5/8GB/256GB … 139,800円(税抜) 7月17日発売
・Core i7/8GB/256GB … 164,800円(税抜) 7月17日発売
・Core i7/8GB/512GB … 202,800円(税抜) 7月17日発売
なお、キーボードとカバーを兼ねるアクセサリー「Surface Pro タイプ カバー」は別売りで、価格は12,980円(税抜)。ブラック/ブルー/パープル/シアンの4色を用意する。これまでのものより大型化し、キーピッチが広がったほか、タッチパッドも大型化。さらに、キーボード面上部が折れ曲がるヒンジ機構も採り入れ、マグネットでSurface本体に接続する際、キーボードに角度をつけることができる。
本体の画面サイズは12インチで、アスペクト比は3対2。解像度は2,160×1,440ピクセルで、マルチタッチ対応となっている。
OSはWindows 8.1 Pro Update(64ビット)。Surfaceに最適化したOffice Home and Business 2013を搭載している。
筐体は、軽量かつ堅牢なマグネシウム合金で、薄さは9.1mmと、Surface Pro 2の13.5mmに比べ33%の薄型化を実現した。また質量も800gと、Surface Pro 2の907gから約100gの軽量化を可能にした。本体外形寸法は201.3W×292H×9.1Dmm。
筐体の背面には一体型キックスタンドを装備。自由な角度調整が可能で、150度までの調整が行える。
そのほか、カメラは前面と背面ともに5メガピクセルで、1080p HDのカメラを採用。フルサイズのUSB 3.0端子を1端子装備するほか、microSDカードリーダーも搭載している。またMini DisplayPortも備えている。
バッテリー持続時間は、ウェブ閲覧時で最大9時間。さらなる省電力設計により、長時間のバッテリー寿命を実現した。
ペンはSurface Pen(Surface Pro 3専用モデル)で、アルミを全面採用。256段階の筆圧感知も行える。1回ノックするとOneNoteが起動し、2回ノックすると画面キャプチャーを行う。
■「タブレットが欲しいがノートPCが必要」というジレンマを解決
発表会には、米本社からジェネラルマネージャー Surface & Windows Hardware セールス&マーケティング担当のブライアン・ホール氏が出席した。
ホール氏は「ただコンテンツを消費するだけでなく、作り出す人たちのためにもタブレットを作りたかった」と開発の背景を説明し、「タブレットが欲しいが、生産性のためにノートパソコンが必要というジレンマを抱えているお客様は多い。Surface Pro 3ではそういったジレンマを解決できる」とした。
また、「経営幹部からも、お客様からも、タブレットでラップトップを置き換えられるのか、という声を頂いていた。Pro 2ではかなり躍進したが、まだまだの部分もあった。今回のPro 3には自信を持っている」と述べた。
付属アプリについては、日本マイクロソフト(株)業務執行役員 Windows本部 本部長の藤本恭史氏が説明した。
藤本氏は、Surface Pro 3にOfficeとMetamMoji「Note Anytime」が付属すると紹介。OfficeについてはSurfaceに最適化されており、Surface Penと指を自動判別することをアピール。たとえばPowerPointの場合、指でスワイプするとスライドをスクロール、Penでなぞるとメモを取るというように、デバイスによって自動的に動作が切り替わることを紹介した。
Note Anytimeは手書きメモを取れるノートアプリで、iOS版やAndroid版も人気となっている。手書きメモはすべてベクトルデータとなっており、書いた後で自由に拡大縮小、回転などが行える点が特徴で、藤本氏は実際の画面を見せながら、「生産性を高められるツールだ」とその魅力を強調していた。
なお、発表会の終盤には、Surface Pro 3の軽量性をユーモラスに紹介するデモも行った。大きな秤が用意され、片側にタイプカバーを装着したSurface Pro 3を置き、もう片側にMacBook Proをセット。もちろんSurface Pro 3の方が軽いため、MacBook Proの方が下になり、びくとも動かない。ホール氏は「じゃあほかのものも置いてみよう」と良いながら、Surface PenやSurface向けの電源アダプター、マウスなどを次々に重ねていく。それでもSurface Pro 3はピクリとも動かない。最後にはリンゴを Surfaceの上に置くが、それでも秤は動かず、Surfaceの軽量さを強調した。
【問い合わせ先】
マイクロソフト
カスタマーインフォメーションセンター
TEL/0120-41-6755
Surface Pro 3は、Surface Pro 2の後継機。すでに北米モデルが発表されていたが、その日本投入が発表された格好だ。「現行のPro 2は厚い、重い、画面も小さいという声があったが、それらをすべてクリアするデバイス。本当に満を持して投入するモデルがSurface Pro 3だ」(樋口氏)。
樋口氏によると、2014年第1四半期の、7〜11.6インチタブレットのうち、Windowsタブレットは約30.5%のシェアを獲得したという。「かなりシェアが伸びてきたが、今回のSurface Pro 3投入でさらに上げていきたい」と意気込む。
Surface Pro 3は一般向けモデルと法人向けモデルの2種類が用意されており、一般向けモデルは5種類のラインナップを揃える。また、一般向けモデルの予約は6月3日からMicrosoft Storeで開始する。
一般向けモデルのハードとアクセサリーは、エディオン、100満ボルト、ケーズホールディングス、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラとMicrosoft Storeで販売する。一般向けモデルの構成と参考価格、発売時期は以下の通り。
・Core i3/4GB/64GB … 91,800円(税抜) 8月発売
・Core i5/4GB/128GB … 111,800円(税抜) 7月17日発売
・Core i5/8GB/256GB … 139,800円(税抜) 7月17日発売
・Core i7/8GB/256GB … 164,800円(税抜) 7月17日発売
・Core i7/8GB/512GB … 202,800円(税抜) 7月17日発売
なお、キーボードとカバーを兼ねるアクセサリー「Surface Pro タイプ カバー」は別売りで、価格は12,980円(税抜)。ブラック/ブルー/パープル/シアンの4色を用意する。これまでのものより大型化し、キーピッチが広がったほか、タッチパッドも大型化。さらに、キーボード面上部が折れ曲がるヒンジ機構も採り入れ、マグネットでSurface本体に接続する際、キーボードに角度をつけることができる。
本体の画面サイズは12インチで、アスペクト比は3対2。解像度は2,160×1,440ピクセルで、マルチタッチ対応となっている。
OSはWindows 8.1 Pro Update(64ビット)。Surfaceに最適化したOffice Home and Business 2013を搭載している。
筐体は、軽量かつ堅牢なマグネシウム合金で、薄さは9.1mmと、Surface Pro 2の13.5mmに比べ33%の薄型化を実現した。また質量も800gと、Surface Pro 2の907gから約100gの軽量化を可能にした。本体外形寸法は201.3W×292H×9.1Dmm。
筐体の背面には一体型キックスタンドを装備。自由な角度調整が可能で、150度までの調整が行える。
そのほか、カメラは前面と背面ともに5メガピクセルで、1080p HDのカメラを採用。フルサイズのUSB 3.0端子を1端子装備するほか、microSDカードリーダーも搭載している。またMini DisplayPortも備えている。
バッテリー持続時間は、ウェブ閲覧時で最大9時間。さらなる省電力設計により、長時間のバッテリー寿命を実現した。
ペンはSurface Pen(Surface Pro 3専用モデル)で、アルミを全面採用。256段階の筆圧感知も行える。1回ノックするとOneNoteが起動し、2回ノックすると画面キャプチャーを行う。
■「タブレットが欲しいがノートPCが必要」というジレンマを解決
発表会には、米本社からジェネラルマネージャー Surface & Windows Hardware セールス&マーケティング担当のブライアン・ホール氏が出席した。
ホール氏は「ただコンテンツを消費するだけでなく、作り出す人たちのためにもタブレットを作りたかった」と開発の背景を説明し、「タブレットが欲しいが、生産性のためにノートパソコンが必要というジレンマを抱えているお客様は多い。Surface Pro 3ではそういったジレンマを解決できる」とした。
また、「経営幹部からも、お客様からも、タブレットでラップトップを置き換えられるのか、という声を頂いていた。Pro 2ではかなり躍進したが、まだまだの部分もあった。今回のPro 3には自信を持っている」と述べた。
付属アプリについては、日本マイクロソフト(株)業務執行役員 Windows本部 本部長の藤本恭史氏が説明した。
藤本氏は、Surface Pro 3にOfficeとMetamMoji「Note Anytime」が付属すると紹介。OfficeについてはSurfaceに最適化されており、Surface Penと指を自動判別することをアピール。たとえばPowerPointの場合、指でスワイプするとスライドをスクロール、Penでなぞるとメモを取るというように、デバイスによって自動的に動作が切り替わることを紹介した。
Note Anytimeは手書きメモを取れるノートアプリで、iOS版やAndroid版も人気となっている。手書きメモはすべてベクトルデータとなっており、書いた後で自由に拡大縮小、回転などが行える点が特徴で、藤本氏は実際の画面を見せながら、「生産性を高められるツールだ」とその魅力を強調していた。
なお、発表会の終盤には、Surface Pro 3の軽量性をユーモラスに紹介するデモも行った。大きな秤が用意され、片側にタイプカバーを装着したSurface Pro 3を置き、もう片側にMacBook Proをセット。もちろんSurface Pro 3の方が軽いため、MacBook Proの方が下になり、びくとも動かない。ホール氏は「じゃあほかのものも置いてみよう」と良いながら、Surface PenやSurface向けの電源アダプター、マウスなどを次々に重ねていく。それでもSurface Pro 3はピクリとも動かない。最後にはリンゴを Surfaceの上に置くが、それでも秤は動かず、Surfaceの軽量さを強調した。
【問い合わせ先】
マイクロソフト
カスタマーインフォメーションセンター
TEL/0120-41-6755